高田みづえ 秋のささやき A Comme Amour

高田みづえナンバーの中には、「外国曲カバー路線」という一連の作品があります。
ロングセラーとなった「潮騒のメロディー Music Box Dancer」を皮切りに、フランク・ミルズ、リチャード・クレイダーマンといったイージーリスニングの名曲や海外で人気のフレンチ・ポップスなどに日本語歌詞を載せた、「カバー曲」とは言え「高田みづえオリジナル」と言ってもいい一連の作品群です。(「潮騒のメロディー」は迫文代さんの同名曲との競作という側面がありますが💦)
この路線は、「私はピアノ」の売り出しと並行して進められていた形跡があり、万万が一「ピアノ」が不発に終った場合の「保険」だったという見解を自分は持っているのですが、その真偽はともかく、この路線を追求していって、ディナーショーなどで外国曲ポップスを原詞で歌う「美人ポップスシンガー」という未来が彼女にはあったのかも知れないと想像することは可能ですよね。実際、コンサートやライブ、歌番組などでは先にアップした「アドロ」を含め、外国曲ポップスやカンツォーネさえも歌って、その類い希な実力を披露していますから、ポテンシャルからすれば十分あり得た未来と言っていいのではないかと思います😅
ファンの皆様は当然知っていることですが、自分自身の確認のため、この路線の楽曲(レコーディングされたもの)のラインナップを書き出してみます。
①潮騒のメロディー Music Box Dancer(1979)
②帰郷(1979)
③秋のささやき A Comme Amour(1980)
④愛しのクリスティーヌ Souvenir D’enfance(1980)
⑤冬物語 Au Jardin D’Alice(1980)
⑥帰郷 The Poet and I(1980 ②と同じ曲ですがよりポップス風にアレンジされています)
⑦傷心 Spanish Coffee(1981)
⑧緑のかがやき Memories of France(1981)
この路線の最高傑作は何かという問いに、「潮騒のメロディー」や「傷心」を抑えて、この「秋のささやき」を選んだ人がいました。原曲はリチャード・クレイダーマンの有名なピアノ曲ですから、ファン以外の人にも知名度の高い人気曲であることは間違いありませんね。「秋」というもの悲しい季節を、悲壮感漂う歌詞とメロディーで表現している楽曲なのですが、今回歌詞をよく読んでみて、実は最初の印象とはかなり違った歌なのではないかと思うようになってきました(^^;)
まずこの曲で歌われている「恋愛」ですが、長い時間をかけて育まれた大人の愛ではなく、実は「ひと夏の砂の城」なんですよね。相手の男は「浮気な夏の嵐」で、どうやら「そっと後ろから近づいて」女の子に声をかけ、ひと夏の間楽しく(激しく)遊んで、夏が終って秋になったら「次の愛を育てている」ようなフットワークの軽いナンパ男のようです。そんな男に「かけ抜け」られて、彼女は「どうして季節はめぐって行くの」などと大げさに深刻ぶった台詞をはいていますが、同時に自分のことを「海へ帰れない人魚のよう」などとあざとくメルヘンチックに例えていますから、実は口で言うほど深刻なダメージを受けているわけではないような気がします。その流れで行けば、ラストの「どうして愛は死んでしまうの」という悲壮感満点の台詞も、その実は「どうして夏休みは終ってしまうの」程度の意味しかないんじゃないかと思うようになってきました。子どもの頃は、「今日で夏休みが終り」なんて日は、特に宿題が終っていなかったりすると、まさに「この世の終り」みたいな悲壮感に包まれたものですよね😅
「秋のささやき」について、それこそ悲壮感漂う歌詞やメロディーを重く感じていた時もあったんですが、今回歌詞を改めて読み直してみて、もちろん邪道ヲタの勝手な解釈ではありますが、この歌のまた違った面を見るような気持ちになりましたね。原曲はみづえちゃんと西城秀樹さんのコントのBGMとしても使われていました。実はこの曲のちょっと「大げさなほど悲壮な」曲調は、意外にもコントや「お笑い」と相性が良かったのかも知れませんね(;^ω^)
#高田みづえ

2件のコメント

  1. S☆Jさん、こんにちは!

    最近は秋の季節感があまり感じないの
    ですが…😢
    せめて曲だけでも秋を感じたいですね〜
    最近天気が良くないですが、体調には
    気をつけて下さいね〜😊

Leave A Reply