張本美和対早田ひな戦が浮き彫りにした、競技の公平性とメディアの責任
第28回アジア卓球選手権大会団体戦まで 1ヶ月を切った。昨年中国が出場した大会 では50年ぶりに金メダルを取った女子 日本代表。今回どんな戦いをしてくれるの であろうか非常に楽しみではあるが1つ クリアにしなければならない問題がある。 25年8月9日卓球の国際大会WTT チャンピオンズ横浜の女子シングルス2回 戦で張本宮選手とは田選手という日本代表 のトップ選手同士による激しい戦いが 繰り広げられた。両選手は一歩も譲らず 試合は最終ゲームまでも込む大接戦となっ た。会場を埋め尽くしたファンは片ずを 飲んでその行方を見守り、最終セットで4 対2と張本選手がリードした時に起きた 卓球会の関例と公平性を揺がしかねない 一連の出来事はこの素晴らしい試合に影を 落とし、大きな議論を呼ぶことになった。 この一見は単なる試合の勝敗を超え、 スポーツにおける根源的なフェアプレイの 原則、そしてそれを伝えるメディアのあり 方という2つの深刻な問題を浮き彫りにし た。メディア報道も落ち着き卓球協会から 何らかの発表を待っていたタイミングの8 月29日に早田日奈選手が自身のSNSを 通じてこの件に関し説明をしたため、それ を受けて再度メディア各者が報道したが、 多くは本当の問題点に触れることはなかっ た。最終セットに起きた不可快な中段関連 破りのコーチの介入。問題の場面は最終 ゲームの序盤に起きた。試合の流れを決定 づける重要な局面で4対2と張本選手が リードした時には田選手がタイムアウトを 要求。卓球会では同国選手同士の対決に おいて外部からの介入をなくし公平性を 保つため高知はベンチに入らないのが一般 的とされる。関例が日本だけではなく中国 、韓国ドイツなどほぼ全ての国に共通して 存在する。しかしこの時は田選手のコーチ がベンチに現れた。ここではトレーナーで もあるが試合の登録コーチであるので あえてコーチと記載する。コーチはタイム アウトの時間を利用して覇田選手の マッサージを開始した。規定のタイム アウト時間が終わると今度はメディカル タイムアウトを申請。WTTのメディカル チームが選手の状態を確認したが、その後 すぐには田選手のコーチが再び呼ばれ、 マッサージを再開した。その間、覇斗選手 とコーチは約10分間に渡り、会話をし ながら一連の処置を続けていた。コート場 では張本選手が1人自身のベンチでこの 状況を見守るしかなかった。