人斬り抜刀斎の影 —— 剣心の過去が覗く瞬間
何あなたたち? この道場を無駄受けるなんですって いい根をつけてやる。あるお方が高い値で買いたいと言ってるんでな。お前にとっても悪い話じゃない。 何を言ってるの?父の道場も簡単に手らせるわけないだろ。 大さんや。めえもう随分図々しい女だな。てめえの龍派から人殺しなんか出しやがって。 抜倒はうちとは関係ない。 無理すんな。やれおら。 ちょっとやめて。やめてよ。足で上がるな。 目的は暴力極。 それが現実の本質よ [笑い] さ に
明治維新という激動の時代を経て、日本は新たな時代を迎えた。明治政府十年目、東京には不穏な気配が漂っていた。悪徳実業家・武田観柳(#香川照之)は女医師・高荷恵(#蒼井優)を操り、新型の阿片を製造させ、落ちぶれた武士を公然と雇い入れ、周辺の土地を買い漁りながら、着実に狼のような野心を実現しようとしていた。
その最中、“人斬り抜刀斎”の名を騙り無辜の者を殺める鵜堂刃衛(#吉川晃司)が、新選組元隊長の斎藤一(#江口洋介)の目に留まり、同時に長らく身を隠していた本物の抜刀斎・緋村剣心(#佐藤健)をも動かすこととなる。
神谷道場に身を寄せる剣心は、神谷薫(#武井咲)や周囲の庶民の穏やかな日々に次第に溶け込んでいく。しかし観柳の欲望は果てしなく、善良な人々を守るため、剣心は逆刃刀を手に取り、相楽左之助(#青木崇高)とともに虎穴へと踏み込んでいく。