ヒューマン 吉本実憂、殺陣で〝斬り開く〟未来 アクション「本当に楽しい」 女優10年、飛躍の時

ヒューマン 吉本実憂、殺陣で〝斬り開く〟未来 アクション「本当に楽しい」 女優10年、飛躍の時

アクション女優として世界での活躍を目指す吉本。見る人をくぎ付けにする演技に加え、キュートな笑顔や真摯な姿勢も魅力だ=東京・大手町

昨年7月に女優デビュー10周年を迎えた吉本実憂(28)の勢いが止まらない。年明け早々、殺陣に初挑戦した映画「室町無頼」(入江悠監督)をはじめ、映画「シンペイ~歌こそすべて」(神山征二郎監督)やBSテレ東ドラマ「それでも俺は、妻としたい」(土曜深夜0・0)に出演中と大活躍。緩急自在な演技力で躍進する実力派女優は「海外でもやってみたい」と常にアグレッシブだ。(ペン・納村悦子、カメラ・長尾みなみ) 2014年7月期の日本テレビ系「獣医さん、事件ですよ」で女優デビューして10年半。リアルかつ説得力のある演技で国民の心をつかんできた。「10年がたつのが早いですよね」と屈託のない笑みを浮かべた。 明るく健康的なイメージで今年はすでに出演作3本が公開・放送されるなど絶好調。その演技派が新境地を開いたのが、映画「室町無頼」だ。 室町時代を舞台に日本史上初めて武士階級として一揆を起こした蓮田兵衛(大泉洋、51)と仲間の戦いを描くアクション時代劇。吉本は兵衛と対峙し、京を守る悪党集団の首領(堤真一、60)に仕える隠密伏士役で殺陣に初挑戦した。 2020年から俳優兼アクション監督の坂口拓(49)に師事し、22年のHuluドラマ「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~Season2」で格闘技が得意な新人捜査官を見事に演じ切ったが、今回は短刀を手に格闘シーンを体当たりで表現。「短い刀を持って戦うのが初めてで苦戦して。武器を持つだけで距離感とかこんなにも違うのかと思いました」と振り返った。 兵衛とともに戦う弓の名手役の武田梨奈(33)と女同士の交戦も見どころの一つ。「最初は気を使っていて敵同士で仲良くしない方がいいと思っていたけれど、2人で焼き肉に行って仲良くなったらアクションもしやすくなった。信頼し合った方がうまくいくことを学びました」と充実の笑みを浮かべる。 一方、大正から昭和初期に活躍した名作曲家、中山晋平さんの伝記映画「シンペイ―」では日本初の〝歌う女優〟、松井須磨子役を務め「時代的に歌い方も今と違う。はっきりと音を伝えるような歌い方で苦労しましたが、とてもやりがいがありました」と笑顔。 ドラマ「それでも俺は―」では主演の風間俊介(41)扮するダメ夫の相談相手であるママ友役を好演し「自分よりも大切にしたい人がいる感覚が分からなかったけれど、娘役のカイラちゃんと会うといとおしくて。愛くるしいから厳しくしちゃうとか愛情のメリハリが学べました」とお茶目に振り返った。

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