山田裕貴×佐藤二朗、炙りだされる人間の「善と悪」 映画『爆弾』永井聡監督インタビュー
やっぱり持ち帰って欲しいのは善とは悪と はっていうところですかね。みんなはその 人たちの本性をちゃんと分かっているん だろうかとかこういうものをこう考える きっかけになるといいかなっていう感じ ですね。 23年の3月ぐらいですね、 プロデューサーの岡田さんから小説を渡さ れまして、監督の意見を聞かせて欲しいっ ていうことで、岡田さんが話したあすじ だけでも面白かったので、すぐ読んで しまって、もう是非やりたいっていうよう に感じましたね。でもその時は結構不安 でしたけど、これは普通のサスペンスでは ないので、かなりチャレンジなものになる なと思って受けることにしましたね。映画 の半分以上が取り調べになってしまうって いう。それって映画として考えると絵りも しないし、これどうやって取っていくん だろうっていう。あとは東京ではこう爆発 のシーンとかって撮れないんですよね。で も都心でかなり爆発させてるので原作が これをまずどうしようかっていうこれらを ごまかしていったらもうこの作品の魅力が なくなるので1番最初に読んだ時の衝撃が きっちり伝わるようにしたいなと思って そういう意味ではコストとかも含めて色々 準備段階で話し合うことが多かったですね 。やるならば容赦なく最後までや るっていうことですよね。表現をマイルド にせずに、ま、結構悪意が切りばめられ てるというか、人間の持っている闇みたい なものをえぐってくるような作品なので、 そこをマイルドにしないようにしないと いけないなと。原作のその強さだとか、 尖がっている部分だとか、読み終わった後 の何とも言えない毒王感すっきりもしない し、そこをきちんとやりましょうねって いう。だからお互いちゃんと覚悟を持って やりましょうっていうすごい作品になると は思うので、みんなで作り上げていこうっ ていう感じでしたね。それぞれがそれぞれ の役割を本当に全倒してやってくれたって いう感じです。どんな場面でもみんなが気 を抜くことなくずっと話し合いながらこう した方がいいんじゃないかっていうことを 常に話し合いながら撮影してたので役者 さんの熱量すごく感じました。皆さん客音 を気に入ってくださって、ま、もちろん 原作もなんですけど、他の作品とは ちょっと違うぞっていう被害を感じられた ので、それはもう監督として嬉しかった ですね。テレビ局が幹事になってるにも 関わらず、そのテレビ局じゃ流せないもの を作ってるっていうまずそこの覚悟を役者 さんたちも感じてくれたんじゃないですか ね。暴力だとか残酷描写だとかあとま、 セリフの過激さ、差別的発言みたいなそう いったものがあるのでおそらくかなり カットしないと流せないんではないかなっ ていう。でもテレビ曲っていうのは基本的 に自分たちの曲で流せるものを作るので 今回はそういうのを、え、容赦なくやって くれと言われたので、それを役者人にも ちゃんと伝えました。 元々岡田プロデューサーは東京 リベンジャーズで一緒にやっていて、僕は 初めましてだったんですけれども注目は もちろんしていて、この人は本当にどんな 役をやっても役にリアリティを与える人だ なと思って、今回の累計っていうのは風貌 はちょっと博士っぽいというか、オタク っぽいというか、割と漫画的ではあるん ですよね。ボサボサ頭で眼鏡かけてって いう。あんまり操作一家にはリアリティで 言うといないんですけど、それでも漫画的 にならずにきちんと演じてくれるし、やれ すぎないでやろう今回は言ってたので、 漫画的なキャラにしないようにしようって 意識してやってたのでその辺のうまさじゃ ないですかね。リアルに存在してるかの ように見せるっていうそこがどんな世界で も入れるっていう山田君てすごくルックス もいいしスタイルもいいんでそこら辺歩い たら本当に目立つんですけれどもそういう オーラも全部来てるところがすごいんじゃ ないかなと思います。 台本にはなかったんですけれども、作とる家が話してるうちにこう笑い合うっていうシーンがあるんですね。こはすごく不気味で 1 本間違えれば累池はタ護作になってたんじゃないかみたいな。タ護作だって 1 本間違えればちゃんと累池みたいに全倒な進んでたんじゃないかっていう。 2 人はなんかこうもうコインの表と裏みたいなそういうのを共鳴し合っていのがあの台本にはなかったんですよ。 台本ないけどいきなり2人で笑い出し たっていう。そこになんかすごみを感じた というか山田君にどうして笑ったのっつっ たら田作がいきなり笑ってきたんで自分も 笑い返したっていうそこのシーンは僕 大好きでそういう突発的になんかやられた ことに本当に役の気持ちになって返せる 役者としてはそれは当たり前なのかもしれ ないですけどそこにあのシーンとしてまた 奥行きが生まれるというかとてもいい シーンになったなっていう感じがあります 。 小説をプロデューサーから頂いた時に佐藤次郎さんで考えてますってもう先に言われたんですよね。 僕はまだ読んでなかったので何ともわかんなかったんですけどなんかふざけてるおじさんかぐらいにしか思わなかったんですけどでもやっぱり読むと本当にあれ次郎さん以外考えられないなと思って脳内で次郎さんが言ってるセリフとして再生されていくし続編も読んだんですけど法廷選挙っていうあれももう次郎さんにしか見えないし家は山田君にしか見えないしっていう感じで本当にまさにぴったりだったんじゃないですかね。 本人も当て書きなんじゃないかって言ってるぐらい共通点多いし、ドラゴンズも本当に好きだしっていう本人もびっくりしてました。 渡辺さん演じる清は相手におこの尻尾って いうゲームを仕掛けるんですけれども説明 の仕方だとかクイズの出し方だとか ちょっとあの面白いおじさんには見えるん ですけどあの世界観の中でこうやられると とても不気味で彼の動きとかは全部彼の アトリプというか自分で作ったものなので 僕が用意したものではないのでそれは本当 に助かりましたね。そういうところが結構 面白かったです。次郎さんもずっと見てて 飽きなかった。 爆弾っていうあのタイトルだからどうして もそういうアクション的な方法を期待する 方々もいると思うんですね。で、もちろん そこも楽しみに見ていただきたいと思うん ですけど、やっぱりこう心理戦、1人1人 のキャラクターが全く無駄がない。必ず誰 かと誰かは関わっていて、誰かと誰かは こういう関係だっていう複雑な関係性を 持っている、ま、そういう映画なので、 そこも楽しんでいただきたいっていうのと 、やっぱり持ち帰って欲しいのは善とは悪 とはっていうところですかね。本当は人間 って嫌な気持ちも持っているけど、それを 隠していかなきゃいけない動物だと思うん ですよね。理性という。でも普段いい 人ぶってるけど本当はどうなのっていう 本当にみんなはそのにいる人たちの本性を ちゃんと分かっているんだろうかとかそう いうものをこう考えるきっかけになると いいかなっていう感じですね。 映画がこれだけオファー来るようになった んでもう映画1本に絞ってやっていこう かっていうことも相談したことがあったん ですけどいやいや絶対長さんはCMやって た方がいいよって。そのCMで誓った技術 を映画に持ってくるから、だからあなたは 他の映画監督とちょっと違ってるんだって いう、そういうこと言われたので、あ、 じゃあCMも好きだしやっていきたいなと 思って、映画は映画でやっているとCMに 戻ると役者さんが結構優しいです。信頼度 が上がるというか、今までは1回のCM ディレクターに過ぎなかったものが ちゃんとした監督がやってきたみたいな CM監督の地位が低いのもいかがなもんか とは思うんですけれども、でもそういう 恩恵はありますね。Mってやっぱりこう バジェットが高いので、もちろん海外ロケ とかもバンバンやりますし、海外の スタッフともやり取りしたり、有名な カメラマン使ったりだとかカラコレって 言うんですけど、最終的に色味を調整する のを、ま、海外のカラリストとかとも普通 にやってるんですね。 日本映画だとなかなかそういうところまで行きつけないのが CM だからこそ実現できるので単純にその経験値がかなりアップするというか複雑な CGとかもCM という短い尺だったら結構試せるんですよね。だからその経験値が上がっていくっていう。だから映画に行った時にトライア&エラーが少なくなるっていう感じね。 CM だと結構いろんなものを可能にしてくれますよね、スタッフが。 だから映画に行っちゃうとやっぱりちょっと予算的な問題であったり、期間的な問題であったり諦めなきゃいけないっていうことがあるんですね。で、もちろんその思考も良くないので諦めじゃなくってもうアイデア出すしかないっていう感じで考え込むようになりました。 自分の今までの経験値でできるような仕事は面白くないと思った方がいいですね。 自分の経験したことがない世界があるから こそまたチャレンジできるっていう常に 仕事に対してチャレンジがあるかっていう のを常に探す癖をつけた方がいいかなと 思ってて、もちろんなんか仕事であるから にはなかなかこう監督としてクリエイター として遊びにくい仕事というのもあると 思うんです。いろんな言うことを聞か なきゃいけないっていう。でもそれは映画 だろうが何だろうが、どんな世界でも一緒 なので、必ず1個新しいことをしてみるだ とか、やったことがないスタッフを入れて 失敗してもいいからストレスがあっても いいからやってみるっていうことをした方 がいいのかなっていう風に私はそれでやっ てきましたし、なんとなく経験値ででき ちゃうような仕事は集まらないと思ってた ので、小さい仕事でも色々チャレンジして いくとやっぱり見てくれてる人っているん ですね。必ず小さい仕事なのにあんなに 一生懸命やってくれたとかあんなに深く 考えてくれた。それだけで監督っていうの は評価されるものでもあるので最初はもう みんな仕事ないところから徐々に徐々に やっていくしかないんですよね。スタート ラインはみんな一緒。映画撮り始めた時 って映画を撮ろうっていう風に思い込ん じゃったというかCM監督ではないんだ から映画監督であろう。だから映画の取り 方をしようっていう風に意識しすぎちゃっ てそんなにうまくいかなかったんですね。 最後になるかもしれないし、もう思い切って CM でやってるようななんかものすごい表現とかを全部映画に持ち込んでみようっていう。 でもそれは映画会からすごく嫌われる可能性だってあるし、なんだ CM みたいな映画だなとかいや、でもなんか 1 回やってみようって言ってやったのが一の国という映画で、 それはかなりCM でやってるものを持ち込んでやったのでチャレンジだったんですけど映画の人たちにどう思われるかっていうでもすごくいいと言ってくださる方もいてあれがまた天気になりましたね。 あ、僕はこういう方向でやっていけばいいんだっていうちゃんと確信に変わったというか、僕オープニングある映画大好きなんですよ。だけどそういうのって動画でかっこ悪いんじゃないかなっていう風にちょっと思った時期もあってタイトルだけすっと出た方が大人ぽいんじゃないかって。 でも定の国とかそういうのやって、あ、 もう振り切って自分は好きなんだからそれ を極めようと思って日本一オープニング かっこいい監督になろうっていうぐらいで 未だに爆弾でも続けてますんで、ま、そう いう天気があると、ま、そういう風に続け られますね。
『帝一の國』(2017)『キャラクター』(21)などで知られる永井聡監督が、呉勝浩の同名小説を映画化した『爆弾』。
酔った勢いで暴行事件を起こした謎の中年男・スズキタゴサク(佐藤二朗)が、取り調べ中 に「十時 ぴったり、秋葉原で何かあります」と予告し、その直後に街で爆発が起きる。前代未聞の事件の裏で、警視庁捜査一課の刑事・類家(山田裕貴)らが心理戦に挑む。
実力確かな俳優陣が高い熱量で撮影に向き合い、中でも山田と佐藤が現場で生み出した“台本にはなかったシーン”には凄みを感じたという永井監督。本作の撮影秘話を、自身のキャリアとともに聞いた。
【目次】
00:00 オープニング
00:15 呉勝浩「爆弾」映画化のきっかけ
02:47 山田裕貴を「類家」に選んだ理由
04:34 佐藤二朗にしかできない役「タゴサク」
05:45 映画『爆弾』の見どころ
06:33 CM監督と映画監督の二刀流
08:15 クリエイターへ向けてメッセージ
▼動画内では語られなかった詳しい内容はコチラ!
『爆弾』永井聡監督が明かす、山田裕貴&佐藤二朗が現場で生んだ“台本にはなかったシーン”
動画の感想や今後取材してほしい映画監督など、コメントお待ちしています!
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▼映画『爆弾』
2025年10月31日(金)公開
出演:山田裕貴 伊藤沙莉 染谷将太 坂東龍汰 寛一郎 片岡千之助 中田青渚
加藤雅也 正名僕蔵 夏川結衣 渡部篤郎 佐藤二朗
原作:呉勝浩「爆弾」(講談社文庫)
監督:永井聡
脚本:八津弘幸 山浦雅大
主題歌:宮本浩次「I AM HERO」(UNIVERSAL SIGMA)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©呉勝浩/講談社 2025映画『爆弾』製作委員会
公式サイト:bakudan-movie.jp
公式X:https://x.com/bakudan_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/bakudan_movie/
©呉勝浩/講談社 2025映画『爆弾』製作委員会
▼出演者情報
永井 聡氏/映画監督
1970年7月31日生まれ、東京都出身。1994年に葵プロモーション(現AOI Pro.)に入社。CMディレクターとして、数々のCMを手がける。2005年『いぬのえいが』で短編映画監督、2014年『ジャッジ!』で長編監督デビュー。その後、『世界から猫が消えたなら』(16)、『帝一の國』(17)、『恋は雨上がりのように』(18)、『キャラクター』(21)など幅広いジャンルを担っている。
▼日本中のクリエイターを応援するWebメディア クリエイターズステーション
・TOPページ:https://www.creators-station.jp/
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・Instagram:https://www.instagram.com/creators_station/
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