「抱きしめたいが響く、次元を超える」
久保塚洋介と松田竜平が主演を務める映画 次元を超える。そのエンディングを飾るの はザバースデーの名曲抱きしめたいんだ。 監督の豊田俊明はこの曲を映画に流した 瞬間、まるで代わりに歌ってくれているか のような感覚を覚えたと語っている。映画 の本質に潜むテーマは戦いと愛人間同士の 対立や葛藤、そしてその奥にある普遍的な 愛だが映画だけでは全てを語りきれない。 そこで抱きしめたいか登場する。曲が放つ メッセージがスクリーンに移された物語を 包み込み、観客の心に余因を残していく。 ザバースデーにとって抱きしめたいは特別 な曲だ。2017年に発表され、以来 ライブの定番として演奏され続けてきた。 力強い歌詞と切実なメロディはバンドの新 骨を示している。そしてそれは今映画と1 つに融合する。トヨタ監督はザバースデー の音楽と向き合う中で自らの作品が求める 最後の一押しを見つけた。物語の結末を どう響かせるか。その問に対する答えが 抱きしめたいだった。PVは3種類制作さ れ、いずれも監督自身が編集を手掛けた。 映画の断片とライブ映像が工作し、現実と 巨行スクリーンとステージが教会を超えて 重なる。その演出はまさに次元を超えると いうタイトルにふさわしい。あと浜巻き編 では不気味なありの姿が見るものを 引き込み、やがてライブ映像へとつがって いく。映像の暗示的な力と千葉裕介の歌声 が一体となり不思議な余因を生み出す。 廊下と真野編では雨の山道を進む廊下みれ の真野といった象徴的なシーンが並ぶ。 その激しいイメージが錆に乗せられ観客を 圧倒する。最後に移し出されるライブの 光景が現実の熱狂へと橋渡しをする。地球 と宇宙編はさらにスケールが大きい。歌詞 に登場するエイリアンや青に関するカスと いう言葉に宇宙や地球の映像を重ねる。 映像と音楽が宇宙な広がりを持ち映画を 超えた普遍的なテーマを提示する。久保塚 洋介と松田竜平2人の存在感は圧倒的だ。 彼らが対現するキャラクターは巨行の中で ありながら戦列なリアリティを帯びている 。その姿を大映像に抱きしめたいの歌声が 寄りそう。まるでキャラクターたちの心の 叫びを代弁しているかのようだ。千原 ジュニア演じるありの存在も忘れられない 。 宗教的な威圧感と人間の欲望が入り混じっ たその表情。音楽と工作することでさらに 異様さを増していく。トヨタ監督は言う。 抱きしめたいを流した時映画が持つ未完成 の部分が埋められたと。映画で書けなかっ た愛が曲によって語られているように感じ たと。まさに音楽と映像の運命的な 結びつきだ。この曲の錆にはクズ友から 世界を奪い返す青に返す寝そぎ抱きしめる といった強烈なフレーズが並ぶ。その メッセージは映画のテーマと重なり合い、 観客に力強い印象を残す。千葉裕介の声は 今も生きている。ライブ映像の中で彼は 観客に向かって全身で歌を届けている。 その姿が映画の映像とつがることで彼の歌 が時空を超えて響き渡る。ザバースデーの メンバーにとってもこのコラボレーション は特別な意味を持つだろう。千葉の歌声が 映画を包み込み、その魂が作品に刻まれる 。彼らの音楽はスクリーンを突き破り、 見るものの心へ直撃する。次元を超えると いうタイトルは単に物語上の概念ではない 。映画と音楽、俳優と観客現実と巨行その 教会を超えていく表現そのものを示して いるユロスペースを川切りに全国公開さ れるこの映画は単なる上映作品ではなく 観客を巻き込む体験になるだろう。物語を 見えた後になり響く抱きしめたいが スクリーンを飛び越えて観客の胸に刺さる 。豊田監督はこれまでにも音楽と強い 結びつきを持つ作品を生み出してきた。 今回のコラボレーションはその集体性とも 言えるだろう。映像と音楽が互いに 補い合い1つの完成系を作り上げる。映画 ファンにとっても音楽ファンにとっても この融合は見逃せない。千葉裕介の歌声を スクリーンで聞くという体験は今この瞬間 しか味わえない特別なものだ。PVを見た 人々はすでにその変輪を感じているはずだ 。歌と映像がシンクロし、新たな物語を 生み出す感覚。そこには確かに次元を 超える瞬間が存在している。10月17日 映画が劇場で幕を開ける時、観客はその 体験の中に身を置くことになるだろう。 そして最後に流れる抱きしめたいが見る もの1人1人を優しく、しかし強く 抱きしめてくれるのだ。
窪塚洋介&松田龍平W主演、豊田利晃監督最新作『次元を超える』。
エンディングを彩るのはThe Birthdayの名曲「抱きしめたい」。
映画と音楽が時空を超えて融合し、チバユウスケの歌声が観客の心を抱きしめる――。
公開は2025年10月17日よりユーロスペースほか全国順次。
🔖Hashtags
#次元を超える #窪塚洋介 #松田龍平 #TheBirthday #抱きしめたい #チバユウスケ #豊田利晃 #映画 #音楽と映画 #新作映画 #邦画 #ロックンロール