「お母さん、他人だから写真に入るのはちょっと…」娘に七五三から排除され20万円を騙し取られた73歳の私。翌日、静かに不動産会社へ電話した結果、彼らは地獄へ突き落とされた。【60代以上の方へ】
お母さん、理解してよ。他人だから写真に 入るのはちょっと電話の向こうから聞こえ てきた娘の言葉に73歳の田中かは息を 止めた。他人自分が他人孫娘の753の日 に家族写真に入れない他人でもワオンは この家族のために20年間で数百万円を 援助してきた。今住んでいる家だって ワオンが格安で貸しているマンションだっ た。それでも他人そういう意味じゃないの よと先は慌てたように付け加えたが、もう 遅かった。この時和はまだ知らなかった娘 に貸したに10万円が家族旅行ではなく 義リの息子のゴルフクラブに使われていた ことをそして自分は都合のいい時だけ頼ら れる便利な他人だったことをでももうすぐ 全てが明らかになる。そして和音は決断 することになる。本当に他人として扱わ れるなら本当に他人として生きてみようと 。これは愛情を踏みにじられた1人の母親 が自分の尊厳を取り戻すまでの物語である 。朝の光が台所の窓から差し込む中、73 歳の田かは手帳を開いて今日の日付を確認 していた。11月15日孫娘の泉の753 の日だった。今日は泉ちゃんの晴れ部隊ね 。バオンは1人つぶやきながら柵や アイロンをかけておいた薄村色の着物を 確認した。この着物は30年前。娘の先が 753の時に来たものだった。今日は泉の 突き添いとして神社で写真を撮る予定に なっていた。ワオンは早朝から起きてお石 班を炊いていた泉吉の好きなクを入れて 特別な1日にふさわしい準備をしていた。 神社の後は家族みんなでお祝いの食事を する約束だった。電話が鳴ったのは9時頃 だった。もしもし。お母さんさです。さき ちゃんおはよう。もう準備はできてるのよ 。お石班もたけたし、着物も用意したから 電話の向こうで先は少し躊躇するような間 があった。あのお母さん今日なんだけど どうしたの?実はカイトの会社の上司の方 も来ることになってちょっと手邪間になっ ちゃったからお母さんは無理しなくていい わよ。ワオンは手に持っていた箸を止めた 。へ、ごめんなさい。急に言って。でも 写真はちゃんと撮るから後で見せるわね。 でも私も楽しみにしていたのよ。泉よし ちゃんの晴れ姿を分かってるけど、今回は ちょっと都合が悪いの。また今度家族だけ の時にゆっくりお祝いしましょう。電話を 切った後、ワオンは台所に1人脱ち尽くし ていた。炊き上がったお石班の湯がもう誰 も食べる人外ないことを知らずに立ちのっ ていた。上司の方が来る。ワオンは呟いた 。それなら仕方がないのかもしれない。で もどうしてこんなに胸が痛むのだろう。 午後3時頃、ワオンは何気なくスマート フォンを開いた。さが投稿した写真を見る ためだった。きっと素敵な写真があるはず だった。画面に現れた写真を見てワオンの 手が震えた神社の前で美しい着物を着た泉 を囲んで家族全員が笑顔で映っていた。さ 、カイト、そしてカイトの両親みんなが 清掃してとても幸せそうな表情を浮かべて いた。上司の方はワオンは画面を スクロールした。他の写真も同じだった。 家族だけでとても親密な雰囲気で撮られて いた。どこにも会社の上司らしき人は映っ ていなかった。ワオンの手が震えながらさ の番号をタップした。もしもし。さき ちゃん写真見たわよ。あ、お母さんどう? 泉よし。可愛いでしょう。上司の方は沈黙 があった。へ、写真には家族しか映って ないけど、上司の方はどこにいらっしゃる の?また沈黙。今度は長かった。あの、実 は実はさっきの声が小さくなった。 お母さん気を悪くしないで聞いて欲しいん だけど。何を?今日はカイトの両親も来て たし、みんなで撮りたかったの。お母さん には申し訳ないけど。他人だから写真に 入るのはちょっと。電話を持つワオンの手 が止まった。他人そういう意味じゃないの よ。でもカトの両親にとってはお母さんは 私が他に人電話の向こうで先が慌てたよう な声を出した。お母さん、そういう意味 じゃ。ワオンは静かに電話を聞いた。 リビングのソファーに座り込んで、ワオン は今朝の光景を思い出していた。泉吉の ために作ったお石班アイロンをかけた着物 。楽しみにしていた753の1日。他人 その言葉が頭の中で繰り返された。ローン は娘の咲を育てるために夫をなくした後 1人で必死に働いてきた咲が結婚した時も 新居の頭金として200万円を援助した孫 が生まれてからはベビーカーから洋服まで 必要なものは何でも買ってあげた。今住ん でいる家だってワオンが大家として格安で 貸しているマンションだった。普通なら月 15万円するところを家族だからと月 8万円で貸していた。それなのに他人夕方 玄関のチャエムが鳴った咲だったお母さん 。さっきは言い方が悪くてワオンは黙って 咲を見つめていた。本当にごめんなさい。 でも分かってよ。カイトの両親もいたし。 みんなで写真を撮りたかったの。私は家族 じゃないの?さっきは困ったような表情を 浮かべた。そんなことないわよ。でも今日 は特別な日だったから。特別な日だから こそ私も一緒にお祝いしたかったのよ。 また今度家族だけでお祝いしましょう。 ワオンは首を振った。もういいのよ。さき ちゃん分かったから本当にごめんなさい。 さが帰った後、ワオンは1人で夕食を食べ た。朝作ったお石班は1人では食べきれず に大半が残った。その夜は過去2年間の 家計簿を見直していた先の家族への炎助 金額を計算してみた。マンションの家賃 差額7万円×24ヶ月168万円 直接的な援助3万円×24ヶ月72万円 特別な支出旅行費電購入費など約80万円 合計約320万円他人にしては随分 たくさんお世話をしてきたのねは苦笑いを 浮かべながら呟いた翌朝ワオンの携帯に さっきからメッセージが届いたおお母さん 、昨日は本当にごめんなさい。今度お詫び も兼ねて。家族みんなで温泉旅行に行き ませんか?2泊3日くらいで費用は私たち が持つからワオンはメッセージを読み返し た。費用は私たちが持つという部分でふと 思い出したことがあった。1ヶ月前から急 にお金を借りたいと連絡があった。家族 旅行に行くのにちょっと足りなくて 20万円貸してもらえる。来月には返す からワオンは迷わずかした家族の 思い出作りならと思ったからだった。でも まだ返済されていないワオンはスマート フォンを操作してさっきの夫であるカイト のアカウントを見てみた。カイトは時々 ゴルフの写真を投稿していた。そして今朝 の投稿を見てワオンは息を飲んだ。カイト が新品のゴルフクラブセットを手に満面の 笑ミを浮かべている写真だった。 キャプションには新しいクラブセット。 これで今度のコンペは期待できそうと書か れていた。ワオンはその写真をじっと 見つめた。ゴルフクラブについている価格 タグが写真に小さく映り込んでいた。 19万8000円。旅行費用ワオンの 貸下谷に10万円は家族旅行ではなく カイトのゴルフクラブに使われていた。 ワオンは携帯を置いて深いため息をついた 。娘は自分に嘘をついた。しかもその嘘は 夫の趣味のために私は他人だからワオンは 呟いた。他人だから騙してもいいのね。 その日の午後午後ワオンは決心した不 動産会社に電話をかけた田中と申します。 貸しているマンションの契約についてご 相談があります。はい。どのようなご相談 でしょうか?賃貸契約を解約したいのです 。承知いたしました。仮主の方には6ヶ月 前に通知する必要がございますが、それで 結構です。正式な手続きをお願いします。 電話を切った後、ワオンは長い間考え込ん でいた。これでいいのだろうか。でももう 我慢の限界だった。他人扱いされるなら 本当に他人として接しよう。夕方ワオンは 先に一通のメッセージを送った。温泉旅行 の件ありがとう。でもその前に先日か下に 10万円を返してもらえるカイトさんの 新しいゴルフクラブ。素敵ね。メッセージ を送信した後、ワオンは静かにお茶を飲ん だ。今頃先がどんな顔をしているか想像が ついた。さっきからの返事は3日後に来た 。電話だった。お母さん、この前の メッセージの件だけど、どの件?お金の ことを。そうじゃなくて、ゴルフクラブの ことよ。ワオンは静かに答えた。カイト さんの投稿を見ただけよ。素敵なクラブ セットね。ちょうど20万円くらいかしら 。電話の向こうでさが息を飲む音が聞こえ た。お母さん。それはさきちゃん。私は もう73歳よ。人を騙すのに使うほど無駄 なお金は持ってないの。騙すなんて。 じゃあ何?旅行費用として借りたお金で カイトさんがゴルフクラブを買ったのは 事実でしょう。長い沈黙があった。ごめん なさい。さっきの声は小さかった。謝る 相手が違うんじゃない?私は他人なん でしょう。他人にお金を借りて嘘をついて 謝られても困るわ。お母さん、まだその話 を。その話じゃないのよ。さきちゃん、 これが現実なの?ワオンは続けた。来月 から家賃を市場価格にするわ。月15万円 。そして来年の5月末で賃貸契約を解約 する。へ、不動産会社から正式な通知が 届くはずよ。ちょっと待って。お母さん何 を急に?急にじゃないのよ。もう決めた ことだから。でも泉もいるのよ。私たちが ここを出たらそれは私の問題じゃない でしょう。他人なんだからさっきの声が 震えていた。お母さん、お願い。考え直し て。もう決めたことよ。あなたたちは立派 な大人なんだから。自分たちの力で生活し ていけるでしょう。電話を切った後、 ワオンはアンドのため息をついた。これで よかった。もう騙されることはない。1 週間後。さきとカイトが揃ってワオンの家 を訪れた。小ぎ母さん。お邪魔します。 カイトは普段より礼儀正しい態度だった。 リビングに3人で座るとカイトがびを切っ た。小ボさん、今回のことでさが小さんを 怒らせてしまって本当に申し訳ありません でした。カイトは深ぶと頭を下げた。でも 小母さん泉吉のことを考えてもらえません か?あの子にとって今の環境を変えるのは 酷だと思うんです。ワオンは静かにカイト を見つめていた。泉ちゃんのことを。そう です。急に引っ越しなんてしたら友達とも 離れ離れになってしまうし、学校も変わら なければならないかもしれません。カイト は続けた。それに正直なところ急に家賃が 上がると私たちの生活も苦しくなります。 さきも専業主婦ですし私の給料だけでは カイトさんワオンは静かに口を開いた。 あなたは先月20万円のゴルフクラブを 買ったのよね。カイトの顔が怖ばった。 それは生活が苦しいと言いながら20万円 のゴルフクラブを買う余裕はあるのね。さ が慌てて口を挟んだお母さん。それはさき ちゃん黙ってて。ワオンはカイトを見つめ 続けた。カイトさん、あなたは私からお金 を借りる時何と言ったか覚えてる?さき ちゃんを通じて聞いた話だけどカイトは 黙っていた。家族旅行の費用だと言ったの よね。でもそのお金でゴルフクラブを買っ た小義さん。それは、それは何?嘘じゃ ないとでも言うつもり?カイトが言い訳 しようとしたが、ワオンは手を上げてせた 。もういいのよ。分かったから。ワオンは 立ち上がった。あなたたちにとって私は 他人なのよね。753にも呼ばれない他人 でも都合のいい時だけ頼られる他人。 お母さん他人なら他人らしく接するわ。 家賃は市場価格。契約は来年5月で終了。 これが私の決断よ。サトが最後の手段と ばかりに声を荒げた。小ぎボさん、そんな ことをしたら本当に泉が困るんです。お ばあちゃんなら孫の幸せを1番に考える べきじゃないですか。わおんの目が冷たく なった。おばあちゃん。はい。泉みちゃん のおばあちゃんは2人いるのよね。私と カトさんのお母さん。そうですが753の 時泉ちゃんのおばあちゃんは誰だった? カイトが言葉に詰まった。私は他人だった のよね。他人がどうして孫の幸せを考え なければならないの?ワオンは続けたカト さんのお母さんに相談なさったら本当のお ばあちゃんにその時が突然泣き始めた。 お母さんごめんなさい。本当にごめん なさい。でもワオンの心は動かなかった。 謝るのが遅いのよ。さきちゃん。ワオンは 玄関に向かった。お帰りになってもう話す ことはないから2人が帰った後ワオンは 1人でお茶を飲みながら考えていた。これ からどうなるのだろう。でももう戻ること はできない。そしてそれでよかった。自分 を大切にしない人を大切にし続ける必要は ない。たえ相手が自分の娘であっても3 ヶ月後の2月和音の元に宅配便が届いた。 送り主は先だった。箱を開けると中から 高級ブランドのハンドバックが出てきた。 さが愛用していた。50万円もしたバッグ だった。一緒に手紙が入っていた。 お母さんへこのバックを売って少しでもお 金を返したいと思います。本当にごめん なさい。さ、ワオンはバッグを手に取った 。確かにさが大切にしていたものだった。 結婚記念日にカイトから送られたと嬉し そうに話していたのを覚えている。でも ワオンは首を振った。今更こんなことをさ れても心は動かない。ワオンは箱を観光 し直して先の新しい住所に送り返した。さ たちは1月末にワオンのマンションを出て いった。先は市の橋の古いアパートだった 。家賃は6万円と安いが駅から遠く建物も 古いわ的に引っ越しの手伝いはしなかった 。娘がどこに引っ越そうとそれは他人の 問題だった。それから1ヶ月は平穏な日々 を送っていた。誰かに騙される心配も期待 して裏切られる心配もない。そんなある日 の夕方久しぶりにさっきから電話がかかっ てきた。お母さん元気?元気よ。の泉が風 を引いちゃってワオンは黙って聞いていた 新しいアパート。ちょっと湿気が多くて、 それで泉が咳をし始めて、そうお医者さん に見てもらったけど環境を変えないと治り にくいって言われてワオンは愛槌を打った カイトと相談したんだけどやっぱり 引っ越しを考えようかと思ってそうなのさ はワオンの冷たい反応に戸惑いながらも 続けた。でも引っ越し資金がなくてもし お母さんがさきちゃんわおんは静かに口を 挟んだ私に何をして欲しいの?て私は他人 でしょう。他人に何を期待してるの?電話 の向こうでさが息を飲む音が聞こえた。 お母さんカイトさんのお母さんに相談し たら本当の家族にでもでも何?さきは答え られなかった。ワオンは続けた。さき ちゃんあなたたちが困っているのは分かる 。でも私にはもう関係ないことよ。 お母さん泉は風で苦しんでるのかわいそう だと思わない?思うわよ。でも泉ちゃんの 本当のおばあちゃんに言ってちょうだい。 お母さんが泉吉の本当のおばあちゃんよ。 753の時は違ったけどね。さが泣き始め た。お母さんお願い。もう1度だけ。もう いいの。さきちゃんお疲れ様。ワオンは 電話を聞いた。その後さからの連絡は途え た。4月になってワオンは近所のスーパー で偶然。昔の知り合いにあったかさん元気 だった?おかげ様で。そういえばさき ちゃんの娘さん小学校変わったのよね。 ワオンは黙って聞いていた。うちの孫と 同じクラスだったから。お母さんが毎日 バスで迎えに来てて大変そうだったわ。 そうなの?新しい家。随分遠いところなの ね。でもさきちゃん毎日頑張って迎えに来 てたわよ。わおんは軽く頷いた。さき ちゃんも痩せちゃって心配になったわ。 その話を聞いてもわオンの心に特別な感情 は湧かなかった。それは咲が選んだ道だっ た。5月のある夜、ワオンは久しぶりに先 の写真を整理していた。小さな頃から結婚 するまでの写真。幸せそうな顔をした咲が そこにいた。でも今は違う。咲は自分で 自分の幸せを壊したのだ。ワオンは写真を しまい込んだ。もう振り返ることはない。 そう決めた。6月に入ってワオンは体調を 崩した。軽い肺炎だった。入院するほどで はなかったが、1週間ほど寝込んだ近所の 人が心配して様子を見に来てくれたかさん 。娘さんは娘は忙しいから。そう、1人で 大変ね。ワオンは首を振った。慣れたから 大丈夫よ。実際1人の生活に慣れていた。 誰にも期待しないし、失望することもない 。これが新しい和音の人生だった。隊長が 戻った和音は庭の手入れを再開した咲が 住んでいた時は泉のために危険な薬剤は 使えなかった。でも今は自由だった。外中 駆除剤を巻き雑草を寝こそぎ取った庭 が違えるほど綺麗になった1人だと自分の ペースでできるのね。ワオンは満足につい た。7月の終わり。宅配便が再び届いた。 またしてもさっきからだった。今度は泉の 手紙も入っていた。おばあちゃんへ。元気 ですか?私は元気です。新しい学校は遠い けど友達ができました。おばあちゃんに 会いたいです。泉、ワオンは泉の手紙を 読み返した。7歳の子供が書いた。 たどたどしい字でもワオンの心は動か なかった。泉吉にとって自分は他人たった はずだ。ワオンは手紙を引き出しの奥に 閉まった。そして日常に戻った。平穏で誰 にも裏切られることのない日常に8月の 暑い夜先の住むアパートでは違う光景が 繰り広げられていた。また熱が上がってる 。咲は泉の額に手を当てながら呟いた。 体温系を見ると38°5分。ママ苦しい。 泉吉は小さな声で訴えた。先は慌てて下熱 剤を探したがもうなくなっていた。夜間 診療所まで行かなければならない。カイト 。起きて泉吉を病院に連れて行くから カイトはベッドでゴロりと向きを変えた だけだった。明日でいいだろう。俺は明日 早いんだ。でも熱が下がらないの。薬局で 薬を買ってくればいいじゃないか。先は 1人で泉吉を抱き抱え。タクシーを呼んだ 。夜間診療書までタクシー台往復で 5000円。診察台と薬で8000円。 さっきの財布には2万円しか入ってい なかった。今月の生活費として残しておい たお金だった。お疲れ様でした。お薬を2 週間分出しておきますね。意思は優しく 言ったが、さっきは薬台を聞いて顔を青く した。2週間分だと7000円になります 。1週間分ではダめでしょうか?できれば 2週間続けて飲んだ方が先は迷った。でも お金がない。1週間分でお願いします。家 に帰った時は深夜1時を回っていた。泉吉 は疲れきって先の肩で眠っていた。 アパートの階段を上がりながら先は涙が 止まらなかった。お母さん、さっきは母の 顔を思い浮かべた。以前だったら夜中でも 電話をすれば助けてくれた。でも今はもう 翌朝泉の熱は少し下がったものの咳が 止まらなかった。ママゲほゲほ。学校休む 。そうね。今日はお家にいようね。さっき はカイトに相談した泉の調子が悪いから やっぱり引っ越しを考えない。カイトは コーヒーを飲みながら不現に答えた。 一ポし用はどこから出すんだ?俺の給料 だけじゃカツカツなのに。でも泉が子供は 風を引くものだ。そのうち慣れるカイトは 出勤の準備を始めた。それよりお前も 働けよ。パートでもいいから。でも泉が こんな調子だと言い訳ばかりするな。 カイトは家を出ていった。1人になった先 は泉の官僚病をしながら考えていた。以前 住んでいた母のマンションは駅に近くて 環境も良かった。泉吉が風を引くことも 少なかった。でももう戻ることはできない 。さっきは母に送り返されたハンドバック を見つめた。あの時母がどれほど傷ついて いたか今ならわかる。でも気づくのが遅 すぎた。9月に入っても泉の隊長は一新 一体だった。新しい小学校では遅刻や血席 が増えていた。お母さんいつもお疲れ様 です。3人の先生に呼び出された先は 申し訳なさそうに頭を下げた。泉ちゃん、 最近元気がないようですが住があまり良く なくて引っ越しを考えているんですが、 そうですか?できるだけ早く改善してあげ てください。このままだと泉ちゃんの成長 にも影響がねません。さっきは家に帰ると カイトに相談した先生に言われたの。 引っ越しを考えてって。だから金はどこ から出すんだって言ってるだろう。バイト の声が荒くなった。お前の母親に頭をされ て頼めばいいじゃないか。でもでもなんだ ?プライドか?プライドで娘が病気になっ てもいいのか?さっきは言い返せなかった 。俺はもううんざりだ。毎日毎日金がない 。泉が病気だってお前が甘やかすから こんなことになるんだ。カトは続けた。俺 の母親ならとっくに孫のために何とかして くれてる。その言葉にさきの何かが切れた 。じゃあ、あなたのお母さんに頼んでみて よ。何?753の時一緒に写真に映った じゃない。本当のおばあちゃんでしょう。 カイトは黙った。お願いしてみてよ。引っ 出してもらえるかどうか。カイトは不装に 下打ちした。めんどくさい。めんどくさい 。泉吉のためよ。分かったよ。電話して みる。カイトは自分の母親に電話をかけた 。さっきは隣で聞いていた。母さん、俺だ 。実は相談があって電話の向こうから カイトの母の声が聞こえた。ひっぽし。 どうして急に泉の体調が悪くて。そうでも カトうちも余裕があるわけじゃないのよ。 父さんの医療費もかかるし。そうですか。 ごめんね。力になれなくて電話は5分で 終わった。カイトは先を見たためだった。 咲は予想していた通りの結果になぜか ほっとした。そうね。当然よね。何だよ、 その言い方。別にでも先の心の中で何かが 変わり始めていた。10月のある夜、泉が 高熱を出した。今度は39°を超えていた カト。起きて泉吉がカイトは両って帰って きたばかりだった。うるさいな。明日病院 に連れて行けばいいだろう。でも苦しそう なの。俺は疲れてるんだ。1人で行け。 さっきは1人で泉を抱えて病院に向かった 。深夜料金でタクシー代は高くついた。 病院で待っている間、泉が先に もたれかかりながら言った。ママ、おばあ ちゃんのお家に帰りたい。さっきの胸が 締めつけられた。泉、前のお家はこんなに 寒くなかった。おばあちゃんが温かくして くれてた。さっきは泉の頭を撫でながら涙 をこらえた。ママ、どうしておばあちゃん は会いに来てくれないの?それはさっきは 答えられなかった。どう説明すればいいの だろう。お母さんを他人だと言ったから。 お母さんのお金でお父さんがゴルフクラブ を買ったからおばあちゃんは忙しいのよ。 そうなの。泉吉はがっかりしたような顔を した。病院から帰る頃には空が調み始めて いた。泉吉は薬を飲んでやっと眠りに着い た。先は1人でリビングに座り込んだ。 古いアパートの壁は薄く隣の部屋から 赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきた。台所の 蛇口からはゴタコタと水が落ちる音が響い た。どうしてこんなことになったんだろう 。秋は呟いた。半年前までこんな生活は 想像もしなかった。母のマンションで南不 自由なく暮らしていた。泉吉も元気で家族 みんなが笑って過ごしていた。でもそれは 全部母のおかげだったのだ。月7万円の 家賃差額、毎月の炎、困った時の支援全部 当たり前だと思っていたお母さん。さっき は母の顔を思い浮かべた753の日。どれ ほど楽しみにしていたことか朝早くから 準備をして着物まで用意してくれていた。 それなのにさは母を他人だと言った。私何 をしてたんだろう。さっきは頭を抱えた。 取り返しのつかないことをした。でもどう やって謝ればいいのだろう。11月になっ て泉の誕生日がやってきた。8歳になった 。以前なら母が素敵なプレゼントを用意し てくれた。今年は咲が1000円のお菓子 を買うのが正一体だった。泉、お誕生日お めでとう。ありがとう。ママ。泉よしは 嬉しそうにお菓子を受け取ったが、すぐに 寂しそうな顔をした。おばあちゃんからの プレゼントはさっきの胸がいたんだ。お ばあちゃんは今年は忙しくて。そう。泉吉 はがっかりした。でもすぐに笑顔を作った 。でもママからのプレゼントがあるから 嬉しいよ。その夜カイトが帰ってくると泉 は嬉しそうに報告した。パパ今日誕生日 だったの?あ、そうか。おめでとう。 カイトは上の空で答えた新しいゴルフ シューズの箱を持っていた。また買い物を 。さが聞くとかカイトは不想に答えた。 会社のコンペがあるんだ。ちゃんとした 格好をしないと恥を書く。でも泉の誕生日 よ。子供の誕生日なんて毎年あるだろう。 さきは言葉を失った。この人と結婚したの は間違いだったのかもしれない。でももう 遅い12月に入ってついに先は限界に達し た泉吉がまた高熱を出し今度はカイトが 飲み会で帰ってこない。さっきは1人で泉 を病院に連れて行った。診察の結果肺炎の 一歩手前だった。すぐに入院が必要です。 意思の言葉に先は青くなった。入院費は 保険が適用されますがそれでも10万円 程度はかかると思います。さっきの財布に は3万円しかなかった。少し考えさせて ください。お母さん。お子さんの命に 関わりますよ。咲は泉を抱きしめた ぐったりした小さな体がとても軽く感じ られた。わかりました。入院させて ください。先は決断した。お金のことは後 で考えよう。入院手続きを済ませ。泉が 眠った後、さの廊下でカイトに電話をかけ た。泉が入院したの。入院大げさな電話の 向こうからはカラオケの音が聞こえてきた 。肺炎になりかけてるって言われたの。 そうか。で、いくらかかるんだ?10万円 くらい。カトは下打ちした。また金か。俺 の給料じゃ無理だ。じゃあどうするの? お前の母親に頼めよ。また同じことを言わ れた。もう何度も言ったでしょう。 お母さんとは縁を切ったようなものなの。 なら自分で何とかしろ。カイトは電話を 聞いた。は携帯を握りしめて廊下に 座り込んだ。どうすればいいのだろう。 泉吉の病気は自分のせいだ。もっと早く マンションから出なければよかった。母の 援助を受け続けていればこんなことには ならなかった。でももう遅い。さっきは 財布から母の電話番号を見つめた。8ヶ月 間1度も連絡を取っていない。母は自分を 許してくれるだろうか?いや、許して もらえるはずがない。でも泉のためにさは 震える手で番号を押した。電話は3回鳴っ て繋がった。もしもし。母の声だった。 以前と変わらない。落ち着いた声。 お母さんさきちゃん。久しぶり。沈黙が あった。どうしたの?母の声は冷たくは なかったが、以前のような温かさもなかっ た。泉が入院したの。そう肺炎になりかけ てるって言われて。それで母は感情を 押し殺したような声で答えた。お母さん、 お願い。お金を。さきちゃん、母が口を 挟んだ。私に何をして欲しいの?私は他人 でしょう。さきは言葉に詰まったお母さん 、カイトさんのお母さんに相談したら、 本当の家族に母は咲がいつも言われていた 言葉をそのまま返した。咲は泣きながら 答えた。お母さんが本当の家族よ。私が 間違ってた。今更何を言ってるの?本当に ごめんなさい。私が悪かった。全部私が 悪かった。咲の声は涙で震えていた。 お母さん、お願い。泉よしを助けて長い 沈黙があった。さきちゃん、母の声が少し 優しくなった。私はもう疲れたのよ。 お母さん、あなたに期待して。裏切られて 。また期待して。もうそんな気力はないの 。分かってる。でも泉は何も悪くない。泉 ちゃんにとって私は他人なのよ。違う。 お母さんは泉のおばあちゃんよ。753の 時は違ったけどね。母はもう一度あの日の 言葉を繰り返した。先は声を上げて泣いた 。ごめんなさい。本当にごめんなさい。私 が全部悪かった。病院の廊下でさの鳴き声 が響いた。夜勤の看護師が心配そうに声を かけた。大丈夫ですか?咲は首を振った。 大丈夫なわけがない。娘は入院している。 夫は頼りにならない。母は自分を見放した 。お金もない。どこからやり直せばいいの だろう。でも泣いていても何も変わらない 。咲は涙を吹いて立ち上がった。明日自分 の持ち物を売りに行こう。母に頼れない なら自分で何とかするしかない。翌朝は家 に戻って自分の持ち物を整理した売れそう なものを探していると結婚指輪が目に とまった20万円したダイヤの指輪でも今 となっては意味があるのかどうか分から ない。さっきは指輪を外してブランド品の バッグと一緒に箱に入れた。何をしてるん だ?カイトが帰ってきた。泉の入院費を 作るの。またその話か。カイトは不機嫌 そうに答えた。お前の母親に頼めって言っ ただろう。お母さんに断られた。何? カイトは驚いた顔をした。あの人が金を 出さないって。信じられないな。当然よ。 私たちがしたことを考えればカトは下打ち した。使えない母親だな。その言葉にさき の何かが切れた。使えない。そうだろう。 孫が病気なのに金も出さない。先はカ藤を 睨んだ。あなたに言われたくない。何だっ て?お母さんのお金でゴルフクラブを買っ たのは誰?カイトの顔が怖ばった。あれは ?あれは何?お母さんを騙したのは事実 でしょう。騙したわけじゃない。じゃあ何 なの?堂々とゴルフクラブを買うからお金 を貸して。って言えば良かったじゃない。 カイトは黙った。先は続けた。お母さんは 今まで私たちにどれだけしてくれたと思っ てるの?それは好き7万円の家賃差額。 毎月の援助困った時の支援全部で数百万円 よ。さきは声を荒げた。それなのに753 に呼ばないで他人って言ったの私がかとは 言い訳しようとしたが先は続けた。もう いいのよ。あなたには期待しない。私が 1人で何とかする。さきは荷物をまとめて 家を出た。七夜で指輪とバッグを査定して もらうと12万円になった。ありがとう ございます。さは現金を受け取った。これ で泉義しの入院費は払える。病院に戻ると 、泉は少し元気になっていた。ママ、お 帰り。泉、調子はどう?少し良くなった。 でもまだ咳が出る。さっきは泉の手を握っ た。大丈夫?お医者さんがちゃんと直して くれるから。うん。泉吉は安心したような 顔をした。その夜さは病院のベッドの隣で 泉吉を見守りながら考えていた。母に頼る ことはもうできない。夫も頼りにならない 。でも泉がいるこの子のために自分が 変わらなければならない。翌日さっきは 旧人士を買ってきた。何をしてるんだ? カイトが聞いた。仕事を探してるの?仕事 を当たり前でしょう。お金が必要なんだ から。カイトは不快そうな顔をした。専業 主婦が急に働けるわけないだろう。やって みなければ分からないでしょう。滝は求人 士をめくり続けたコンビニ、スーパー、 ファミリーレストラン時給800円から 1000円程度の仕事ばかりだった。でも やるしかない。1週間後泉は退員できる ことになった。良かったですね。もう 大丈夫です。医師の言葉にさはアンドの ため息をついた。ただし住環境の改善は 必要です。湿気の多い場所ではまた同じ ことになりかねません。わかりました。 さっきは頷いた。家に帰るとさトに提案し た。引っ越しをしましょう。だから金がな いって言ってるだろう。私がパートで働け ばもう少し家賃の高いところに住める でしょう。カイトはしぶしぶ承諾した。さ はすぐにスーパーのパートの面接を受けた 。お子さんが小さいようですが大丈夫です か?はい。家族が協力してくれるので。嘘 だった。カイトは協力してくれない。でも やるしかない。秋は採用された時給 900円4日6時間のキング月収は約 8万円少ないがないよりはマし12月先は 初めての給料をもらった手取りで 7万3000円先は給料袋を握りしめて涙 を流した自分で働いて稼いだお金こんなに 重みがあるとは思わなかったママどうした の?泉吉が心配そうに声をかけた。何でも ないの。嬉しいのよ。そう。咲は泉を 抱きしめたこの子のために頑張らなければ ならない信念を迎えて先は1つの決断をし た給料から2万円を封筒に入れて手紙と 一緒に母に送ったお母さんへ新年お めでとうございます。働き始めました。 まだ少しですが借りたお金を返していき たいと思います。毎月必ず返します。 さっき短い手紙だった。でもさっきの 気持ちが込められていた。1週間後、封筒 が送り返されてきたワオンからの手紙が 入っていた。さきちゃんへ。お金は 受け取れません。あなたが本当に変わった かどうかまだわからないからです。ワオン さきは手紙を読んで母の気持ちが分かった 。そうだ。お金を返せば住む問題ではない 。失った信頼を取り戻すには時間がかかる 。でも諦めるわけにはいかない。先は封筒 を大切にしまった。いつか母に受け取って もらえる日まで2月になって先は小さな アパートを見つけた。今より家賃は2万円 高いが駅に近く泉の通学も楽になる。 引っ越せ層カトに提案するとカトは不層に 答えた。また金がかかる。引っ越しは私が 出すわ。お前の給料だけで足りるのか? 足りないならあなたも協力してよ。カトは 下打ちした。めんどくさい。でも先は諦め なかった。自分で引っ越し業者を手配し、 手続きも全部1人でやった。新しい アパートは古いが日当たりが良く泉も喜ん だ。ママ、ここの方がいいね。そうね。 さきは安心した。これで泉吉の体調も良く なるはず。3月に入って泉が学校で作った 手紙を持ち帰った。ママ、これおばあ ちゃんに渡したい。手紙にはたどたどしい 字で書かれていた。おばあちゃんへ。元気 ですか?私は元気です。新しいお家は とてもいいです。おばあちゃんに会いたい です。今でもおばあちゃんが好きです。泉 。さっきは泉の手紙を読んで胸が熱くなっ た。泉本当におばあちゃんに会いたい? うん。会いたい。でもさっきは躊躇した。 母は自分を許してくれるだろうか。ママ、 どうして最近おばあちゃんに会えないのを ?泉吉の素直な質問に。さっきは答えに聞 した。それはどう説明すればいいのだろう 。おばあちゃんと喧嘩したのを。喧嘩と いうか、さっきは言葉を選んだママがお ばあちゃんを悲しませることをしちゃった の。どんなことを?おばあちゃんのことを 大切にしなかったの?泉吉は真剣な顔で 聞いていた。謝った。謝ったけど、まだ 許してもらえないの?そうなんだ。泉吉は 考え込んだ。じゃあもっと謝ればいいん じゃない?子供の単純な言葉だったが、先 には新鮮に響いた。そうね。もっと謝ら なきゃね。でもどうやって言葉だけでは 足りない行動で示さなければならない。 さっきは決断した。今度の日曜日泉を連れ て母の家を尋ねよう受け入れてもらえない かもしれない。でもやってみる価値はある 。日曜日の朝は泉の手を引いて母の家に 向かった。ママ、緊張する?大丈夫。お ばあちゃんは優しい人だから、咲きはそう 言いながらも自分の方が緊張していた。 玄関の前に立ってチャイムを押すのに勇気 が必要だった。はい。インター本越しに母 の声が聞こえた。お母さん先です。泉吉も 一緒です。沈黙があった。お母さん何の 用事?母の声は冷たかった。泉がどうして も会いたいっていうので私は忙しいの。 お母さんお願い。少しだけでも長い沈黙の 後、玄関のドアが開いた。ワオンが顔を 出した。以前より少し痩せたような気がし た。おばあちゃん泉吉が嬉しそうに 駆けよろうとしたが、ワオンは一歩下がっ た。こんにちは。泉みちゃん。 よそよそしい挨拶があった。おばあちゃん 。これ泉よしは手紙を差し出した。ワオン は少し躊躇してから受け取った。 ありがとう。4で5で読むわ。ワオンは泉 を見つめた。確かに以前より元気そうだっ た。元気にしてたの?うん。新しいお家に 引っ越したの。前より明るいよ。そう。 和音の表情が少し柔らかくなった。さきは 勇気を出して口を開いた。お母さん少しお 話できませんか?何を話すことがあるの? お詫びをしたいんです。ワオンは咲を 見つめた。今更遅いことは分かっています 。でもさの声が震えた。お母さんを失い たくないんです。ワオンは黙っていた。泉 、ちょっとあちらで遊んでいて。咲は泉を 庭の隅に座らせた。お母さん本当にごめん なさい。咲は頭を下げた753の時あんな ことを言ってお母さんがどれほど楽しみに していたか今ならわかります。ワオンは 黙って聞いていた。お金のこともカイトが 嘘をついて私も止めなかった。さきちゃん わおんが口を開いた。謝られてももう遅い のよ。でも私はもう疲れたの。あなたに 期待するのも失望するのもさの目に涙が 溢れた。お母さんお願い。もう1度だけ チャンスをください。チャンス?何のため の?私が変わったことを見てください。 ワオンは首を振った。人はそんなに簡単に 変わらないわ。変わりました。働き始め ました。自分で稼いだお金で生活してい ます。それがどうしたの?当たり前のこと でしょう。和音の言葉は厳しかった。 お母さん、さきちゃん、あなたは今まで 当たり前じゃないことをしてきたのよ。 わオンは続けた。私のお金に頼って私を 騙して挙句の果てに私を他人たと言った先 は反論できなかった。そして困った時だけ また頼ろうとする。それがあなたの変わっ た姿。違います。さっきは声を絞り出した 。今度は違うんです。お母さんに何かして もらおうと思ってきたんじゃありません。 じゃあ何のためにいい?お母さんに謝る ためです。そして咲は深呼吸した泉に本当 のことを教えるためです。ワオンは眉を 潜めた本当のことを泉にはおばあちゃんが 忙しくて会えないって言ってました。でも 違う。私がおばあちゃんを傷つけたから 会ってもらえないんだってわオンは黙って 聞いていた。もう嘘はつきたくないんです 。泉よしにもお母さんにもさっきは泉の方 を振り返った。泉、こっちに来て泉よしが 駆け寄ってきた。どうしたの?ママ、 さっきは泉の前にしゃがんだ。泉、ママが お話しすることがあるの。何?実はね、お ばあちゃんが忙しくて会えなかったんじゃ ないの?泉吉は首をかしげた。ママがお ばあちゃんに悪いことを言っちゃったから おばあちゃんが悲しくなって会いたくなく なっちゃったの。そうなの?泉吉はワオン を見上げた。おばあちゃんママが悪いこと したの?ワオンは答えに困った。咲が続け た。そうよ。ママがとても悪いことをした のだからおばあちゃんは怒ってるの。 どんな悪いことを?ママはね、おばあ ちゃんのことを他人だって言っちゃったの 。泉吉の目が大きくなった。他人?そうで もおばあちゃんは他人じゃないでしょう。 違うよ。おばあちゃんは家族だよ。泉吉 はっきりと答えた。そうよね。おばあ ちゃんは大切な家族よね。さきは泉を 抱きしめた。ママは間違ってた。本当に ごめんなさい。泉吉はワオンを見上げた。 おばあちゃん、ママがごめんなさいって 言ってるよ。ワオンの目に涙が浮かんだ。 泉みちゃん、何?おばあちゃんのこと? 他人だと思う?思わない。おばあちゃんは 泉の大好きなおばあちゃんだもん。その 言葉にわオンの何かが動いた。泉ちゃん ありがとう。ワオンは泉の頭を優しく撫で た。先は立ち上がってもう一度頭を下げた 。お母さん本当にすみませんでした。 バオンは長い間考えていた。確かにさは 変わったように見える。でも簡単に信じる ことはできない。さきちゃん。はい。私は 今でも傷ついてるのよ。わかります。すぐ に元通りにはならないわ。わかります。 ワオンは息を深く吸った。でも泉ちゃんに 罪はないもの。さっきの顔に希望の光が 指した。お母さん泉ちゃんとだけ。たまに 会うわ。あなたとはまだ時間が必要よ。 さっきは頷いた。ありがとうございます。 勘違いしないでちょうだい。これは許した わけじゃない。分かっています。泉ちゃん のためよ。はい。わおんは泉を見下ろした 。泉みちゃん、また遊びに来る?うん。来 たい。じゃあ今度の土曜日に来ましょうか 。本当?泉吉の顔が輝いた。本当よ。でも 約束してママと喧嘩しちゃだめよ。うん。 約束する。ワオンはさっきを見た。土曜日 の午後。泉ちゃんだけ預かるわ。 ありがとうございます。これで帰って。私 もまだ整理がついてないから。分かりまし た。さっきは泉の手を引いて歩き始めた。 おばあちゃんバイバイ。泉よしが手を振っ た。バイバイ。泉みちゃん。わおんも手を 振り返した。家に帰る。道中。泉が嬉し そうに話していた。ママ、おばあちゃんに 会えるんだね。そうね。よかったね。ママ も一緒に行けないの?ママはまだダメなの 。でも泉が行けるから嬉しいわ。どうして ママがおばあちゃんを悲しませちゃった から、まだ許してもらえないの。泉吉は 真剣な顔で考えていた。ママ、今度は ちゃんと謝ろうね。そうね。ちゃんと謝る わ。その夜さは日記を書いた。今日 お母さんに会った。まだ許してもらえない けど。泉に会ってくれることになった。 小さな一歩だけどとても大きな一歩でも ある。私は本当に変わったのだろうか。 お母さんが信じてくれる日は来るのだろう か。でも諦めない時間をかけて行動で示し ていこう。泉吉のためにも、お母さんの ためにも、そして自分のためにも4月に なって先は仕事を増やした。週5日1日8 時間働くことにした。体は疲れたが気持ち は充実していた。自分で稼いだお金で生活 することの意味を初めて理解した。泉吉は 毎週土曜日和音の家で過ごすようになった 。おばあちゃん、今日は何して遊ぶ?お 菓子を作りましょうか?ワオンは泉との 時間を大切にしていた。でも心の奥では まだ複雑な気持ちがあった。先への不審感 は簡単には消えない。でも泉の笑顔を見て いると少しずつ心が癒されていくのを感じ た。5月のある日さは思い切ってカイトに 話した。私たち離婚しない?カイトは驚い た顔をした。急に何を言い出すんだ?急に じゃないわ。もうずっと考えてた理由は あなたは変わらないもの。私も泉よしも 大切にしてくれない。カイトは黙っていた 。泉が病気の時、あなたは飲み会に行って た。お金がない時、あなたはゴルフの道具 を買ってた。先は続けた。私たちには合わ ないのよ。カイトはしばらく考えてから 答えた。分かった。俺も疲れてたんだ。 意外にあっさりとした返事だった。慰謝料 と領育費人とかそういうのはいらないから いいの?あ、めんどくさいしらしい答え だった。離婚手続きは思ったよりスムーズ に進んだ。さきは新しいアパートを探した 。もっと小さくて安いところでも泉と2人 なら十分だった。6月正式に離婚が成立し た。ママ、パパはもう帰ってこないのを泉 が寂しそうに聞いた。そうよ。でもママが ちゃんと泉を守るから分かった。泉吉は 意外にも落ち込んでいなかった。実はね、 パパがいない方が静かでいいと思ってたの 。そう。うん。パパはいつも機嫌が悪くて 怖かった。さっきは泉を抱きしめた。これ からは2人で頑張ろうね。うん。7月。 さっきは和に手紙を書いたお母さんへ。 カイトと離婚しました。これからは泉と 2人で生活していきます。まだお母さんに は許してもらえないかもしれませんが私は 変わりました。いつか信じてもらえる日を 待っています。さ、数日後、和音から返事 が来た。さきちゃんへ。大変でしたね。で も正しい決断だったと思います。まだ完全 に信頼はできませんが、少しずつ見直して います。時間をかけてゆっくりやり直し ましょう。ワオンさは手紙を読んで涙を 流した。ゆっくりやり直しましょう。その 言葉が心に響いた。8月のある日、泉が ワオンの家から帰ってきていった。ママ、 おばあちゃんがね、今度ママも一緒にお茶 を飲みませんかってさの心臓が飛び跳ねた 。本当?うん。でもね、泉吉は真剣な顔を した。今度はちゃんと仲良くしてよ。お ばあちゃんを悲しませちゃだめよ。分かっ てる。今度は大丈夫。さっきは泉の頭を 撫でた。ママ、約束して。約束するわ。お ばあちゃんを大切にするって。9月の第1 土曜日。さきは泉と一緒にワオンの家を 訪れた。こんにちは。お母さん、 こんにちは。ワオンの表情はまだ硬かった が、依前ほど冷たくはなかった。上がって ビビングで3人がお茶を飲んだ。最初は 気まずい沈黙があったが、泉が話し始める と雰囲気が柔らだ。おばあちゃん、この前 作ったクッキー美味しかったよ。そう。 また作りましょうね。うん。さっきは2人 のやり取りを見ながら心が温かくなった。 帰りはわおんば。先に声をかけた。さき ちゃん。はい。あなた痩せたわね。仕事が 忙しくて体に気をつけなさい。その言葉に さっきは母の愛情を感じた。ありがとう ございます。泉ちゃんのためにも無理し ちゃだめよ。はい。家に帰る道。泉が嬉し そうに言った。ママ、おばあちゃん 優しかったね。そうね。今度は喧嘩しない よね。しないわ。約束したでしょう。うん 。10月になってさは昇進したパートから アルバイトリーダーに時給も100円 上がったわずかな上昇だったが先には 大きな意味があった自分の努力が認められ たのだ。その日の夜さは久しぶりに和に 電話をかけた。お母さん今お時間あります か?どうしたの?実は職場で承信したん です。そう良かったじゃない。の声に わずかながら嬉しさが滲んでいた。 お母さんに報告したくてありがとう。短い 会話だったが先には十分だった。11月泉 の9歳の誕生日。今年は3人でお祝いをし たわ作りのケーキを用意してくれたおばあ ちゃんありがとう。泉よしは嬉しそうに ケーキを食べた。泉ちゃんお誕生日お めでとう。わおんも嬉しそうだった。ママ もおばあちゃんもありがとう。泉吉の笑顔 を見てさとワオンは同じことを思った。 この子の笑顔が1番大切だ。12月 クリスマスイブ。さきは思い切ってワオン に提案した。お母さん一緒にクリスマス リナーを作りませんか?ワオンは少し考え てから答えた。いいわでも簡単なものよ。 はい。3人で台所に立って料理を作った泉 よしがサラダを混ぜがスープを作りワンが メインリッシュを担当した。昔を思い出す わね。はポつりと言った。咲が小さい頃 よく一緒に料理したものね。覚えてます。 さは懐かしそうに答えた。今度はちゃんと 教えてもらえますか?え、もちろんイナー の後3人でリビングでくついだおばあ ちゃんママ今日とっても楽しかった。泉 よしが眠そうな目で呟いた。そうよかった わ。わおんが泉よしの頭を撫でた。ママ、 今度もみんなで料理しようね。そうね。 さっきはワオンの方を見た。ワオンも頷い た年が開けて1月先は決心してワオンに 話した。お母さん私のこともう一度信じて もらえませんか?わおんは長い間考えてい た。さきちゃん。はい。あなたは確かに 変わったと思う。さの胸に希望が灯った。 でも完全に信頼するにはもう少し時間が 必要よ。わかります。でもワオンは続けた 。家族に戻ってもいいわ。少しずつ先の目 に涙が溢れた。お母さん、泣かないで。泉 よしちゃんが心配するでしょう。はい。 その時学校から帰ってきた泉が聞いた。 ママ、どうしたの?何でもないのよ。 嬉しいことがあったの。何?おばあちゃん とまた家族になれるのよ。泉吉の顔が輝い た。本当?本当よ。泉吉はワオンに かけ寄った。おばあちゃんありがとう。 こちらこそ。ありがとう。ワオンは泉を 抱きしめた。でも泉ちゃん覚えておいて。 何を?おばあちゃんは最初から家族だった のよ。他人じゃないの?泉吉は力強く頷い た。うん。おばあちゃんは家族。大切な 家族。咲はその光景を見ながら心の底から 安度した長い道のりだった。でもようやく 本当の家族に戻ることができた。2度と 同じ謝ちは犯かさない。母をそして泉を 大切にしていこう。そう心に誓った春の 午後だった。1年を咲は正社員として採用 され、安定した収入を得るようになった。 泉吉は10歳になり、元気に学校に通って いる体調を崩すことも少なくなった。 ワオンは74歳になったが相変わらず元気 だった。週に2にさと泉が夕食を一緒に 食べに来るようになった。お母さんいつも ありがとうございます。さは食器を洗い ながら言った。何を言ってるの?これが 普通よ。ワオンは当たり前のように答えた 。も私がしたことを考えるともうその話は やめましょう。ワオンは先を見つめた。 大切なのは今よ。過去は変えられないけど 未来は変えられるでしょう。はい。それに ワオンは泉を見た。この子がいるじゃない 。この子のために。私たちは家族でい なければならないのよ。おばあちゃん 大好き。泉よしが和音に抱きついた。私も 大好きよ。泉ちゃんさはその光景を見 ながら思った。家族とわちの繋がりだけで はない。お互いを大切に思う気持ちこそが 本当の家族の絆なのだ。自分は1度その絆 を切ってしまった。でも今もう一度 結び直すことができた。今度こそこの絆を 大切にしていこう。窓の外では桜が咲き 始めていた新しい季節の始まりだった。 そして先立ち3人にとっても新しい家族の 歴史の始まりだった。
制作スタッフ
企画・制作
企画・脚本: 山田太郎 (Yamada Tarō)
ストーリーテラー: 田中花子 (Tanaka Hanako)
ナレーター: 佐藤明 (Satō Akira)
技術スタッフ
映像編集: 中村浩 (Nakamura Hiroshi)
音響効果: 小林玲 (Kobayashi Rei)
撮影監督: 渡辺大地 (Watanabe Daichi)
デザイン・アート
イラスト制作: 林美久 (Hayashi Miku)
グラフィックデザイン: 藤原颯太 (Fujiwara Sōta)
アニメーション: 松田結衣 (Matsuda Yui)
管理・運営
プロデューサー: 鈴木健太 (Suzuki Kenta)
ディレクター: 木村奈々 (Kimura Nana)
チャンネル運営: 高橋涼 (Takahashi Ryō)
サポート
リサーチャー: 小川恵美 (Ogawa Emi)
翻訳: 石田健二 (Ishida Kenji)
品質管理: 森本彩香 (Morimoto Ayaka)
音楽制作: 井上拓海 (Inoue Takumi)
音声:
VOICEVOX:青山龍星