@Tomohiko-fc3bf on 2025.10.23 22:50 三重県(みえけん)コボシ石(いし)紀伊半島(きいはんとう)や伊勢湾(いせわん)周辺(しゅうへん)の土地(とち)では、河童(かっぱ)の類(たぐい)のことをコボシ(小法師)などとよぶことがある。尻(しり)を狙(ねら)うからシリコボシ、甲羅(こうら)があるからコウラボシなどと、よび名(な)は様々(さまざま)にあるようだ。その昔(むかし)、志摩(しま)町(まち)越賀の川(かわ)にコボシがすんでいて、 用賀(ようが)、賀正(がしょう)→賀 あるとき、殿様(とのさま)が乗(の)った馬(うま)に悪戯(いたずら)をし、馬(うま)に蹴(け)られて大切(たいせつ)な頭(あたま)の皿(さら)を壊(こわ)されてしまった。皿(さら)が壊(こわ)れると川(かわ)に帰(かえ)れなくなるようで、仕方(しかた)なくコボシはおさんという女(おんな)に化(ば)け、近(ちか)くの善門寺で働(はたら)くことにした。
@Tomohiko-fc3bf on 2025.10.23 23:00 しばらくしたころ、善門寺の住職(じゅうしょく)はおさんが人間(にんげん)ではないことを見抜(みぬ)き、問(と)い詰(つ)めてみた。するとコボシは正体(しょうたい)を明(あ)かし、皿(さら)を治(なお)して水(みず)を入(い)れてくれるよう懇願(こんがん)した。住職は「その代(か)わり、今後(こんご)、越賀の者(もの)に悪(わる)さをしないと誓(ちか)えるか」といって、誓(ちか)いの証拠(しょうこ)となるものを求(もと)めた。するとコボシは海岸(かいがん)から大(おお)きな石(いし)を二(ふた)つ運(はこ)んで来(き)て、「この石(いし)が朽(く)ちるまで、悪(わる)さをしません」といった。住職(じゅうしょく)はそれが嘘(うそ)ではないことを信(しん)じ、コボシの皿(さら)を治(なお)してやったという。このときの石(いし)のひとつは善門寺境内(けいだい)に、もうひとつは中(なか)の浜(はま)の北東(ほくとう)の堤防(ていぼう)の上(うえ)に今(いま)でも置(お)いてある。 堤防の上にあるコボシ石住所:三重県志摩市(しまし)志摩町(しままち)越賀最寄(もよ)り駅(えき):近鉄(きんてつ)志摩線(しません)鵜(う)方駅
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三重県(みえけん)
コボシ石(いし)
紀伊半島(きいはんとう)や伊勢湾(いせわん)周辺(しゅうへん)の土地(とち)では、河童(かっぱ)の類(たぐい)のことをコボシ(小法師)などとよぶことがある。尻(しり)を狙(ねら)うからシリコボシ、甲羅(こうら)があるからコウラボシなどと、よび名(な)は様々(さまざま)にあるようだ。その昔(むかし)、志摩(しま)町(まち)越賀の川(かわ)にコボシがすんでいて、 用賀(ようが)、賀正(がしょう)→賀 あるとき、殿様(とのさま)が乗(の)った馬(うま)に悪戯(いたずら)をし、馬(うま)に蹴(け)られて大切(たいせつ)な頭(あたま)の皿(さら)を壊(こわ)されてしまった。皿(さら)が壊(こわ)れると川(かわ)に帰(かえ)れなくなるようで、仕方(しかた)なくコボシはおさんという女(おんな)に化(ば)け、近(ちか)くの善門寺で働(はたら)くことにした。
しばらくしたころ、善門寺の住職(じゅうしょく)はおさんが人間(にんげん)ではないことを見抜(みぬ)き、問(と)い詰(つ)めてみた。するとコボシは正体(しょうたい)を明(あ)かし、皿(さら)を治(なお)して水(みず)を入(い)れてくれるよう懇願(こんがん)した。住職は「その代(か)わり、今後(こんご)、越賀の者(もの)に悪(わる)さをしないと誓(ちか)えるか」といって、誓(ちか)いの証拠(しょうこ)となるものを求(もと)めた。するとコボシは海岸(かいがん)から大(おお)きな石(いし)を二(ふた)つ運(はこ)んで来(き)て、「この石(いし)が朽(く)ちるまで、悪(わる)さをしません」といった。住職(じゅうしょく)はそれが嘘(うそ)ではないことを信(しん)じ、コボシの皿(さら)を治(なお)してやったという。このときの石(いし)のひとつは善門寺境内(けいだい)に、もうひとつは中(なか)の浜(はま)の北東(ほくとう)の堤防(ていぼう)の上(うえ)に今(いま)でも置(お)いてある。
堤防の上にあるコボシ石
住所:三重県志摩市(しまし)志摩町(しままち)越賀
最寄(もよ)り駅(えき):近鉄(きんてつ)志摩線(しません)鵜(う)方駅