『八月の声を運ぶ男』(池端俊策/伊藤明彦)〜『未来からの遺言』を超えて読み解く〜
まず本日放送した8月の声を運ぶ男の原案 未来からの遺言1980年は名という表現 では軽すぎるような衝撃の書単に被爆を 扱った本ではないのでドラマで興味を持っ た人は書籍でも読んでみることを強くお 勧めします。ただ未来からの遺言はその 衝撃を読者に届けるために間取り ミステリー変え2001年ならぬ戸籍 ミステリーのような構成になっているため ネタバレを避けたい人はこの動画も独僚後 に主張するのがおすめです。被爆を扱った 作品がミステリーというのは不謹慎では ないかと思う人もいるかもしれませんが、 意図したものであるのは間違いなく例えば 著者伊藤明彦著作州で未来からの遺言と 閉済されている被爆太郎伝説1999年は 同じ被爆者についての出来事を映画の シナリオにしたもの。結局映画は制作され ず、映像家は8月の声を運ぶ男が初めて ですが、この被爆太郎伝説は明らかに ミステリーの形式を取っており、おそらく 松本成長のような社会派ミステリーを意識 したものだと思われます。ここからは そんなミステリーをドラマの紹介と共に ネタバレをしますが、まずこの ルポルタージュが衝撃なのは偽の被爆者の 記録だからです。しかし伊藤明彦は政治的 もしくは同技的にこれを告発しようとした ものではなく、そうした偽被爆者にこそ 原子爆弾による被爆という歴史的悲劇に 見舞われた日本国民の共同主観が決すると した内容です。なので衝撃の書同じく共同 手間を取り上げた原らネクサス2025年 などが分厚い分量にして内容の薄っぺらさ に耐えられなくなります。ドラマでは元木 正弘が演じるジャーナリスト辻が要は伊藤 明彦以下では特に断りがない限りドラマの 名前と呼ぶ長崎放送のラジオ番組で被爆を 語るを始め全国の被爆者の生の声を集めて おり自身も長崎への原爆当時山口に都会を していましたが母親に連れられて長崎に 戻っており被爆をしています。ドラマでも 原案でも辻はすでに長崎放送は代謝して おり全国各地を転々と早朝や深夜の短期 仕事を働きながら慈悲でオープンリール テープを購入して被爆者の声を集めてい ます。最終的にその数は船長ドラマでは 元木正弘が演じているのでしっかり健康 そうですが実際のところ伊藤は貧困を崩し ておりインタビューするどの被爆者よりも 不健康な状態で生活をしていたそうです。 なぜ辻がそのような自己犠牲的な指命感に 駆られていたかと言うと、ドラマでは 1972年、原案では1971年、すでに 日本は高度経済成長を遂げており、オイル ショックの直前もや戦後ではないと言われ た時代からも10年以上経っています。 しかし海の外ではベトナム戦争がまだ 終わっておらず、再度核兵器がベトナムで 使われるのではないかという懸念が辻には ありました。辻が被爆者の声を集めている のは人間を一切の区別なく一時に大量に 消滅させることのできる原子爆弾を非人間 的な存在と考えており、そんな非人間的な 存在でも否定することのできなかった被爆 者の生命がその後原爆自体を否定している とし人類の平和につがると考えています。 そんな使命官から被爆者へのインタビュー を続ける辻ですが、ある日被爆者団体の 事務幸え小野町子からある被爆者を紹介さ れます。それがドラマのく和平、安倍佐尾 。実は原案では非常に強烈な人物でドラマ ではこれが隠されています。苦にあたる 原案のよし野加命は粗末なみりをしている だけではなくひどく痩せた小柄の男性で 体重は女子中学生ほどしかありません。 かつ思い音に突き出した額体とおまった 目元今も20を超える原爆症を引きずって おり80を超える薬を復用しています。 しかしそんな苦が語る被爆体験は辻原の心 を大きく揺さぶるもの原爆時野は爆信地に 近い白山国民小学校に通っており自分は豪 に避難していたため耳を怪我しただけで 助かりましたが両親と兄弟は姉伊藤蒼いを 覗いて全員死亡姉も入院した自分の官僚病 を続けてくれましたがその後発血病によっ て命を落としてしまいます。も見動きが 取れないような障害に苦しみますが、そう した教遇に負けじとリハビリを続け、今で は歩けるように中目黒から10分以上離れ た余班に生活保護を受けながら暮らして おり、決して恵まれてはいませんが、自分 が人間として回復すればするほど原爆を 否定することができると被爆者団体で反覚 運動をしている熱心な共産党審査です。 これは原爆に非人間的なものを見、かつ これを否定する被爆者の声を集めていた辻 がまさに探していたような被爆者長崎の 原爆等下は様々な偶然の上に成り立って おり、元々の原爆の東下予定地は陸軍の 向上のあった北九州の小倉でしたが天候 から視界が悪くこれを断念原爆を搭載した まま帰還するわけにはいかないので たまたま雲の切れ目があった長崎に落とし ています。なのでキリスト教国家が原始 爆弾をキリスト教の施設裏店道の近くに 落とされることになったわけです。そして このような偶然は雲の切れ目が辻の家族が 住んでいた近くに発生していてもおかしく ないことをも意味します。その場合苦では なく辻が原爆によって家族を失った被爆者 になっていたわけで辻との存在は交換可能 なものなわけです。当選辻はの話に心を 大きく揺さぶられるわけですが、いくつか の話には不自然な点がといった導入になっ ています。つまり先術の通り苦は偽被爆者 原案では伊東はその倫理官から謎を全て 明らかにすることはしておらず中途でその 解明を止めます。苦にあたる吉野も認定 被爆者であることは間違いありません。 しかし、被爆者の認定は今も基準で揉めて いる通り政治的なもの爆信地からどれだけ 離れていればいいのか、いつ長崎に入っ たら被爆するのか、これらは政治的に決め られるもので科学的に白黒かというもので はありません。一方、人間の体は被爆し なくとも徐々に異変が起こり、急に具合が 悪くなる。2019年主観的にはあらゆる 人が自身の体調と原爆を結びつける被爆者 足りるわけです。ただ映画脚本である被爆 太郎伝説では明確に偽被爆者としており、 実は親族も生きていることが明かされます 。重度の障害を持つく野はそうした親族に 見放されたような存在です。苦ノは救いの ない障害者として淡々と生きるよりも被爆 者として意味のある聖を生きることを選ん だわけです。しかし辻はこうした偽被爆者 を告発したいのではありません。さらに 一歩進み区のに被爆の共同主観を見出し ます。大陸からト来した大和頂点によって 東方や北法の原住民がジェノサイドされて いき、そうした歴史的悲劇が大和た武尊と いう人格として物語られてきたように、 映画を極めた兵の没落が盲目の美士によっ て物語られてきたように苦の被爆体験は 日本の歴史と有利したものではなく、その 入院体験によって多くの被爆者から高等の 歴史を集め統合して苦の人生として1つの 物語となったもの。ここで再度苦の被爆者 活動と辻のインタビューが重なるわけです 。被爆を物語とはどういうことかと事実 被爆体験世界で唯一の被爆国というのは 戦後日本のナショナリズム共同主観と 大きく関わっています。ナショナリズムと 言っても何もこれは日本の右翼の主張では なく韓国の歴史学者無事本が研究している 犠牲者意識ナショナリズム2つの世界大戦 とその後の冷戦で民族国家が再編成される にあたってどのような記憶が国民の ナショナリズムとして共有されたのかを 論じたものです。第2次世界大戦の戦後 処理では日本はドイツに並ぶ科とされまし たが、冷戦構造の連合国ユナイテッド ネーション特に西側諸国側に返入される際 にそうした加害者の物語は規制者の物語で 急速に上塗りされていきました。なので このドラマが8月に放送される通り日本に とって終選記念日は8月15日。ひ市、 ポツダム宣言の受諾は8月14日で、 さらには世界各国の対日先記念日が9月2 日、中国は3日になっているように水売り 号での幸福文書に長員した日にするのが 標準的です。8月15日はいわゆる玉音 放送があった日。しかしこの放送でも日付 は8月14日と朗読されています。では 元々特別な意味のなかった8月15日が なぜ戦後に終戦の意味を持つようになった のかは日本の土続的な死者を伴う風習お盆 と共に戦後に敗戦の事実が犠牲者の物語を 語るメディア的なイベントになっていった からです。佐藤匠8月15日の神話 2005年未来からの遺言はこうした歴史 の中で被爆者を物語ることをテーマにした 作品被爆だけではなく80年後に新しい 物語の中生きる我々とも無縁ではありませ ん。例えば被災者はどのように物語られて いるのでしょうか?おそらくこうした被災 者の1番理解しやすいテキストは浜口竜介 カメラの前で演じること2015年浜口 竜介の演出論とハッピーアワー2015年 のシナリオサブテキストが収録された本 ですが東日本大震災の被災地で2年の 採かけて取られた記録映画産部作について のエピソードも登場します。ここで注目さ れているのは民和語り手にとって民和は もちろん実態権ではありません。しかし 民和はただの物語ではなくそれ自体祖父母 や両親から受け継いだ肉体になっており コミュニティの共同手間を物語るもの カメラの前で演じることというように被災 者もカメラの前で物語として立ち現れ体と 緊張関係にあることがカメラを構える インタビューの視点で書かれています。 ここでは被爆者や被災者を扱いましたが、 それでは日本人や移民がどうなのでしょう か?以下はチャットGPTによるこの チャンネルの説明です。コンテンツ探偵 メタのラジオチャンネルは映画、音楽、 文学などを深く掘り下げ、メタ的な視点 から現代文化を分析するチャンネルです。 視聴者は単にコンテンツを消費するだけで なく、その背後にある社会的、文化的、 哲学的テーマを理解し、より高的に メディアを楽しむことができます。現代 文化やメディアの影響を知り、より秘表的 な視点を得たい方にとって、この チャンネルは非常に有益なリソースとなっ ています。
ChatGPTによるこのチャンネルの説明↓
「コンテンツ探偵メタのラジオチャンネル」は、映画、音楽、文学などを深く掘り下げ、メタ的な視点から現代文化を分析するチャンネルです。視聴者は、単にコンテンツを消費するだけでなく、その背後にある社会的、文化的、哲学的なテーマを理解し、より多角的にメディアを楽しむことができます。現代文化やメディアの影響を知り、より批評的な視点を得たい方にとって、このチャンネルは非常に有益なリソースとなっています。
池端俊策/伊藤明彦『八月の声を運ぶ男』(2025)
1件のコメント
最近紹介したドラマはこちら😇
大九明子/井上荒野『照子と瑠衣』
https://youtu.be/4D5hbddRRY8
井上亜樹子『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』
https://youtu.be/yixAZCkz3MQ
セス・ローゲン『ザ・スタジオ』
https://youtu.be/-sBCLLgNL3k
アルフォンソ・キュアロン/ルネ・ナイト『ディスクレイマー 夏の沈黙』
https://youtu.be/qEkjUieGBJM
大森美香/カレー沢薫『ひとりでしにたい』
https://youtu.be/IhPGVYQEs_I