【全力考察】遠い山なみの光/ラストで見方が変わる難解映画を紐解く4つの解説・考察(※ネタバレあり)
1950年代長崎と1980年代イギリス 、30年を生きしながら託される嘘。この 嘘は誰のために、何のために託されたのか 。そして真実は一体どこへ行きつくのか。 3人の女性を巡る傑作小説が今この時代に スクリーンで蘇える。9月5日公開。遠い 山波の光。はい、どうも皆さんこんにちは 。こちゃの映画ラジオの時間です。すい ません。ここ2週間ほど海外におりまして 、なかなか動画制作をする時間がなく、 少し時間が空いてしまいましたが、また 以前と同じようなペースで再開していこう と思います。で、まずはこの直近の ドタバタの前に干渉していた映画があまり にも難回で特殊な作品だったので、そこ から再スタートを切れたらと思っています 。この動画でお話しするのは遠い山波の光 。原作小説を実写映画化した作品で 2017年にノーベル文学省を受賞した 和夫石黒が執筆。彼の作品は他にも日 の名残りや私を話さないで著名なものが数 多くありますが意外にも長編小説デビュー 作品がこの遠い山波並の光という作品です 。そして彼の大切なデビュー作を実写化に 挑んだのが具録で注目を集め三バと円来や アークなどの話題策を送り出しある男で 日本アカデミー賞優秀作品書を受賞した 石川元々和夫石黒さんが石川Kさんのある 男の大ファンで石川監督が実写映画が希望 したことにとても行為を示しており今回の 素晴らしいコラボレーションが実現したと いうわけです。石川監督自身も原作者の夫 石黒さんの元を尋ねて議論を深め、彼を エグゼクティブプロデューサーとして政作 に着手。そもそも小説と映画では畑が 異なるので原作者がっつり制作に関与する ことはそんなに多くない気もしますが、 今回は原作者の思いや小説では書きれ なかった部分までちゃんと映像化されて いるとのことで、僕自身は原作を読んでい ないのであくまで単一映画として鑑渉した のですが原作小説を知る人たちにとっても 非常に興味深い作品に仕上がっているので はないでしょうか。日本人の母と イギリス人の父を持ち、大学を中退して 作家を目指す2期。彼女は戦後長崎から 投映してきた母子の反省を作品にしたいと 考え、過去の記憶を紐解いていく。越子 から初めて語られた戦後復興期のかきある 長崎とそこで出会ったさち子と幼い娘と 過ごした人夏の思い出。しかし彼女から 語られる昔話に違和感が生じて越え子が嘘 をついていることに気づくというような 内容になっているのですが正直言って かなり難しいです。今年干渉した作品の中 で最も難で特にラストに待ち受ける怒涛の 展開にはついていけませんでした。遠い 山波の光っていかにもヒューマンドラマ的 なタイトルですし、ちょっと舐めてました ね。感賞後に僕自身色々調べましたので、 この動画では解説考察をしていこうと思い ます。こっから先は本作のネタバレを含み ますので気をつけて干渉してください。お 話しするテーマはこちらになります。気に なる部分だけでもいいですし最初から全編 通じて見ていただけると嬉しいです。きは なくなりましたが、それではやっていき ましょう。 今作がそもそも何を描いているのか、何を 伝えたいのかというところから考えて みようと思いますが、僕がこの作品から 感じとったのは2つの勇気です。自由を 望む勇気と過去を乗り越える勇気。 1950年代の長崎は戦後。かなり忙しい 日々を過ごす中で女性の活躍が活発になっ た時期でもあります。今でこそ男性も女性 も自分の生き方を選びやすくなったわけ ですが、当時はまだ男性主導の社会が 根強く存在しており、女性にとって自分で 自分の人生を選択するということはすごく 難しいことだったと思います。そんな彼女 たちの勇気を表しているように思いました 。そしてもう1つ過去を乗り越える勇気と いうのは越子の過去なわけですが、彼女が イギリスで生活するまで壮絶な日々を送っ てきたことが分かります。そしてこの後に も説明しますが、彼女自身の大きな後悔も そこにはあるわけです。1人だけでは 乗り越えられなかったことも娘の2期が いることで辛い記憶を少しずつ呼び起こし 、彼女自身の過去を乗り越えるような物語 となっていました。 今作では1950年代の長崎と1980年 代のイギリスが交互に描かれる形で物語が 進行しますが長崎では越子と子が登場する のに対しイギリスではさ子の存在が未人も ありません。そしてラストに近づくにつれ て越え子の記憶がぼんやりと移り変わり ながら越子とさち子が同一人物なのかと いう感じで物語は週目を迎えます。物語の 軸を担う2人の女性の関係性がぼんやりと していたことがこの作品で最も難海な部分 だったと思いますが、結論から申し上げる とさ子という人間は存在していません。 厳密には当時あの川の近辺に住んでいた 可能性はありますが、エ子とさ子の海送 シーンはまっきり嘘になります。先ほどの パートでもお話したようにこの作品は女性 が自由になることが1つのテーマです。 ただエツ子自身はその気持ちを強く持てず にいたのだと思います。日本の文化は簡単 には変わらないですから。そんな自分の 近くに自分の憧れるような誰かがいたとし て、その誰かをさ子という別人格として 自分の中に宿した状態で彼女の回層を 振り返っていたのがこの作品です。エツ子 とさち子の会話がいまい噛み合わなかっ たり、エツ子がやたらとあの親子と関わっ ていたこともそもそも自分自身のことだ からということであればある程度納得は つくのではないでしょうか。僕自身2回 本作を干渉したのですが、2人が同一人物 ということを意識して干渉すれば、 クエスチョンマークだった部分もかなり 納得できるような展開になっており、これ は石川系監督の素晴らしい手案が発揮され ていました。そして本作の最後のシーンと なる稲山ロープウェイで遠い山波の光を 見つめるシーンですが、このシーンはこれ までもう1つの人格だったさ子が越子の 都営を決断させる重要なシーンであり、 自由を追い求める彼女の覚悟と決意を象徴 する感動的なラストとなっていました。 さっきのパートでお話したようにさ子は エツ子が無意識のうちに閉じ込めた別人格 だったわけですが、ではさち子の娘である マリ子と越え子の娘であるけ子はどういう 関係性なのか。これも当然ながら同一人物 と考える方が自然です。写真を見ても2人 は同じ顔をしていましたし、越子にとって 稽古はどこか他人の子供のような理解でき ない部分が多くあったのだと思います。 ただ稽古にとって教育環境を整えてあげる ことでその才能を羽たかせて欲しいという 願いは本当でだからこそ稽古に音楽の才能 があると分かってからはそれを伸ばすため に必死になっていたのだと思います。ただ 稽古がそれを望んでいたかどうかは別で 彼女にとって異国の地は小に合わなかった のでしょう。自分自身で死を選ぶことと なります。自分の娘の死というのがエツ子 の中でさ子という別人格を生み出す きっかけになったのかもしれません。 そして稽古の自士を最も印象づけているの が足首に絡まる縄です。おそらくけ子は首 を釣ったのだと思いますが、越子が自分の 手に持っていた縄そが彼女自身の自績を 表すものであり、イギリスに問えし、自由 になるという自分の決断が彼女自身を 苦しめたことをずっと胸の奥底に抱えて いるのだと思います。 小方さんにエツ子が作ってあげるオム列。 それを見て小方さんはオム列を今から 覚えるのは難しいと発言します。この シーン印象的ですがこの発言には2つの 意味があると考えられます。1つ目は小方 さんが男性社会から抜け出せないであると いうこと。まず前提としてオム裂を覚える ことは超簡単です。難しい調理や味付けは 不要で誰でも簡単に作れます。しかし靴紐 のシーンしかりおさんは女性が家の中で 待ち、男の仕事を支えるという固定概念を 持ち続けているため、彼にとって今この 年齢から誰かのために家庭料理を作ること などできないというわけです。そしてもう 1つは海外から流れてきた文化であると いうこと。戦争によってあらゆる海外の 文化が日本に流入し、海の向こうの料理が 今では当たり前になりました。しかし小方 さんにとってフランスさんのオム列は日本 の料理文化を怪我しているように思えたの でしょう。自分が外国の料理を作るように なれば自分自身も外国に染まってしまう。 日本らしさがなくなってしまう。そんな 恐怖とも巨制とも意味をなさないプライド とも取れるようなお方さんの人格を表して いたというわけですね。そして彼やその 息子次郎は当時羽たこうとしていた女性と は対局に位置する昔の価値観にこだわる 変化しない男性像を象徴していました。 以上で遠い山波の光の解説考察を終わり ます。本編では触れませんでしたが、今作 は役者が素晴らしかったですね。2階道ふ さんが演じたさち子は完全にはまり役でし たし、広瀬鈴さんはどんどん演技の幅を 広げて超実力俳優として申し分ない演技 だったと思います。ただ個人的に今作の MVPは越子の夫自郎を演じた松下平さん だと思います。彼自身な雰囲気から シリアスな塔まで何でもできるタイプの 役者さんだと思いますが、今作は彼が悪気 なく悪いやつになっていて、ああいう男性 って今のこの時代にも一定数存在してい ますし、映画を干渉している最中でも嫌い だなって思っちゃいましたね。まだまだ 公開中なので初見でいまい内容が分から なかった人はこの動画で気づきがあれば もう1度干渉してみてください。また冒頭 お話しさせていただいた通り、この間に 大量の話題策が公開されてしまったので 100mはずっと公開を楽しみにしていた 作品なので確実に動画にするのと、宝島 チェンソマンは実際に干渉してみて動画化 するかどうか決めたいと思います。以上で この動画を終わっていきます。最後まで ご覧いただきありがとうございました。 よろしければチャンネル登録いいねお願い いたします。それではまた次の映画でお 会いしましょう。バイバイ。
#遠い山なみの光 #映画 #解説
▼本予告/公式YouTubeリンク
▼公式HP
https://gaga.ne.jp/yamanami/
▼あらすじ
日本人の母とイギリス人の父を持ち、大学を中退して作家を目指すニキ。彼女は、戦後長崎から渡英してきた母悦子の半生を作品にしたいと考える。娘に乞われ、口を閉ざしてきた過去の記憶を語り始める悦子。それは、戦後復興期の活気溢れる長崎で出会った、佐知子という女性とその幼い娘と過ごしたひと夏の思い出だった。初めて聞く母の話に心揺さぶられるニキ。だが、何かがおかしい。彼女は悦子の語る物語に秘められた<嘘>に気付き始め、やがて思いがけない真実にたどり着く──。
(公式HPより抜粋)
提供 : GAGA
こちらはギャガ株式会社様ご依頼の動画です
▼作品概要
┃タイトル:『遠い山なみの光』
┃公開日:9月5日(金)
┃キャスト:広瀬すず、二階堂ふみ、吉田羊、松下洸平 他
┃監督:石川慶
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