【実話の物語】『早くお迎えが来るといいですね』年金を奪い私を追い詰めた鬼嫁に、家の本当の所有者を教えた結果…【スカッとする話】人生の教訓
愛情と高校でもって息子が全てを込めて 回層してくれた家は本来なら老合安らかに 過ごす天国となるはずでした。毎日孫たち の住んだ笑い声が響く場所となるはずでし た。しかし私たちの主人公にとってそれは 次第に鉄合士のない牢獄へと変わっていっ たのです。温かな家族の食卓が見するよう な秘密を隠している場所となったのです。 こんにちは。視聴者の皆様、今日は1つの 物語をお聞かせしたいと思います。平凡な 日常の中に潜む人間の心の複雑さを描いた 実話です。最後までどうぞお付き合い ください。私の名前は野村しと申します。 今年で79歳になります。この物語は私が 体験した出来事をできるだけ正確にお 話ししたものです。皆様には信じがいこと かもしれませんが、これは紛れもない真実 なのです。10年前まで私は主人の明かり と2人で静かな生活を送っていました。 明りは真面目で貴帳な人で長年建設会社で 働いていました。定年退職した後も毎朝 早起きして散歩に出かけ、家の前の小さな 庭お丁寧に手入れしていました。私たちの 生活は多くの人が憧れるような平穏で幸せ な日々の連続でした。明りは何事にも計画 的で家計簿をつけるのも季節ごとの庭ご事 も全て手帳に書き込んで管理していました 。私が風を引けばすぐに薬局に走ってくれ て熱が下がるまでそばにいてくれました。 近所の人たちからも野村さんのご主人は 本当に優しい方と言われることが多く私は そんな主人を誇らしく思っていました。春 になると庭の桜の木が美しく先誇りました 。この桜は息子の天が中学生の時に一緒に 植えたものでした。赤ありは毎年桜が咲く 頃になると決まって私に言うのです。今年 も綺麗に咲いたな。しえ、天が植えてくれ た桜だからきっと長気するぞと。そんな 何気ない会話が私にとっては掛けえのない 法物でした。しかし運命は時として残酷な ものです。明りが意願と診断されたのは ある秋の日のことでした。定期献心で異常 が見つかり、詳しい検査を受けた結果でし た。から告知を受けた時、私たちはテオ に合って座っていました。赤りは私よりも 冷静で意思の説明を最後まで真剣に聞いて いました。治療は長期間に渡りました。 入院手術抗が罪 は弱を吐くことなくむしろ私を気遣って くれました。病院の帰り道。コンビニで アイスクリームを買って一緒に食べたこと を覚えています。いつもと変わらない明り の優しさに私は涙が止まりませんでした。 明りが亡くなったのは診断から1年半後の 春でした。桜が散り始めた頃でした。最後 まで私の手を握っていてくれました。お 疲れ様え。今まで本当にありがとうとかれ た声で言ってくれました。私は何も答える ことができませんでした。ただ明りの手の ぬくもりが冷たくなっていくのを感じてい ました。明りを失った後の家はあまりにも 静かで広く感じられました。朝りがいつも 座っていた椅子を見ると胸が締めつけ られるような思いでした。の使っていた湯 のみ読みかけの新聞庭ごの手袋 全てがそのままそこにあるのにもう2度と 明りが帰ってくることはないのです。近所 の方々は親切でよく見に来てくれました。 お1人では大変でしょう。何かあったら いつでも声をかけてくださいと言ってくれ ました。でも夜になって1人になるとこの 家の広さと静寂が私を圧倒しました。明り と過ごした思い出が詰まった子の家で1人 で暮らし続けることの重みを日々感じてい ました。息子の天は明りが亡くなった後も 月に2回は必ず顔を見せてくれました。天 は長なんで隣の市で妻の宮子さんと双子の 春人とユと暮らしていました。が来ると 一緒に買い物に行ったり、思い荷物を運ん でくれたり、勉を交換してくれたりしまし た。本当に優しい息子であもきっと安心し ていることでしょう。あまは明りのおかげ をよく残していました。真面目で責任感が 強く、家族思いなところも父親そっくり でした。私が体調を崩した時には夜遅くで も駆けつけてくれました。母さんは僕たち の訪だから無理をしちゃダめだよと言って くれる天を見ていると明かりがまだそばに いてくれるような気持ちになりました。 1人暮らしを始めて5年が過ぎた頃でした 。いつものように天が様子を見に来てくれ た時のことです。天はいつもより真剣な 表情で私の迎えに座りました。母さん、 1人暮らしももう長いし、この先のことを 考えると心配なんだ。もしよろしければ僕 たちと一緒に住みませんかというのです。 私は驚きました。天の家は決して広いとは 言えませんし、双子の子供たちもまだ手が かかるとし頃です。そんな中に私が加わっ てはきっと窮屈になってしまうでしょう。 遠慮しました。皆さんのお家も狭い でしょうし、私が言ったら邪魔になって しまいますと答えました。しかしアマは首 を振りました。大丈夫です。実はお金を 貯めてこの家を偽宅に回送しようと思って いるんです。母さんが住み慣れたこの家で 安心して暮らせるようにしたいんです。 そう言って天は私の手を優しく握りました 。の提案は確かに魅力的でした。この家に は明かりとの思い出が詰まっていました。 明かりと一緒に選んだ家具、一緒に植えた 庭の花、一緒に過ごした無数の時間。この 家を離れることは明りとの思い出を置いて いくような気がしてとても寂しく感じてい ました。私は少し考える時間をもらいまし た。天は急がなくていいよ。母さんの ペースで決めてくださいと言ってくれまし た。数日後、私は天に電話をしました。お 言葉に甘えて一緒に住まわせていただき たいと思いますと伝えました。天の喜ぶ声 が電話越しに聞こえて私も嬉しくなりまし た。海送工事は半年間続きました。2階 部分を増築して天の家族が使うキッチンと お風呂を新しく作りました。1回は私の 生活スペースとしてそのまま残してくれ ました。工事の音は少しうるさかったです が、新しい生活への期待で心がはんでい ました。工事期間中、みや子さんも時々 様子を見に来てくれました。みや子さんは いつも穏やかな笑顔でお母さんと一緒に 住めるのを楽しみにしていますと言って くれました。子さんは天のお嫁さんになっ てから10年以上が経ちますが、いつも 礼儀正しく私に対しても敬合を忘れません 。ハ人とユナのお母さんとしてもとても 頑張っている方だと思っていました。5年 前の春、桜が満の頃に天の家族が正式に 引っ越してきました。春人とユナはその時 高校生になったばかりでした。2人とも よく勉強する子で明るくて素直な性格をし ていました。私のことをおばあちゃんと 呼んで学校で会ったことを楽しそうに話し てくれました。最初の数ヶ月は本当に幸せ でした。朝起きると2階から家族の話し声 が聞こえてきます。春人とユナが学校に 行く時にはおばあちゃん行ってきますと声 をかけてくれます。夕方学校から帰って くると、今日は数学のテストがあったんだ よ。結婚できたと思うと報告してくれたり 、部活動の話を聞かせてくれたりしました 。みや子さんも最初はとても親切でした。 お母さん、今日は寒いから温かくして くださいねとか、お体の調子はいかがです かとか、いつも気にかけてくれました。 夕食時にはみ食卓を囲み、賑やかな家族の 時間を過ごしました。久しぶりに味わう 家族旦難の温かさに心から感謝していまし た。関西に住む娘のからも電話がありまし た。みや子さんって本当にいい人ですね。 お母さんがそんなに大切にしてもらえて 本当に良かったです。私も安心しましたと 言ってくれました。け子は結婚して田中と いう苗字になり、関西で幸せに暮らしてい ます。遠くに住んでいるので頻繁には会え ませんが、時々電話で近況を報告し合って いました。平和な日々が2年ほど続きまし た。時々宮子さんの表情に何か冷たいもの を感じることがありましたが、嫁とシトの 関係には多少の摩擦があるものだと思い気 にしないようにしていました。がいる時の 宮子さんはいつも通り優しく接してくれ ましたし、私もみ子さんなりに頑張って くれているのだと思っていました。しかし 全てが変わる日が突然やってきました。3 年前の春のある日、天が深刻な表情で 私たちの前に座りました。実は会社から 大阪市への転勤の話が来ています。期間は 未定ですが、おそらく数年は向こうで仕事 をすることになりそうですというのです。 私の心臓が一瞬止まったような気がしまし た。天が大阪に行ってしまったら私は宮子 さんと春人湯だけと一緒に住むことになり ます。天がいてくれるからこそ保たれてい たバランスが崩れてしまうのではないかと いう不安が頭をよぎりました。思わず聞き ました。皆さんも一緒に大阪に行かれるの ですか?天マは首を振りました。いえ、 家族は残ります。せっかく回装したばかり の家ですし、春人とユナも来年は大学受験 を控えています。この時期に転校させるの はかわいそうですから、私はみや子さんの 方を見ました。みや子さんは静かに座った まま何も言いませんでした。私は申し訳 ない気持ちでいっぱいになりました。宮子 さん、海人さんが大阪に行かれることに なって、私がここにいては大変でしょう。 どうしたら良いでしょうかと尋ねました。 みや子さんはその時穏やかな微笑みを 浮かべて答えました。大丈夫ですよ、 お母さん。私たち家族ですものっていき ましょう。その笑顔を見て私は少し安心し ました。みや子さんは本当に心の広い人だ と思ったのです。天の天勤まで1ヶ月ほど ありました。その間天は私と宮子さんの間 に入って色々と段取りを決めてくれました 。家計のこと、緊急時の連絡先、病院の こと。天は貴帳面な性格なので細かい ところまで気をやってくれました。転勤の 前日天は私の部屋に来て言いました。 母さんしばらく離れていて心配ですが都子 がきっと支えてくれると思います。何か 困ったことがあったら遠慮せずに連絡して くださいね。私は天の優しさに胸が いっぱいになりました。わかりました。気 をつけていってらっしゃい。 翌朝、天は大きなスーツケースを持って 玄関に立っていました。みや子さんと春人 ゆナ。そして私が見送りました。天マは 1人1人と握手やハグをして最後に私の ところに来ました。母さん本当に ありがとうございました。しばらく離れ ますが心配しないでください。必ず元気に 帰ってきますから。私は涙をこらえながら 答えました。あま、体だけは気をつけてね 。お仕事頑張って。天が乗ったタクシーが 見えなくなるまで私たちは手を振り続け ました。天がいなくなった家は急に静かに なったような気がしました。夕食時天の席 だけが開いているのを見ると何とも言え ない寂しさが込み上げてきました。宮子 さんは普通に振るまっていましたが、私に はなんとなく距離を感じました。最初の1 週間はそれほど変化はありませんでした。 みや子さんは仕事に行き、春人というは 学校に生き、私は家で過ごしていました。 でも2週間目に入った頃から微妙な変化が 始まったのです。みや子さんの笑顔が 少なくなりました。以前は朝おはよう ございますと挨拶してくれていたのに急い でいるようでそっけない感じになりました 。私が何か話しかけてもはい、そうですね と短い返事しか帰ってきません。ある日の 夕方み子さんが仕事から帰ってきました。 私は今でテレビを見ていたのですが、宮子 さんは私の前を素通りしてそのまま2階に 上がっていきました。いつもならただ今 帰りましたと声をかけてくれるのにその日 は何も言わずに通りすぎました。私は不安 になって2階に向かって声をかけました。 みや子さんお疲れ様でした。お仕事大変 でしたか?しばらく返事がありませんでし たが、やがて宮子さんの声が聞こえてき ました。別に普通です。そっけない返事 でした。その夜夕食の時間になっても宮子 さんは降りてきませんでした。春人とユナ も部活動で遅くなると言っていました。私 は1人で食事をしました。明りが亡くなっ てからまた1人で食事をする時間が戻って きたような気がして胸が締めつけられまし た。翌日子さんに聞いてみました。昨日は 夕食をご一緒できませんでしたが、体調で も悪かったのですか?みや子さんは 振り返ると少しイライラした様子で答え ました。疲れていただけです。それに毎日 一緒に食事をしなければいけないという 決まりはありませんよね。その言葉に私は ハッとしました。確かにそうです。でも今 まで家族として一緒に食事をしてきたのに 急にそんなことを言われるとどうしていい かわからなくなりました。すみません。 余計なことを聞いてしまってみ子さんは ため息をついて言いました。お母さんも もう少し1人の時間を大切にされた方が いいと思います。私も仕事で疲れているん です。そう言ってみ子さんは台所に向かい ました。 私は自分の部屋に戻りました。天がいなく なってまだ3週間しか経っていないのに もうこんなに雰囲気が変わってしまう なんて。私は何か間違ったことをしたの でしょうか?みや子さんを怒らせるような ことを言ったりしたりしたでしょうか? その夜私は明りの写真に向かって話しかけ ました。 さん、どうしたらいいでしょうね。みや子 さんが最近冷たくて私のことを邪魔に思っ ているみたいなんです。天がいない間私は どうやって過ごしたらいいのでしょうか? 明りの写真はいつものように優しく 微笑えんでいました。でももう答えて くれることはありません。私は1人で 考えるしかありませんでした。翌朝、私は みや子さんに謝ることにしました。みや子 さんが朝食の準備をしている時に大所に 行きました。みや子さん、昨日は失礼な ことを言ってしまって申し訳ありません でした。これからは気をつけます。み子 さんは手を止めずに答えました。別に謝っ てもらわなくても結構です。ただ私にも私 の生活があるということを理解して いただければ、そう言ってみ子さんは私の 方を見ることもありませんでした。私は その時はっきりと感じました。天がいなく なった途端にみ子さんの私に対する態度が 変わったということを。これまでの優しさ は天がいるからだったのです。天がいない 。 み子さんは本当の気持ちを表に出し始めた のでした。それから数日間私は宮子さんと の距離を保つように務めました。必要以上 に話しかけることもやめ、み子さんの邪魔 にならないようなるべく自分の部屋で 過ごすようにしました。アルジとユナが 帰ってきた時だけは以前と同じように話を しましたが、み子さんがいるとどこか いこちない雰囲気になってしまいました。 ある日子さんが私に向かって言いました。 お母さん家計のことでお話があります。今 に座ってください。私は何事かと思い、 みや子さんの前に座りました。み子さんは 書類を広げて説明し始めました。 最近物価が上がっているのはご存知ですよ ね。電気代、ガス台、食費全てが値上がり しています。雨がいた時は大丈夫でしたが 、今は私の収入だけでは家計が厳しくなっ てきました。私は頷きました。確かに最近 は色々なものが高くなっているようですね 。それで私に何かできることはありますか ?み子さんは少し間を置いてから言いまし た。お母さんの年金を家計に入れて いただけませんか?私1人の収入ではこの 家の維持費と生活費を賄うのが難しくなっ てきています。天からも母さんにお願いし てみてくれと言われています。私は驚き ました。現金のことについて天子さんが 相談していたなんて知りませんでした。で も考えてみれば当然のことかもしれません 。私がこの家にいる以上生活費を負担する のは当たり前です。わかりました。喜んで お役に立たせていただきます。どのくらい お渡しすればよろしいでしょうか?み子 さんは計算機を取り出して細かく計算し 始めました。をして月々これくらいの金額 をお願いしたいと思いますと言いました。 その金額は私の年金のほぼ全額でした。私 は少し戸惑いました。この金額だと私の 小遣い野球急な出費に対応できなくなって しまいます。すみません。もう少し考えて もよろしいでしょうか?み子さんの表情が 曇もりました。考えるって何をですか?私 だって好きで頼んでいるわけではありませ ん。でも現実問題としてお金が足りないん です。お母さんだってこの家にただで住ん でいるわけではないでしょう。ただで住ん でいるという言葉が胸に刺さりました。 確かにそうかもしれません。でもこの家は 元々明りと私の家で明りがなくなった後は 私の名義になっています。でもそんなこと を言うのも大人げないような気がして私は 黙っていました。数日後私はみや子さんに 答えました。わかりました。お任せします 。年金は全額をお渡ししますので必要な分 だけ私にいただければと思います。み子 さんはアンドの表情を浮かべました。 ありがとうございます。お母さんの生活に 必要なものはきちんと用意いたしますから 。それから私の年金は毎月みや子さんが 管理することになりました。必要なものが あればみ子さんに頼んで買ってもらい、お 小遣いもみ子さんからもらうようになり ました。最初は違和感がありましたが家族 のためなら仕方がないと思っていました。 しかしそれは大きな変化の始まりに過ぎ ませんでした。宮子さんの私に対する態度 は日に日に冷たくなっていきました。 そしてその冷たさはやがて私の心を深く 傷つけることになるのです。天が大阪に 行ってから2ヶ月が過ぎた頃、私は自分の 置かれた状況が当初を持っていたものとは 全く違うということをはっきりと理解し 始めていました。み子さんが見せてくれて いた優しさは天がいる時だけのものだった のです。そして今私は本当のみや子さんと 向き合わなければならなくなったのでした 。天が大阪に行ってから3ヶ月が過ぎた頃 宮子さんの変化はもはや隠し用がないもの になっていました。最初は些細なことだと 思っていましたが、日が立つにつれてその 変化は私の日常生活の隅々まで影響を 与えるようになったのです。ある朝私が いつものように朝食の準備を手伝おうと 台所に行くとみ子さんが振り返って言い ました。お母さん台所のことは私がやり ますから手伝っていただかなくて結構です 。その言い方には以前のような優しさは み人もありませんでした。まるで私が邪魔 をしているかのような口調でした。私は 戸惑いました。これまでは一緒に朝食の 準備をして家族みんなで食卓を囲むのが 日家だったのに急にそんなことを言われて も困ってしまいます。でも何か理由がある のかもしれません。わかりました。それで は私は自分の分だけ用意させていただき ますと言いました。みや子さんは首を振り ました。それも必要ありません。お母さん の分も私が用意いたします。ただしこれ からはお母さんのお部屋で召し上がって いただけませんか?春人というのは朝が 早いので静かに食事をさせてあげたいん です。私は言葉を失いました。エアで1人 で食事をしろということなのでしょうか。 でも春人というはいつも明るく話しながら 朝食を食べていたのになぜ急に静かにする 必要があるのでしょうか?疑問に思いまし たが宮子さんの表情を見るととても質問 できる雰囲気ではありませんでした。その 日から私の朝食は自分の部屋で取ることに なりました。宮子さんがお盆に朝食を載せ て私の部屋まで運んでくれるのです。一見 すると親切に見えるかもしれませんが、 実際には家族の輪から私を除外すること だったのです。朝食の内容も変わりました 。以前はみんなで同じものを食べていたの に私だけ違うメニューになったのです。 最初は年齢を考慮してくれているのかと 思いました。でもだんだん分かってきたの は都子さんが私の好みを完全に無視した 料理を作っているということでした。私は 昔からナスが苦手でした。赤りも天も そしてみ子さんも知っていることです。で も私の朝食には頻繁になすのに物が出る ようになりました。最初は我慢して食べて いましたが毎日のように続くとさすがに 辛くなってきました。ある日、勇気を出し てみ子さんに言いました。みや子さん、 いつもお料理ありがとうございます。でも できればナスは控えていただけない でしょうか?みや子さんは私を見つめて 少し困ったような表情を作りました。そう ですか。お母さんはナスがお嫌いでしたっ け?でもナスは体にとても良いんですよ。 お母さんの年齢を考えると好き嫌いよりも 栄養を重視した方がいいと思うのですが、 そう言ってみ子さんは少し悲しそうな顔を しました。私側がママを言っているような 気分になりました。私は慌てて言いました 。いえいえ、そんなつもりではみや子さん がお忙しい中、私のために作ってくださっ ているのに文句を言うなんて申し訳あり ませんでした。みや子さんは深いため息を つきました。お母さんがそうおっしゃる ならこれからは気をつけます。でも私も 一生懸命考えてお母さんの健康のことを 思ってメニューを決めているんです。それ を否定されると正直言って傷つきます。私 は自分が悪いことをしたような気持ちに なりました。宮子さんは私のことを思って くれているのに私が感謝の気持ちを忘れて いたのです。本当にすみませんでした。 これからは何でもありがたくいただきます 。しかし翌日からも相変わらずナスの料理 が続きました。そして今度は料理全体の 味付けが変わってきたのです。異常に 塩辛くなったのです。最初は調理のミスか と思いましたが、毎日続くとなるとそうで はないことが分かりました。塩分の多い 食事を続けていると私の体調にも変化が 現れました。喉が異常に乾くようになり、 水を飲んでも飲んでも乾きが収まりません 。手足がむみ、頭が重く感じるようになり ました。血圧が上がっているのかもしれ ません。心配になってみ子さんに相談し ました。最近体調が優れないので病院に 行ってみたいのですが、み子さんは面倒 くさそうに答えました。病院ですか?熱が あるわけでもないのに何の用事で行くん ですか?私は説明しました。塩分を取り すぎているようでむみがひどいんです。 血圧も上がっているかもしれません。み子 さんは首を振りました。そんなことで病院 に行くんですか?年を取れば多少体調に 変化があるのは当たり前でしょう。それに 病院もバカになりませんよ。私は驚きまし た。健康のことなのにお金の心配をされる なんて。でも確かに医療費は安くありませ ん。私の年金は全額宮子さんに渡している ので医療費もみ子さんが負担することに なります。申し訳ない気持ちになりました 。それなら市販の薬で様子を見てみます。 薬局で血圧の薬を買ってきますと言いまし た。みや子さんは即座に反対しました。 市販の薬なんて効果があるかどうか分から ないじゃないですか。無駄遣いはやめて ください。しばらく安静にしていれば治り ますよう。私は困り果てました。病院にも 行けず、薬も変えず、ただ体調の悪化を 我慢するしかないのでしょうか。カーが 生きていた頃は少しでも体調が悪いとすぐ に病院に連れて行ってくれたのに、今の私 にはそんな人は誰もいないのです。みや子 さんの態度はひごとに冷たくなっていき ました。朝の挨拶もいつの間にかしなく なりました。私がおはようございますと声 をかけても聞こえないふりをして通りすぎ ていきます。たまに返事をしてくれても 非常に小さな声でまるで迷惑そうに答える のです。夕食も朝食と同じように私だけ 部屋で食べることになりました。ハ人と ユナが帰ってきても私が一緒に食卓に着く ことはなくなりました。子供たちは最初は 不思議がっていましたが、み子さんがお ばあちゃんは疲れやすいから静かなところ で食事をしたいのよと説明すると納得した ようでした。春人というは素直な子供たち なのでみ子さんの説明をそのまま信じてい ます。私も子供たちの前でみ子さんといい 争いをするわけにはいきません。だから 黙ってみ子さんの決めたルールに従うしか ありませんでした。ある日の夕方、私は今 でテレビを見ていました。みや子さんが 仕事から帰ってきて疲れた様子で鞄を置き ました。今日は本当に最悪の1日だったと 独り言のようにつぶやきました。私は心配 になって声をかけました。みや子さんお 疲れ様でした。何かお手伝いできることは ありませんか?みや子さんは振り返ると私 を睨むような目で見ました。手伝いですか ?お母さんに何ができると言うんですか? 邪魔をしないでいてくれるだけで十分です 。そう言ってみ子さんは2階に上がって いきました。私は学然としました。邪魔を しないでいてくれとはっきり言われたの です。私はそんなに邪魔な存在なの でしょうか?赤が生きていた頃は近所の人 たちから野村さんの奥さんは本当に気立て がいいと言われていたのに今では自分の家 で邪魔者扱いされています。その夜私は 明りの写真の前で泣きました。あさん私は どうしたらいいのでしょうか?み子さんは 私のことを邪魔だと思っているようです。 でもこの家から出ていくわけにもきません 。天にこのことを話すべきでしょうか?で も天は仕事で忙しいでしょうし、心配を かけたくありません。数日後、さらに ショックな出来事がありました。私が夕食 の時間に部屋で待っていてもみ子さんが 食事を持ってきてくれないのです。8時を 過ぎても何の連絡もありません。私は心配 になって2階に声をかけました。みや子 さん、夕食の件でお聞きしたいことがある のですが、みや子さんの声が聞こえました 。ああ、お母さんの分は台所のテーブルに 置いてあります。ご自分で取りに来て ください。私は台所に行きました。確かに お盆に夕食が乗っていましたが、それは とても冷たくなっていました。おそらく1 時間以上前に用意されたものでしょう。 ご飯も冷たく硬くなり、おかずも完全に 覚めていました。翌日も同じでした。宮子 さんは私の夕食を台所に置いたまま知らせ てくれません。私が気づいて取りに行った 時にはいつも冷たくなっています。まるで 私が食事の時間を忘れているだらしない 老人であるかのような扱いでした。さらに 困ったことに料理の量も少なくなりました 。明らかに1人前より少ない量しかあり ません。私は元々消食ですが、それでも 足りないと感じるほどでした。みや子さん に聞いてみようかと思いましたが、最近の 宮子さんの態度を見ているととても聞ける 雰囲気ではありませんでした。ある日我慢 できなくなって台所に行き、冷蔵庫を開け てみました。中には宮子さんと春人ユの分 と思われる料理がたくさん入っています。 どれも美味しそうで私が食べているものと は明らかに違いました。私の分だけが 残り物のような末なものだったのです。 その時み子さんが台所に入ってきました。 お母さん何をしているんですか?私は慌て て冷蔵庫を閉めました。すみません。お水 をいただこうと思ってみ子さんは疑うよう な目で私を見ました。お水でしたら お母さんのお部屋にポットを置いてあり ますよね。わざわざ台所まで来る必要は ないと思うのですが、それに勝手に冷蔵庫 を開けるのはやめてください。食材の管理 は私がしていますから、私は謝りました。 申し訳ありませんでした。気をつけます。 み子さんは無言で私を見つめていました。 その視線には明らかに不審と剣が込められ ていました。それからは台所に近づくこと さえ羽かられるようになりました。水が 欲しくてもわざわざ宮子さんに許可を取ら なければならないような気がして部屋の ポットの水だけで我慢するようになりまし た。週末になると天から電話がかかってき ます。お母さん元気にしていますか? みんなで仲良くやっていますかと聞かれ ます。私はいつもみ子さんによくして もらっています。心配しないでくださいと 答えるしかありませんでした。天に本当の ことを話そうかと何度も思いました。でも 天は大阪で新しい仕事になれるのに精一杯 でしょう。わざわざ家庭のトラブルで心配 をかけるわけにはいきません。それにもし 天がみ子さんを叱ったりしたらみや子さん はもっと私を憎むようになるかもしれませ ん。ある日天が久しぶりに帰ってきました 。月に1度の規制です。私は久しぶりに天 の顔を見てとても嬉しくなりました。でも 同時に宮子さんの前では何も言えない もかしさも感じていました。天が帰ってき た途端、み子さんの態度が一転しました。 まるで別人のように明るく振る舞い、天を 暖かく迎えました。お疲れ様でした。大阪 廃下がですか?お母さんも怪人さんが帰っ て来るのをとても楽しみにしていらっしゃ んですよと言いました。その夜の夕食は 久しぶりに家族全員で食卓を囲みました。 みや子さんは天の鉱物をたくさん作って とても豪華な食事でした。私にも普通の 料理が出されてみ子さんはいつものように 気にかけてあげてくださいねと天に言い ました。は安心したように言いました。 みや子いつもお母さんのことをありがとう 。僕がいない間本当に助かっているよう。 みや子さんは恥ずかしそうに微笑みました 。当たり前のことですよ。お母さんは 私たちの大切な家族ですから。私はその 場面を見ていて背筋が寒くなりました。 みや子さんの演利に恐ろしいものを感じた のです。天がいる時だけ完璧な嫁を演じる ことができるみ子さん。そして天がいなく なればまた冷国な態度に戻るのでしょう。 翌日天は大阪に戻って行きました。見送り の時さんはいつものように優しい妻を演じ ていました。気をつけて言ってくださいね 。お母さんのことは私がちゃんと見てい ますから、安心してお仕事に集中して くださいと言いました。 天が去った途端、宮子さんの表情が変わり ました。私を見る目がまた冷たくなったの です。そして翌日から以前にも増して 厳しい扱いが始まりました。食事の用は さらに減らされ、味付けはもっと塩辛く なりました。私の体調はどんどん悪化して いきましたが、宮子さんは一切取り合って くれません。それどころか私が体調不良を 訴えると年寄りの愚痴だとでも言わん ばかりの態度を取るようになりました。 ある朝私は足がむくんで靴が吐けません でした。みや子さんに相談するとそんな ことで大騒ぎしないでくださいと言われ ました。少し横になっていれば治りますよ 。病院に行く必要なんてありません。でも むみは一向に良くなりませんでした。それ どころか息き切れまでするようになりまし た。私は本当に心配になりました。この まま放っておいたら取り返しのつかない ことになるかもしれません。しかし宮子 さんはとして病院に行くことを許してくれ ませんでした。お金の無駄ですし、大した 病気でもないのに大騒ぎするのは 恥ずかしいことですと言われました。私は 絶望的な気持ちになりました。自分の健康 なのに自分で決めることができないなんて 。みや子さんが私の年金を管理している 以上 の許可なしには病院にも行けないのです。 さらに悪いことにみ子さんの言葉遣いも 荒くなってきました。ある日私が台所近く を通りかかった時み子さんが独り言のよう につぶやきました。本当にめんどくさい。 いつまでいっているつもりなんだか。その 言葉を聞いた時、私は立ち止まりました。 いわっているという表現に衝撃を受けたの です。ここは私の家なのに私がいっている と言われるなんて。み子さんは明らかに私 をこの家の主人ではなく厄介ない相老ろだ と思っているのです。でも私は何も言え ませんでした。今の私には宮子さんに 逆らう力がありませんでした。年金を管理 され、食事を管理され、行動も制限されて いる私は完全に宮子さんの支配にあったの です。そんな状況が続く中で私の精神状態 も悪化していきました。毎日学痛で朝 起きるのも辛くなりました。 がいた頃の幸せな日々がまるで夢だった ように感じられました。私は鏡を見るたび に自分の変化に驚きました。ほはこけ、目 は落ちくぼみ、まるで別人のようでした。 みや子さんの冷たい扱いと塩分の多い食事 、そして精神的なストレスが私の体を 蝕ばんでいたのです。ある、私は布団の中 で泣きました。声を出すと宮子さんに 聞こえてしまうかもしれないので、枕に顔 を押し付けて静かに涙を流しました。あ さん助けてください。私は猛どしたらいい かわからないのです。しかしあはもう この世にはいません。私を助けてくれる人 は誰もいないのです。宮子さんの支配は 日々良くなり、私の自由は少しずつ奪われ ていました。として最も恐ろしいことは 宮子さんが完璧に演利をしているという ことでした。天や近所の人たちの前では相 変わらず優しい嫁を演じています。だから 誰も私の苦しみに気づいてくれません。私 は孤立していました。自分の家の中で完全 に孤立していたのです。としてこの状況が いつまで続くのか、どうやって抜け出せる のか全く検討がつきませんでした。宮子 さんの支配は私の生活のあらゆる面に及ん でいました。そしてそれはまだ始まりに 過ぎなかったのです。これから先もっと 恐ろしいことが私を待ち受けているとは その時の私にはまだ分からなかったのでし た。明りの10回機の日がやってきました 。天も大阪から戻ってくることになってい て、私は久しぶりに家族が揃うことを 心まちにしていました。でも同時に不安な 気持ちも抱えていました。みや子さんが また完璧な演技をするのだろうということ が分かっていたからです。前日の夜私は 明りの写真を丁寧に吹きました。あさん 明日で10年になるのですね。あなたがい なくなってから私の人生は随分と変わって しまいました。でも明日はあなたの大切な 日ですからみんなでちゃんとお参りさせて いただきますね。当日の朝早く私は明りの 鉱物だった大福を手作りしました。最近は 台所を使うことを許されていませんでした が10回機の日くらいは大丈夫だろうと 思ったのです。でもみ子さんが起きてきて 私を見ると不きそうな顔をしました。 お母さん何をしているんですか?私が朝食 の準備をするのに台所を散らかさないで ください。私は慌てて説明しました。 明かりの10回機なので大福を作らせて いただいていました。明かりがいつも喜ん で食べていたものなのでみや子さんは ため息をつきました。 そんなことは前持って言ってください。 予定が狂ってしまいます。それに市販の ものでも十分でしょう。手作りである必要 はないと思いますが、私は悲しくなりまし た。明りのために心を込めて作った大福を そんな風に言われるなんて。でも今日は 喧嘩をしたくありませんでした。すみませ ん。次からは気をつけます。天が到着した のは午前10時頃でした。私は玄関で 出迎えました。久しぶりに見る息子の顔は 少し疲れているように見えましたが、それ でも私を見ると優しく微笑んでくれました 。お母さん元気でしたか?みや子さんも天 を暖かく迎えました。お疲れ様でした。 お母さんも怪人さんが帰ってくるのを とても楽しみにしていらっしゃんですよ。 毎日いつ帰ってくるのかしらって言ってい ました。私はその嘘に困惑しました。確か に天の帰りを楽しみにしていましたが、 み子さんとそんな会話をした覚えはあり ません。でも天の前でそれを否定するわけ にもいきませんでした。仏壇の前で家族 みんなでお先行をあげました。私は明りに 心の中で話しかけました。あさん、天マも 無事に帰ってきました。みんな元気です。 あなたも安心してくださいね。お先行を あげた後、私は大福を仏壇に備えしました 。天マがそれを見て言いました。お母さん が作ったんですか?父さんの鉱物でした もんね。きっと喜んでいますよ。その時 み子さんが私の隣に膝まづきました。一緒 にお参りをするのかと思っているとみ子 さんが私にだけ聞こえるような小さな声で 言ったのです。お母さんも早くお父さんに 会いたいでしょうね。そんな日が早く来る といいですね。私は血の毛が引くのを感じ ました。みや子さんの言葉は明らかに私の 死を願う言葉でした。しかも明りの10回 機という神聖な場で仏壇の前でそんなこと を言うなんて私は震え上がりました。み子 さんは何事もなかったかのように 立ち上がり、穏やかな表情で天に言いまし た。お腹が空いたでしょう。お昼の準備を しますね。天は気づかずにありがとうみ子 と答えました。就職は久しぶりに家族全員 で食卓を囲みました。みや子さんは明りの 思い出話をして、とても良いつ妻、良いお 目を演じていました。天マも安心している ようで大阪での仕事の話などをしてくれ ました。でも私はみや子さんの先ほどの 言葉が頭から離れませんでした。早く お父さんに会いたいでしょうね。つまり 早くしねということです。そんなことば 明かりの10回機の日に仏壇の前で言う 人間の心境が理解できませんでした。午後 になると近所の方々がお参りに来てくれ ました。皆さんみ子さんを褒めち切りまし た。野村さんのお嫁さんは本当に立派です ね。お母さんの面倒をよく見ていらして 関心します。最近はこんな優しいお嫁さん は珍しいですよ。宮子さんは謙遜しながら 答えました。とんでもないです。お母さん は私たちの大切な家族ですから当然のこと です。いつまでも元気でいていただきたい と思っています。私はその場に座っている のが辛くなりました。皆さんが宮子さんを 褒めれば褒めるほど現実とのギャップに 苦しくなりました。もし皆さんが真実を 知ったらどんなに驚くでしょうか?夕方天 は大阪に戻って行きました。宮子さんは 最後まで完璧な妻を演じ、天を見送りまし た。気をつけて言ってくださいね。 お母さんのことは私がちゃんと見ています から。天が去った後、家の中は急に静かに なりました。 とユも友達と出かけていて、家にはみや子 さんと私だけでした。私は自分の部屋に 戻ろうとしましたが、み子さんが声をかけ ました。お母さん、今日は疲れました。 演技をするのも大変なんですよ。みや子 さんの声にはもう優しさのかけらもあり ませんでした。私は振り返ってみ子さんを 見ました。宮子さんは冷たい笑を浮かべて いました。でも怪人さんは何も気づいてい ませんね。男の人って本当に鈍感ですね。 お母さんがどんなに苦しんでいても全然 わからないんですから。みや子さんの言葉 はまるで氷のように冷たく感じられました 。私は何も言えませんでした。子さんが 自分の本心を隠さずに話しているのが 分かりましたが、どう反応していいか 分からなかったのです。その夜、私は眠る ことができませんでした。みや子さんの 言葉が頭の中でぐるぐると回っていました 。早くお父さんに会えるといいですね。 その言葉の意味を考えれば考えるほど 恐ろしくなりました。深夜2時頃喉が乾い て目が覚めました。部屋に置いてある ポットの水はもうありませんでした。 仕方なく台所に水を飲みに行くことにし ました。宮子さんに叱られるかもしれませ んが、瀬原は変えられません。そっと階段 を降りて台所に向かいました。冷蔵庫の 明りをつけて水を飲もうとした時、ふと 冷蔵庫の中の料理が目に入りました。み子 さんとはユが食べている料理と思われる ものがいくつも入っています。私は何気 なくその中の1つを手に取りました。私が 夕食で食べたのと同じにものでした。でも 見た目が少し違います。気になって少し 味みをしてみました。その瞬間私は学然と しました。味が全然違うのです。私が食べ たものは異常に塩辛かったのに、これは 普通のむしろ薄味の美味しいでした。私の 味覚がおかしくなったわけではありません でした。みや子さんは意図的に私にだけ塩 辛い料理を作っていたのです。震える手で 他の料理も味してみました。どれも普通の 味付けでした。つまりみ子さんは私の分 だけを別に作り、わざと体に悪い料理を 食べさせていたのです。私はその場に 座り込みました。みや子さんが私にして いることの意味がようやく完全に理解でき たのです。これは単なる嫌がらせではあり ませんでした。みや子さんは私の健康を恋 に害しようとしていたのです。援の 取り過ぎによる高血圧、むみ、息き切れ、 そして病院に行くことを禁止されるみ子 さんの目的は明らかでした。私を静かに、 しかし確実に弱らせ、最終的には死に らしめることだったのです。10回期の日 に言った言葉が蘇りました。早くお父さん に会えるといいですね。み子さんは本気で 私の死を願っていたのです。そしてその ために着実に計画を実行していたのです。 私は冷蔵庫の前で1人座り込み、恐怖で体 が震えました。自分の家で息子の妻に殺さ れようとしている。そんな現実を 受け入れるのはあまりにも辛すぎました。 でも証拠は目の前にありました。子さんが 家族に作る普通の料理と私だけに作る 塩辛い料理。その差は歴然としていました 。宮子さんは私を騙し、私の健康を害し、 最終的には私を殺そうとしていたのです。 私はゆっくりと立ち上がり、料理を元の 場所に戻しました。そして静かに自分の 部屋に戻りました。布団に入っても眠る ことはできませんでした。 頭の中でこれからどうすればいいのかを 必死に考えていました。天に話すべき でしょうか?でも天が宮子さんを信じて私 の言葉を疑うかもしれません。それに証拠 と言っても料理の味の違いを説明するのは 難しいでしょう。宮子さんはきっと お母さんの年齢を考えて薄味にしてあげて いるのですとでしょう。近所の人に相談 することも考えましたが皆さんはみや子 さんを立派なお嫁さんだと思っています。 私が宮子さんの悪口を言っても信じて もらえないでしょう。それどころか年を 取って被害妄想が激しくなったと思われる かもしれません。娘のに話すことも考え ましたが、け子は関西に住んでいて、すぐ には助けに来てくれません。それにけ子も 宮子さんを信頼しています。私1人の証言 では稽古を説得するのは難しいでしょう。 私は絶望的な気持ちになりました。誰も 信じてくれない。誰も助けてくれない。 み子さんの完璧な演技の前では私の訴えは 年寄りの愚痴にしか聞こえないのです。 翌朝宮子さんはいつものように冷たい態度 でした。でも私には昨夜の発見があります 。みや子さんが私の朝食を部屋に持ってき た時、私は料理をじっと見つめました。 案の城異常に塩辛い味でした。みや子さん が部屋を出て行った後、私は料理に手を つけませんでした。もうみや子さんの作る 料理を食べるわけにはいきません。でも 食べなければみや子さんに怪しまれる でしょう。私は慎重に行動することにし ました。まずはみや子さんに気づかれない ように少しずつ証拠を集めることです。と して適切な時が来たら信頼できる人に相談 することです。でも時間はそれほど多く ないかもしれません。宮子さんの攻撃は 日に日に激しくなっています。私の体調も 限界に近づいています。一刻も早くこの 状況から抜け出さなければなりません。 その日の午後午後私は明りの写真に向かっ て話しかけました。 さん、大変なことになりました。み子さん は私を殺そうとしています。10回機の日 にあなたの前でそんな恐ろしいことを考え ているなんて。あさん、どうか私を守って ください。明りの写真は相変わらず優しく 微笑んでいました。でもあはもうこの世に はいません。私は自分の力でこの危機を 乗り越えなければならないのです。 夕方み子さんが私の部屋に食事を持ってき ました。今日も塩辛い料理でした。みや子 さんは私を見て言いました。お母さん最近 食欲がないようですね。年を取ると だんだん食べられなくなるものです。でも 栄養をつけないと体によくありませんよ。 その言葉には偽然的な優しさがありました 。私の健康を心配しているふりをしながら 実際には私の健康を害している。みや子 さんの残酷さに私は言葉を失いました。 わかりました。気をつけて食べますと 答えるしかありませんでした。みや子さん は満足に部屋を出ていきました。私は1人 になると涙が止まりませんでした。自分の 息子の妻に騙され毒を盛られ殺されようと している。 こんな現実を受け入れることはとても辛い ことでした。でも私は負けるわけにはいき ません。明りのためにも天のためにも そして自分自身のためにもこの危機を 乗り越えなければなりません。宮子さんの 邪悪な計画を暴き自分の身を守らなければ ならないのです。その夜私は決意を固め ました。もう受け身でいるのはやめよう。 積極的に行動してこの状況を変えよう。 みや子さんがどんなに巧妙でも真実はいつ か明らかになるはずです。私は手帳を 取り出してこれまでの出来事を詳細に書き 始めました。宮子さんの態度の変化、食事 の問題、病院に行くことを禁止されたこと 、そして咲夜発見した料理の味の違い。 全てを記録に残すことにしたのです。もし 何かあった時のために証拠を残しておか なければなりません。みや子さんの完璧な 演利に惑わされない人がきっといるはず です。その人に私の体験した真実を伝え なければなりません。翌朝私は新しい決意 を胸に気象しました。子さんの監視の目を 買いくってライブに助けを求める方法を 見つけなければなりません。1人で戦うに は相手が強すぎます。でも諦めるわけには いきません。み子さんが朝食を持ってきた 時、私はいつものように静かに受け取り ました。でも心の中では反撃の計画を練っ ていました。みや子さんは私を弱い老人だ と思っているでしょう。でも私にはまだ 戦う力が残っています。明りの10回機の 日に仏壇の前で聞いたあの恐ろしい言葉を 忘れることはできません。早くお父さんに 会えるといいですね。その言葉は私にみ子 さんの本当の正体を教えてくれました。 そして深夜に台所で発見した真実は私の 疑いを確信に変えました。子さんは計画的 に、組織的に私を殺そうとしているのです 。その事実を受け入れた今、私は戦う準備 ができました。10回期の日は私にとって 天地となりました。真実を知った今、私は 宮子さんの被害者でいるのをやめになる ことを決意したのです。戦いは始まった ばかりでした。子さんの恐ろしい正体を 知ってから1週間が経ちました。私は慎重 に行動しながら何とか外部に助けを求める 方法を探していました。でもみや子さんの 監視は思っているより厳しくなかなか機会 が見つかりませんでした。ある日子さんが 私に言いました。お母さん銀行に年金を 受け取りに行ってください。今月は支払い が多くて早めに必要なんです。私にとって これは絶好の機会でした。久しぶりに1人 で外出できるのです。わかりました。すぐ に行ってまりますと答えました。みや子 さんは念を押すように言いました。帰りは まっすぐ帰ってきてくださいね。買い物 などは私がしますから余計なことはしない でください。私は頷きましたが、心の中で は別のことを考えていました。この機会を 逃すわけにはいきません。誰か信頼できる 人にあって助けを求めなければなりません 。銀行への道乗りはいつもより長く感じ られました。久しぶりの外の空気は新鮮 でしたが、同時に不安でもありました。 もしみや子さんに見つかったらきっと外室 を禁止されてしまうでしょう。銀行で年金 を受け取った後、私は帰り道をゆっくりと 歩きました。誰か知っている人に会えない かと期待していたのです。そんな時後ろ から声をかけられました。しさん、お久し ぶりです。振り返ると佐藤さんが立ってい ました。さんは娘のの学生時代からの親友 で今は民星委員をしています。同じ町内に 住んでいますが、最近はお会いする機会が ありませんでした。かえさんは私の顔を じっと見て心配そうに言いました。しず さん随分痩せられましたね。お体の調子は いかがですか?その優しい言葉に私は涙が 出走になりました。実はとても心配してい たんです。以前は欲を見かけしていたのに 最近は全然お姿を見なくてさんの言葉で私 は自分がどれほど孤立していたかを改めて 実感しました。私は少し迷いましたが意し て言いました。かえさん実は相談したい ことがあるのです。もしよ時間があれば 少しお話しできませんでしょうか。あえ さんは心よく承諾してくれました。 もちろんです。しさんのことはけ子ちゃん からもよろしくお願いしますと頼まれてい ますから。近くに喫茶店がありますので そちらで話しましょう。喫茶店に入るとか さんは改めて私の様子を心配そうに見まし た。しずさん本当に痩せられましたね。 何か大変なことでもあったのですか?私は 深呼吸をして勇気を出して話し始めました 。実は宮子さんのことで困っているのです 。最初は些細なことだと思っていたのです が、だんだんエスカレーとしてきてかさん は真剣な表情で聞いてくれました。私は 宮子さんの態度の変化、食事の問題、病院 に行くことを禁止されていること、そして 年金を管理されていることを話しました。 かえさんは時々頷きながら最後まで聞いて くれました。そして深刻な表情で言いまし た。しずさん、それは非常に深刻な問題 です。高齢者虐待の可能性があります。 高齢者虐待という言葉を聞いて私は驚き ました。自分が体験していることにそんな 名前があるとは思っていませんでした。 解散は続けました。私は民としてこういう 問題に関わったことがあります。静さんが 体験されていることは明らかに虐待の症状 です。一刻も早く適切な対応を取る必要が あります。私はアドの気持ちでいっぱいに なりました。ようやく私の苦しみを理解し てくれる人に出会えたのです。かえさんは 真味になって相談に乗ってくれました。 まずけ子さんに連絡を取りましょう。家族 の中に味方がいることが重要です。それ から必要に応じて行政の支援も受けられ ます。さんの言葉に私は希望を感じました 。さんは私に名刺を渡してくれました。 いつでも連絡してください。民としてまた け子ちゃんの友人としてしさんを支えます 。1人ではありませんから安心して ください。私は感謝の気持ちで胸が いっぱいになりました。ありがとうござい ます。かえさん。長い間1人で悩んでいた のでこうしてお話できて本当に良かった です。 喫茶店を出る前にさんは重要なアドバイス をくれました。今後は宮子さんの言動を 記録に残すことをお勧めします。日時具体 的な内容を詳しく書いておいてください。 証拠があれば対応も取りやすくなります。 家に帰る途中、私の心は軽やかでした。 ようやく味方を見つけることができたの です。さんという頼りになる人がいること で私は勇気を取り戻していました。でも家 に着くと現実に戻されました。みや子さん が玄関で待っていたのです。お帰りなさい 。随分遅かったですね。銀行はそんなに 混んでいたんですか?私は慌てて答えまし た。はい。少し混んでいました。それに 久しぶりの外出だったのでゆっくり歩いて しまいました。みや子さんは疑うような目 で私を見ましたが、それ以上は何も言い ませんでした。その夜私は解散の アドバイスに従ってこれまでの出来事を 詳しく日記に書きました。みや子さんの 態度の変化、食事の問題、10回期の日の 恐ろしい言葉、深夜に発見した料理の真実 。全てを自系列で整備しました。翌日、私 はさんに電話をしました。みや子さんが 外出している間を狙ってこっそりと電話を かけたのです。かえさんは温かく迎えて くれました。しさん昨日はお疲れ様でした 。その後いかがですか?私は昨夜記録を つけたことを報告しました。かえさんは 関心してくれました。それは素晴らしい ことです。記録があれば状況を正確に把握 できます。解散は続けて言いました。け子 さんにも連絡を取りたいと思うのですが、 いかがでしょうか?家族の中に理解者が いることが重要です。私は躊躇しました。 稽古子は関西に住んでいてすぐには来られ ません。それに宮子さんを信頼している け子が私の話を信じてくれるかどうか不安 でした。でもさんは説得してくれました。 け子さんはお母さんのことを心から心配し ています。きっと理解してくれるはずです 。それに私も一緒に説明しますから安心し てください。私はいして同意しました。 わかりました。エコに話してみます。でも みや子さんに知られないようにしなければ なりません。その日の夕方み子さんが仕事 に出かけた隙を狙って私はエコに電話をし ました。久しぶりに娘の声を聞いて私は 安心しました。お母さん元気にしています か?みや子さんによくしてもらっています かとけ子が聞きました。私は深呼吸をして 真実を話し始めました。稽古実は話したい ことがあるのです。みや子さんのことで 困ったことが起きているの。私はみや子 さんの変化について詳しく説明しました。 最初稽古は信じられないという様子でした 。みや子さんがそんなことをするなんて とても信じられません。お母さん、何か誤 解があるのではないでしょうか。でも私が 具体的な例を上げて説明するとエコの声も 次第に深刻になりました。特に10回機の 日宮子さんの言葉を聞いた時、稽古子は 絶くしました。そんなことを言ったのです か?信じられません。お母さん1人で そんな辛い思いをしていたなんてエコの声 は涙声になっていました。私はさんのこと も説明しました。さんが民として相談に 乗ってくれることになったこと、専門的な 支援を受けられる可能性があることを話し ました。稽古子は即座に言いました。 わかりました。お母さん。私もできる限り のことをします。さんにも協力をお願いし ます。お母さんを1人にはしません。その 夜かさんとけ子、そして私の3人でテレビ 電話をしました。け子は画面越しに私の 痩せた姿を見て涙を流しました。お母さん こんなに痩せてしまって私が気づいてあげ られなくて本当にごめんなさい。あさんは エコに状況を詳しく説明し、今後の対応に ついて相談しました。稽古子は積極的に 協力する意思を示してくれました。私は できるだけ早く帰りたいと思います。でも 仕事の都合で今すぐには難しいのでまず 電話や解散を通じてお母さんを支えたいと 思います。私たちは具体的な計画を立て ました。まずみ子さんの言動をさらに 詳しく記録すること。可能であれば証拠と なる音声や写真を収集すること。そして 適切な時期に天に真実を伝えること。かえ さんが重要なアドバイスをくれました。 怪人さんに話す時は感情的にならず事実を 淡々と伝えることが大切です。準備ができ たら私も同席して説明します。け子も言い ました。お兄さんには私からも話します。 みや子さんがどんなに上手に演技をしても 具体的な証拠があれば信じてもらえるはず です。テレビ電話を終えた後、私は久し ぶりに希望を感じていました。ようやく見 方ができたのです。さんという専門知識の ある支援者と稽古子という家族の理解者。 私はもう1人ではありませんでした。翌日 から私は慎重に証拠収集を始めました。 さんに教えてもらった方法で携帯電話の 録音機能を使ってみ子さんの言葉を記録 することにしました。機会はすぐにやって きました。みや子さんが夕食を部屋に持っ てきた時いつものように塩辛い料理でした 。私は勇気を出して言いました。 さん、最近料理が少し塩辛く感じるのです が、もう少し薄味にしていただけませんか ?みやこさんの表情が変わりました。また 文句ですか?私がどれだけ苦労して作って いると思っているんですか?文句がある ならご自分で作ってください。私は携帯 電話をそっと操作して録音を開始しました 。みや子さんは続けました。本当に面倒 くさい。年寄りの面倒を見るのは大変なん です。少しは感謝してください。その言葉 をしっかりと録音できました。みや子さん が部屋を出て行った後、私は録音を確認し ました。はっきりと記録されていました。 これで1つ証拠ができました。数日後、 もう1つの重要な証拠を得る機会があり ました。子さんが電話で誰かと話している のが聞こえたのです。内容が気になって そっと近づいて聞いてみました。本当に 早く死んでくれればいいのに。年金だけは 入ってくるから我慢しているけど正直言っ て限界をみ子さんの声が廊下に響いてい ました。私は急いで録音を開始しました。 みや子さんは続けていました。には良いお を演じているから何も気づいていないわ。 でもいつまでこんなことを続けなければ ならないのかしら。この録音は決定的な 証拠でした。宮子さんが私の死を願い天を 騙していることが明確に記録されました。 私は震える手で録音を停止しました。その 夜私はかさんに報告しました。さんは録音 を聞いて深刻な表情になりました。これは 非常に重要な証拠です。明らかに虐待の 意図があることが分かります。エコにも 報告するとけ子は怒りと悲しみで言葉を 失いました。お母さんそんなひどいことを 言われていたなんて私たちは絶対に お母さんを守ります。私たちは最終的な 計画を立てました。来週末、天が帰って くる予定です。その時に全ての証拠を提示 して真実を伝えることにしました。け子も 都合をつけて帰ってくることになりました 。でもその前に予想外の出来事が起こり ました。け子が突然電話をかけてきたの です。お母さん、私はもう待てません。か さんも同意見です。明日お兄さんに全てを 話します。私は驚きました。まだ準備が 十分ではないのではないかと心配でした。 でもけ子は決意を固めていました。 お母さんが毎日苦しんでいるのをこれ以上 見ていられません。証拠は十分にあります 。お兄さんには一刻も早く真実を知って もらうべきです。かえさんも電話に加わっ て言いました。 け子さんの言う通りです。状況は深刻です 。怪人さんが事実を知ればきっと適切な 対応を取ってくれるはずです。その時私は みや子さんの足音を聞きました。急いで 電話を切らなければなりません。わかり ました。明日天に話しましょう。でも みや子さんに気づかれないよう注意して ください。電話を切った後、私は不安と 期待で胸がいっぱいでした。ついに真実を 明かす時が来たのです。みや子さんの完璧 な演技ももうすぐ終わりを迎えるでしょう 。その夜私は明りの写真に向かって 話しかけました。あさん、明日はとても 重要な日になりそうです。真実が明らかに なり、この苦しい状況が変わるかもしれ ません。どうか私たちを見守っていて ください。翌日運命の対決が始まろうとし ていました。私は長い間準備してきた証拠 手に最後の戦いに望む覚悟を決めていまし た。もう後戻りはできません。真実の時が ついにやってきたのです。週末の朝私は 緊張で早く目が覚めました。今日稽古子が 関西から帰ってきます。 そして天も大阪から戻ってくる予定です。 ついに長い間隠されてきた真実を明かす日 がやってきたのです。宮子さんはいつもの ように朝食の準備をしていました。 さんが帰ってくるので今日は特別な料理を 作らなければと朝から忙しそうにしてい ました。私を見るといつもの冷たい表情で 言いました。お母さんも今日は静かにして いてください。 怪人さんが疲れているでしょうから、私は 黙って頷きました。でも心の中では今日と いう日の重要性を噛しめていました。 みや子さんの完璧な演技を見るのもこれが 最後になるかもしれません。午前中エコ から電話がありました。お母さん渾新幹線 に乗りました。母後にはつきます。さんと も連絡を取り合っています。お母さん、 もう少しの辛抱ですからね。エコの声を 聞いて、私は安心しました。でも同時に 不安も感じていました。これから起こる ことで家族関係が大きく変わってしまう でしょう。天は宮子さんを愛しています。 真実を知った時、どれほどショックを 受けるでしょうか?昼過ぎ天が帰ってき ました。みや子さんは玄関で温かく迎え ました。お疲れ様でした。今日は稽古も 帰ってくるんですよ。久しぶりに家族 みんなが揃いますね。天は嬉しそうに 微笑みました。そうですね。母さんも喜ん でいるでしょう。け子とは久しぶりです から。 天マは私の部屋にやってきて優しく 話しかけました。お母さん元気でしたか? 今日は稽古も帰ってくるから賑やかになり ますね。私は複雑な気持ちで答えました。 はい。エコに会えるのを楽しみにしてい ます。天の優しい笑顔を見ているとこれ から起こることを想像するのが辛くなり ました。午後3時頃け子が到着しました。 久しぶりに見る娘の顔は心配そうでしたが 、み子さんの前では普通に振るまってい ました。みや子さん、いつもお母さんの ことをありがとうございます。みや子さん は恥ずかしそうに答えました。とんでも ないです。お母さんは私たちの大切な家族 ですから。でもエコの目は私の痩せた姿を じっと見つめていました。夕方かさんが 訪ねてきました。宮子さんは少し戸惑った ようでしたがエコの友人ということで普通 に迎え入れました。さんもまた民星委員と しての経験を生かして自然に振るまってい ました。今で家族みんなが集まった時稽古 が口を開きました。実は今日は大切なお話 が会って帰ってきました。お兄さんにも 聞いていただきたいことがあります。天は 不思議そうな顔をしました。何か大切な話 って何ですか?け子は私の方を見て優しく 頷きました。お母さんのことです。みや子 さんの表情が一瞬変わりましたがすぐに 心配そうな顔を作りました。お母さんに 何かあったのですか?け子は深呼吸をして 話し始めました。実はお母さんがとても 辛い思いをされているようなんです。 みや子さんとの関係で困ったことが起きて いるみたいで、天マは驚いた顔をしました 。え、どういうことですか?け子は慎重に 言葉を選びながら説明しました。お母さん から聞いたお話では食事のことや体調の ことで色々と制限を受けているようなん です。宮子さんは即座に反論しました。 そんなことはありません。私はお母さんの ことを1番に考えて毎日お世話をしてい ます。お母さん何か誤解されているのでは ないでしょうか。私は勇気を出して言い ました。ま、実は話したいことがあるの です。み子さんには申し訳ないのですが、 最近とても辛い思いをしているのです。天 は困惑していました。お母さん、具体的に はどういうことですか?み子がお母さんに 何か失礼なことをしたのですか?私は 震える声で答えました。食事を1人で部屋 で取らされるようになったこと、病院に 行くことを禁止されたこと。年金を全て 管理されていることを話しました。みや子 さんは涙軍で言いました。それは全部 お母さんのためを思ってのことです。 お母さんは年を取られて判断力も衰えて いらっしゃるから私がサポートしている だけです。その時さんが口を開きました。 すみません。私は民をしております佐藤と 申します。静さんからご相談を受けて今日 はお邪魔させていただきました。宮子さん は同様を隠せませんでした。民星院の方が どうしてこちらに?さんは冷静に答えまし た。高齢者の虐待に関する相談を受けた ためです。虐待という言葉を聞いて天は 愕然としました。聞いたまま待って。 まさか宮子が母さんを虐待しているという ことですか?そんなことはありえません。 稽古子が録音を取り出しました。お兄さん 、これを聞いてください。お母さんが録音 したみ子さんの言葉です。そして録音を 再生しました。本当に早く死んでくれれば いいのに。年金だけは入ってくるから我慢 しているけど正直言って限界をみ子さんの 声がはっきりと響きました。天の顔が 青ざめました。これはみや子の声ですか? みや子さんはわて否定しようとしました。 それは違います。私はそんなことは言って いません。きっと何かの間違いです。でも 録音は続きました。天には良いおを演じて いるから何も気づいていないわ。でもいつ までこんなことを続けなければならないの かしら。天マは立ち上がってみ子さんを 見つめました。みや子、これは本当に あなたの声ですね。なぜこんなことを言っ たのですか?み子さんは追い詰められて 必死に弁解しようとしました。それは私が ストレスで一時的に言った言葉です。本心 ではありません。お母さんのことは大切に 思っています。しかしけ子はさらに証拠を 提示しました。お兄さんそれだけではあり ません。お母さんが食べている料理と 私たちが食べている料理の塩分量が全然 違うんです。お母さんだけに異常に塩辛い 料理を食べさせていました。 私は思い気持ちで口を開きました。あま、 実はもう1つ話さなければならないことが あります。この家の所有権のことです。 お父さんが亡くなった後、この家は私の 名義になっています。み子さんは私のこと を遺相ろだと思っているようですが、実際 には逆なのです。天は完全に言葉を失い ました。み子さんは私をこの家の厄介者だ と思って扱っていたのですか?みや子さん は反論できませんでした。その時みや子 さんの中で何かが爆発したようでした。 もういい加減にして。そうよ。全部本当よ 。あなたたちが私にこの生活を共容したの よ。私だって好きでやっていたわけじゃ ない。天マは震え声で聞きました。み子、 あなたは本当に母さんのことを。みや子 さんは完全に自性を失っていました。 うんざりだったのよ。毎日毎日年寄りの 世話をするのが早く死んでくれればどんな に楽になることか。あなたが大阪に行って から我慢の限界だったのよ。今は静寂に 包まれました。み子さんの本省がついに 荒わになったのです。 天は涙を流しながら言いました。みや子、 僕はあなたを信頼していたのにどうして こんなことができたのですか?み子さんは 開き直ったように言いました。あなたが 勝手に決めたことでしょう。私は最初から 反対だったのよ。でもあなたが説得する から仕方なく承諾したのよ。天は深く頭を 下げて言いました。僕たちは離婚します。 あなたには実家に帰ってもらいます。 そして母さんに心からお詫びします。1 時間後、宮子さんのご両親が駆けつけまし た。事情を聞いた両親は深く頭を下げて 謝罪しました。申し訳ございません。娘が このような恐ろしいことをしていたなんて 私たちも知りませんでした。子さんは最後 に私の前に膝まづいて言いました。 お母さん本当に申し訳ありませんでした。 私がしたことは絶対に許されることでは ありません。でももう遅すぎました。み子 さんが去った後、家の中は不思議なしさに 包まれました。長い間続いた悪夢が ようやく終わったのです。天は私の前で涙 を流しながら謝りました。 お母さん、僕が気づかなかったばかりに こんなに苦しい思いをさせてしまって、私 は天を慰めました。天、あなたは悪くあり ません。み子さんの演利があまりにも完璧 だったのです。大切なのは今こうして真実 が明らかになったことです。数ヶ月後、天 は大阪から戻ってきて、私たちは再び一緒 に暮らし始めました。でも私にはもう1つ の決断がありました。エコの近くに 引っ越すことでした。天は驚きました。 お母さん、どうしてですか?僕がちゃんと お世話しますから。私は微縁で答えました 。あま、私はもう79歳です。残りの人生 を自分らしく行きたいのです。エコの近く で新しい生活を始めたいと思っています。 1ヶ月後、私は関西のエコの家の近くに ある小さなマンションに引っ越しました。 け子は毎日のように顔を見せてくれて、孫 たちもよく遊びに来てくれます。天も月に 1度は必ず会いに来てくれます。ある夕方 私はまに座って夕日を眺めていました。 79歳で新しい人生を始めるなんて思いも しませんでした。でも私は勝ちました。 尊厳を取り戻し、自由を手に入れました。 明りの写真を見ながら私は心の中で 話しかけました。あさん、私はやり遂げ ました。最後まで諦めませんでした。 きっとあなたも天国で安心して微笑んで いることでしょう。 私の部屋の窓から見える夕日はとても 美しくが焼いていました。この年齢になっ て人生をやり直すことができるなんて、私 は深く息を吸って新しい明日への希望を胸 に抱きました。宮子さんとの出来事は確か に辛い体験でした。でもその体験が私に 教えてくれたことがあります。どんな年齢 になっても人間の尊厳は踏みにじられては ならないということ。そして1人では戦え なくても必ず味方はいるということです。 かえさんは今でも時々様子を見に来てくれ ます。稽古子は毎日のように電話をくれ ます。天も以前より私のことを気にかけて くれるようになりました。私はもう1人で はありません。これが私、野村静の物語 です。79歳で経験した人生最大の試練と そこからの復活の物語でした。しさんの 物語はここで終わりです。誰が想像できた でしょうか?人生の最終賞に近い年齢で これほど大きな変化を経験することになる とは。静かな受け身の状態から勇気を持っ て立ち上がり、自分の人生を取り戻すまで の静さんの旅地は私たちに深い教訓を与え てくれます。人間の尊厳はどのような年齢 でも踏みにじられてはならないものです。 私たちは決して不正に1人で耐える必要は ありません。そして最も重要なことは 新しいスタート起きるのに遅すぎるという ことは決してないということです。この 物語を最後まで聞いてくださった皆様 ありがとうございました。この話が皆様の 心に届いたなら是非いいねボタンを押して チャンネル登録をしていただければと思い ます。また次回の意味ある物語でお会いし ましょう。ありがとうございました。
79歳の野村静恵さんは、愛する息子家族との同居が決まり、幸せな日々を夢見ていました。しかしその夢は、息子の転勤をきっかけに、完璧な嫁を演じていた女の本性によって無残にも打ち砕かれます。
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老後の物語
老後は穏やかな日々だけではなく、年金、社会保障、晩年の恋、離婚、再婚など、さまざまな悩みがつきものです。私は、そんなリアルな物語をお届けします。涙も笑いも、後悔も希望も詰まった人生の話。60歳からの人生に興味がある方、一緒に聞いて、共感しませんか?
VOICEVOX :青山龍星
VOICEVOX :Nemo
企画・制作部門
総合プロデューサー: 青木隆二 (Aoki Ryuji)
企画・構成: 西村智恵 (Nishimura Tomoe)
制作統括: 平野大輔 (Hirano Daisuke)
制作進行: 山本理沙 (Yamamoto Risa)
制作アシスタント: 池田美和 (Ikeda Miwa)
アソシエイトプロデューサー: 田村航 (Tamura Wataru)
撮影・映像技術
撮影監督: 森本健司 (Morimoto Kenji)
カメラディレクター: 浜田麻衣子 (Hamada Maiko)
第一カメラマン: 内田雄介 (Uchida Yusuke)
第二カメラマン: 片岡優太 (Kataoka Yuta)
照明チーフ: 坂口光男 (Sakaguchi Mitsuo)
照明アシスタント: 大野結菜 (Ono Yuna)
音声収録: 谷口真一 (Taniguchi Shinichi)
編集・ポストプロダクション
編集長: 柴田雅人 (Shibata Masato)
メインエディター: 水野愛美 (Mizuno Manami)
カラーグレーディング: 北村龍也 (Kitamura Tatsuya)
映像効果: 小川晃司 (Ogawa Koji)
モーショングラフィックス: 中島美咲 (Nakajima Misaki)
音響・音楽
音響監督: 藤原貴之 (Fujiwara Takayuki)
サウンドデザイナー: 吉野あかり (Yoshino Akari)
効果音制作: 上田翔太 (Ueda Shota)
音楽プロデューサー: 岩崎純一 (Iwasaki Junichi)
BGM作曲: 宮崎春花 (Miyazaki Haruka)
音響ミキサー: 村田慎也 (Murata Shinya)
ストーリー・脚本
脚本家: 渡邊綾乃 (Watanabe Ayano)
ストーリー監修: 高田修平 (Takada Shuhei)
物語構成: 横山千鶴 (Yokoyama Chizuru)
台本制作: 江藤美紀 (Eto Miki)
リサーチャー: 金子洋平 (Kaneko Yohei)
声優・ナレーション
メインナレーター: 久保田誠 (Kubota Makoto)
副ナレーター: 島田恵理 (Shimada Eri)
キャラクターボイス: 林田和樹 (Hayashida Kazuki)
特別出演: 石原麻希 (Ishihara Maki)
デザイン・アート
アートディレクター: 荒木直人 (Araki Naoto)
グラフィックデザイナー: 永井美穂 (Nagai Miho)
イラストレーター: 関根大地 (Sekine Daichi)
キャラクターデザイン: 竹内さくら (Takeuchi Sakura)
背景アート: 野田健太郎 (Noda Kentaro)
UI/UXデザイン: 山口花音 (Yamaguchi Kanon)
技術・配信
技術統括: 松井秀樹 (Matsui Hideki)
システムエンジニア: 佐々木純子 (Sasaki Junko)
配信技術: 伊藤翔 (Ito Sho)
品質管理: 小林真由美 (Kobayashi Mayumi)
データ分析: 鈴木拓実 (Suzuki Takumi)
マーケティング・宣伝
マーケティングディレクター: 田中康夫 (Tanaka Yasuo)
SNS運営: 大橋あゆみ (Ohashi Ayumi)
広報担当: 加藤雄大 (Kato Yudai)
サポートスタッフ
総務・経理: 長野美智子 (Nagano Michiko)
制作サポート: 福山咲良 (Fukuyama Sakura)
インターン: 山下蓮 (Yamashita Ren)