【本当にあった話】月給80万円の部長職だった62歳男性、なぜ退職後に『出口なし』の困窮生活を送っているのか?【感動する話】

壁の古い時計のカチカチという規則正しい 音が部屋の重苦しい静寂を破る唯一の音の ようだった外では雨が降り続きまるで何か 失われたものを傷んでいるかのように生涯 をかけて大切にしてきた貴重なものが失わ れたことを嘆いているかのように老人は そこに座ったまま身じぎもせず乾き切った 瞳で虚空を見つめているそこにはかつて 輝いていた夢の残骸だけが冷たい牌となっ て横たわっていたこんにちは皆様今日は 私たちのチャンネルにお越しいただき ありがとうございます本日はある1つの 物語に耳を傾けていただきたいと思います 石川両一が最後の通勤電車に乗ったのは桜 の散り始めた4月の朝だった62歳の 誕生日を迎えたばかりの彼はいつものよう に7時15分の織田急線に身を任せていた 窓の外を流れる慣れた風景を眺めながら 両一は40年近く続けてきたこの通勤が もうすぐ終わることを実感していた世田 役約役所での最後の1日定年退職という 人生の大きな節目が思ったより静かに 訪れようとしていた電車の中で両一は自分 の人生を振り返っていた大学を卒業して すぐに区役所に就職し戸籍家から始まって 税務か福祉か最後は総務化の課長様で務め た特別に出世したわけでもなく特別に失敗 したわけでもないただひたすら真面目に 規則を守り上司の指示に従い部下の面倒を 見てきたそれが石川涼一という男の公務員 人生だった同僚たちは両一を石橋を叩いて 渡る男と呼んでいた新しい制度の導入が あれば誰よりも慎重に検討しリスクを 洗い出し確実に実行する派手さはないが 信頼できる男として知られていた叶いの 若い職員たちも困ったことがあれば両一に 相談する彼はいつも時間をかけて話を聞き 的確なアドバイスをくれる先輩だった しかしその一方で両一は時々感じていた この40年間自分は本当に生きてきたの だろうかという疑問を毎日同じ電車に乗り 同じ机に向かい同じような書類を処理する 確かに安定していたがそれは本当に自分が 望んでいた人生だったのだろうか区役所 から帰宅すると妻の花が玄関で迎えて くれる結婚して35年花は両一にとって 最も大切な存在だった控えめで優しく家庭 を守ることに生きがいを感じている女性 だった2人の子供長男の健太と長女の身先 もすでに独立しそれぞれ家庭を築いている 健太は大手勝者に務める会社員み崎は小 学校の教師として働いている月に1度は顔 を見せてくれるがそれぞれ忙しい生活を 送っていた石川の夕食はいつも同じ テーブルで同じ時間に始まる花が心を込め て作った料理を前に両一は1日の出来事を 話す大きな変化のない穏やかな時間それは 確かに幸せな時間だったが両一の心の奥底 には何か物足りないものがあったお疲れ様 でした花がお茶を入れながら言う明日は いよいよ最後の日ですねああそうだな両一 は湯みを両手で包みながら答えた長かった ような短かったような退職後は何をなさる おつもりですか花は控えめに訪ねたこれ までも何度か話題に登ったが両一は はっきりとした答えを出していなかった まずは少しゆっくりしたいなそれから君と 一緒に旅行にでも行こうか伊豆とか箱根と か両一は微方園だ将棋クラブにも入ってみ たいし読みたかった本もたくさんある花は 安心したような表情を見せたそれが1番 ですわお疲れ様でした しかし両一の心の奥には全く別の思いが うまいていたそれは長年をし殺してきた 密かな野望だった自分の事業を持ちたい 自分で決断し自分の責任で何かを成し遂げ てみたいそんな思いが定年を迎える今に なってかつてないほど強くなっていた若い 頃両一にはいくつかのアイデアがあった 小さな書店を開きたいと思ったことがある 地域密着型のコンサルティング会社を作り たいと考えたこともあるしかし結婚し子供 が生まれ住宅ローンを組み教育費がかかる ようになるとそんな夢は現実的では なくなった安定した収入こそが家族を守る 裁量の方法だと思っていたでも今は違う 子供たちは独立し住宅ローンも関西した 退職金と貯蓄を合わせればそれなりの資金 がある何よりこれから先の人生でやりたい ことをやらなければいつできるというの だろうか両一の気持ちを大きく動かしたの は2人の古い友人の存在だった1人目は 吉田健造高校時代の同級生で両一と同じ ように大手企業でサラリーマン生活を送っ ていたしかし5年前57歳の時に思い切っ て早期退職しコンビニエンスストアを開業 した最初は1店舗だったが今では3店舗を 経営する小さなチェーンに成長していた 洋一と吉田は月に1度居酒屋であって近況 を報告し合う習慣があった最初に吉田が 独立を決意した時両一は内心では無謀だと 思っていた安定した会社をやめてなぜ そんなリスクを取るのかと心配していた しかし会うたびに吉田の表情は明るくなっ ていった確かに苦労は多いようだったが 自分で決断できる喜び努力が直接結果に 反映される充実感について吉田は生き生き と語った両一会社員を一生続けていても 結局は生活していくだけで精一杯さ吉田は 生ビールのジョッキを傾けながら行った俺 も最初は不安だったよでも自分で決めて 自分で責任を取るこれがこんなに楽しいと は思わなかったでも大変でしょう資金の ことや従業員のことや両一は心配層に訪ね たもちろん大変さでもねその大変さが自分 のものなんだ会社にいた時の大変さは結局 他人ごとだった今は違う全部が自分に帰っ てくる吉田の目は輝いていたシ戸は勝負に 出なければ人生は変わらないよう もう1人の友人は青きまさる彼は駅前で かっちゃんという居酒屋を経営していた 元々地方銀行に務めていたが10年前に 退職して飲食に転進した店はいつも客で 賑わい青木自身も忙しそうだがとても充実 して見えたサラリーマンでいる限り初詮は 他人のために働いているだけだ青木は店の カウンターで焼き鳥を焼きながら行った 自分のために働く喜びを知らないのは人生 の損失だよ両一青きの店は小さいながらも 常連客に愛されていた仕事帰りの サラリーマンや近所の主婦たち時には 家族連れもやってくる青きは客1人1人の 顔を覚えていてそれぞれの好みに合わせて 料理や酒を進めるそんな青きを見ていると 両一は羨ましく思ったお客さんの笑顔が 直接見える仕事いいものだよ青木は 焼き上がった焼き鳥を両の前に置きながら 続けた銀行にいた時は数字ばかり追いかけ ていた今は人間を相手にしているこれが 本当の仕事だと思うんだ 両一は2人の友人を見ていてだんだんと 自分も何かを始めてみたいという気持ちが 強くなっていった特に食品業界は魅力的に 思えた人々の生活に直結する基本的な ニーズに答える仕事吉田のコンビニも青木 の居酒屋も結局は職に関わる事業だった 両一は時間をかけて色々な飲食店を観察 するようになったうどんやそばやラーメン 店軽食やどの店にもそれぞれの工夫と こだわりがあったしかし両一の目には経営 自体はそれほど複雑には見えなかった良い 食材を仕入れ美味しく調理し清潔な環境で 提供するお客様に満足してもらい適正な 利益を得るシンプルな構造に思えた区役所 での管理経験も生かせるはずだった予算 管理人事管理スケジュール管理これらの スキルはどんな事業でも必要になる領は 自分なりに分析してみた飲食業で成功する ためには立地味サービス価格設定が重要だ そして何よりしっかりとした管理体制これ らを冷静に計画し着実に実行すれば必ず 成功できるはずだただし両一が見ていたの は表面的な部分だけだった食材の価格変動 季節による売上の波共合点との厳しい競争 従業員の教育と定着衛生管理の複雑さ マーケティングの難しさそして何より日々 の売上に一気一致する精神的な負担これら の現実を両はまだ理解していなかった定年 退職の日がやってきた区役所の相別会では 多くの同僚や部下が領って集まってくれた お疲れ様でした寂しくなりますまた遊びに 来てくださいそんな言葉を聞きながら両一 は複雑な気持ちだった確かに愛着のある 職場だったが同時に新しい人生への期待も 膨らんでいた退職手当てを受け取った時 両一は大きな決断を下したこの機会に長年 の夢だった自分の授業を始めようそう決心 した両一はまず花に相談することにした その夜いつものようにお茶を飲みながら 両一は切り出した花実は君に相談したい ことがあるんだはい何でしょうか花は 穏やかに答えた退職を気に何か新しいこと を始めてみたいと思うんだ具体的には 小さな飲食店を開いてみたい花の手が一瞬 と待ったお茶碗を持ったまま夫の顔を じっと見つめた飲食店ですかそうだうどん 屋を考えているんだ日本の伝統的な料理で 年齢を問わず愛されている作り方もそれ ほど複雑ではないし材料費も比較的安い 何より僕たちの年代ならに対する理解もあるはずだ鼻は少し困ったような表情を見せたでも疲れ様でしたく年を迎えられたのに大変な思いをなさることはないのではないでしょうか確かにそうかもないでもはな僕はこの 40年間ずっとことの繰り返しだった 安定していたが何か物足りなかった今なら まだ体力もあるしやりたいことに挑戦 できる両一は立ち上がって初斎から何枚か の資料を持ってきた実はもう少し調べてみ たんだそれは両一が密かに集めていた飲食 業に関する情報だった業に必要な資金 保険所の許可メニューの公案立地の選び方 貴重面な両チらしくきちんと整理されてい たうどん屋なら初期投資もそれほど大きく ない店舗の賃貸厨房設備テーブル食器類 全部合わせても1000万円以内で開業 できるはずだ花は資料を見ながら心配層に 訪ねたでももしうまくいかなかったら 私たちの老後の資金が心配領一は自信を 持って答えた退職金と貯蓄を合わせれば 十分な資金があるしかも僕には40年間の 管理経験がある計画的に進めれば必ず成功 する両一は花に向かって熱っぽく語り始め た考えてみてくれ吉田君はコンビニで成功 した青木君は居酒屋で成功している彼らに できることがなぜ僕にできないだろうか むしろ僕の方が計画性があるしリスク管理 もできる花は夫の熱意を感じていた結婚し てから35年こんなに情熱的に何かについ て語る領を見るのは久しぶりだった年後の 生活について漠然とした不安を抱えていた 花にとって夫の新しい目標は魅力的でも あったうどん屋さん花は小さくついた私も お手伝いできるでしょうかもちろんだ両一 の顔が明るくなった君と一緒ならきっと 素晴らしい店になる花は少し考えてから 静かに答えた分かりました一緒にやってみ ましょう両一は花の手を握ったありがとう きっと僕たちの新しい人生の始まりになる その夜両一は興奮してなかなか眠れなかっ た頭の中で開業までの計画を何度も 練り直していた店の名前はどうしよう メニューはどんなものにしよう従業員は何 人やと立チはどこがいいだろう翌朝から 両一の本格的な準備が始まったまずは立地 探しから始めることにした不動産屋を何件 も回り条件に合う物件を探した駅に近く オフィスや学校の近くで家賃が予算内に 収まる場所そんな都合の良い物件は なかなか見つからなかった1週間ほど 探し回った後ようやく良い物件を見つけた それは小田急線の駅からと徒歩5分小さな オフィスビルト高校に挟まれた場所にある 20ほどの店舗だった家賃は月額に 10万円決して安くはないが立地を考えれ ば妥当な価格だった両一は何度も現地を 訪れ朝昼晩の人通りを観察した朝は サラリーマンや学生が急ぎ足で通り過ぎ昼 はオフィスワーカーが昼食を求めて 歩き回り夕方は学生たちがクラブ活動の 帰りに立ち寄るなかなか良い立地に思えた 契約を決める前に両一は花を連れて物件を 見に行ったどう思う両一は期待を込めて 尋ねた花は店内をぐるりと見回してから 答えた少し狭いようにも思いますが温かい 雰囲気になりそうですねそうだろう カウンターが8隻テーブルが4つ24隻 あれば十分だ両一はすでに頭の中で店の レイアウトを描いていた契約が成立すると 次は海層工事だった領は地元の公務店に 依頼し厨房設備の設置客席の配置内装の 仕上げなど細かく指示を出した壁は温かみ のある木目帳に照明は落ち着いた色合いに カウンターは職人が手作りした欅きの1枚 板を使用したお客様にくついでいただける 空間にしたいんです両一は公務店の社長に 説明した高級感よりも親しみやすさを重視 してください厨房設備はうどん専門店用の 茹で無式冷蔵庫作業台などを一識揃えた 食器はありた焼きのどんぶりを中心に 落ち着いた色合いのものを選んだ箸は国産 の竹橋お盆は木星のものにこだわった店の 名前は明けぼあけぼに決めた新しい始まり への希望を込めた名前だったの連は根に 白い文字であけぼと書いてもらい下に 小さくうどんトイレた看板も同じデザイン で作成し店の前に取り付けた従業員の採用 も重要な課題だった両一は地元のハロー ワークに求人を出すとに知人に紹介を依頼 したうどん作りの経験者を探すのは大変 だったが元で働いていた50代の男性田中 というベテランの職人を雇うことができた うどんもそばも基本は同じです田中は面接 で自信を持って答えた出汁の取り方面の 茹で方盛り付けの仕方30年の経験があり ます田中の人柄もよく領一は彼を主任人と して雇うことにした月給は30万円経験者 としては妥当な金額だった接客スタッフと しては近所に住む主婦の山田さんと高校を 卒業したばかりの青年佐藤君を雇った山田 さんは週4日佐藤君は週5日の勤務で時給 は900円だったお客様への心配りを大切 にしてください両一は2人に説明した 美味しいうどんを提供するのはもちろん ですが気持ちよく過ごしていただくことが 1番大切ですメニューの開発には特に力を 入れた基本の駆けうどんから始まって 天ぷらうどん狐うどんつ身うどん肉うどん 季節限定メニューとして春は山西菜うどん 夏は日足うどん秋はキノコうどん冬は 鍋焼きうどんを考案した価格設定も慎重に 検討した掛うどんは380円天ぷラうどん は580円肉どんは680円近隣の競合点 と比較してやめの設定にしたお客様に気軽 に来ていただきたいというのが両一の考え だった回転日は録画1日に決めた梅入り前 の爽やかな季節だった両一は回転の1週間 前から近所にチラシを配って歩いた新回転 うどんの明けぼ心を込めてお作りしますと いうキャッチコピーでオープン記念として 全品を10円引きのサービスを告知した 回転当日の朝両一は5時に起きて店に 向かった田中さんと一緒に出しを取りの 準備をした山田さんと佐藤君も早めに来て テーブルを拭き食器を並べ店内を住み積み まで掃除したいよいよですね花は緊張した お持ちで行った彼女も朝から店に来てお 手伝いをしていたああついにこの日が来た んだな両一は深呼吸をした頑張ろう午前 11時あけぼ塚 に回転した最初のお客様は近所の奥さん だった回転おめでとうございます駆け うどんをお願いします両一は丁寧にお辞儀 をして田中さんに注文を伝えた初めて作る うどんは湯気を立てて美味しそうにし やがった美味しそうですねお客様は満足草 に行ったまた来たさせていただきますその 日は近所の人々や両一の元たち吉田や青木 などの友人たちが次々と訪れた皆一の 新しい挑戦を応援してくれた両一いい点だ な青木は肉丼を食べながら行った出汁も しっかりしているし麺の腰もいいこれなら 成功するよありがとう両一は嬉しそうに 答えた田中さんの腕が良いんだ1日目の 売上は3万2000円だった客数は42人 まずまずのスタートだった両一は帳簿に 丁寧に記録しながら手応えを感じていた 翌日3日目1週間1ヶ月あけぼは順調に客 を伸ばしていった近所の常連客もでき始め いつものお願いします と言ってくれる人も現れた両一は毎日店に 立ちお客様1人1人に声をかけた いらっしゃいませありがとうございました またお待ちしておりますそんな言葉を かわしながら両一は充実感を味わっていた 公務員時代には感じることのできなかった 直接お客様と接する喜び自分の努力が売上 という形で現れる手応えこれが自分の求め ていたものだったのかもしれない花も週末 には必ず手伝いに来てくれた接客は不慣れ だったが持ち前の優しさでお客様に親しま れるようになった奥さんの笑顔が素敵です ねと言ってくれるお客様もいた田中さんも 良い仕事をしてくれていたうどんの品質は 安定していてお客様からの苦情は1度も なかった美味しいうどんでしたという言葉 を聞くたびに両一は田中さんを雇って 良かったと思った山田さんと佐藤君も だんだん仕事に慣れてきた最初はぎこち なかった接客も1ヶ月を過ぎる頃には自然 になってきた佐藤君は特に覚えが早く 忙しい時間帯でも的確に動いてくれた両一 は毎晩1日の売上を集計し食材の発注をし 翌日の準備をした店を閉めるのはいつも 午後時過ぎ家に帰ると疲れて履いたが充実 感に満たされていたお疲れ様でした花がお 茶を入れてくれる今日はいかがでしたか 順調だよ 常連のお客様も増えてきたしこのまま行け ば必ず軌道に乗る両一は自信に満ちていた しかし両一はまだ気づいていなかった最初 の客足の多くは新規回転への好奇心と知人 たちの義りによるものだったこと本当の 勝負はこれから始まるのだということ近隣 には創業50年の死に生点があった元で 長年愛され続けている名点だったまた駅の 反対側には全国チェーンのうど店も出展し ていた安くて早いことで人気を集めていた 競争はすでに始まっていた食材費の高等 人件費の上昇家賃や高熱費などの固定費 そして何よりお客様の心を掴み続けること の難しさ領一が思っていたほど飲食業は 甘い世界ではなかったそれでも夜の店まの 時間両一は満足草にあけぼの看板を見上げ た自分の店を持つという夢がついに現実に なった明日もまたお客様に美味しいうどん を提供しようそう思いながら両一は家地に 着いた空には満月が浮かんでいた新しい 人生の船手を祝福してくれているようだっ た両一はまだ知らなかった商売の世界には 想像もしていなかった嵐が待っていること そしてその嵐がやがて彼の人生を根底から 変えてしまうこと3ヶ月が過ぎた頃両一は 最初の変化に気づき始めた回転当初の 華やかさが少しずつ影を潜め日々の現実が 姿を表し始めていた月曜日の午後いつも なら食で賑わうはずの時間帯に店内には わずか2人の客視会いなかった両一は カウンターの奥で帳簿を眺めながら眉を 潜めた先週の売上は前月費で15%減少し ていた最初の物珍しさが薄れたのかそれと も他に原因があるのか領は理由を探ろうと したが明確な答えは見つからなかった近所 の人々は相変わらず親切だったし料理の味 に対する苦情もなかったそれでも確実に 客足は減っていた田中さん最近お客様の 様子はいかがですか領は主任料理人の田中 に尋ねた田中は手を洗いながら振り返った そうですねリピーターのお客様は定着して きたと思いますでも新規のお客様は確かに 少なくなりました何か改善すべき点はあり ますかうん田中は少し考えてから答えた味 に関しては自信がありますただ向いメンタ 田村3話は創業50年の死偽舗ですからね 常連のお客様が戻って行かれるのは自然か もしれません領は田村のことを思い出した 確かに死偽の威圧感は相当なものだった昼 になると行列ができ地元の人々が当たり前 のように足を向ける店だった両一も回転前 に1度食べに行ったことがあったが確かに 長年の経験に裏打ちされた味だった原種の 田村さんは70歳を超えているが毎日朝 早くから出汁を取りを打つ姿を見かけた その職人機質と3台にはたって地域に ね指した信頼関係両一はそこまで深く考え ていなかったさらに問題だったのは駅の 反対側に全国地園の丸ガ生面が出点予定だ という噂が流れていることだった安くて 早くて美味しいという3拍子揃った チェーン点の脅威を両一は軽く見ていた 個人点の良さで勝負すればいいと監視して いたが実際に価格競争が始まったら 立ち打ちできるのだろうか4ヶ月目に入る と新たな問題が浮上した田中の勤務態度に 変化が見られるようになったのだ最初の頃 は貴重面に出勤していた彼が時々無断で 遅刻したり理由もなく休んだりするように なったある木曜日の朝回転準備の時間に なっても田中が現れなかった両一は慌てて 電話をかけたが繋がらない仕方なく両一 自身がうどんを茹でることになったが慣れ ない作業で時間がかかり最初の客を十分も 待たせてしまった申し訳ございません料理 人が体調不良で領は平謝りしたが客の表情 は明らかに不満だったその客は会社員風の 男性で急いでいる様子だった時間がないん ですキャンセルします男性はイ立ったまま 店を出ていった両一は悔しい思いをした せっかく来てくれた客を自分の準備不足で 逃してしまった飲食業ではこのような機械 損失が致名的だということを身を持って 学んだ瞬間だった昼過ぎにようやく田中が 現れた時両一は静かに問いたしたどうされ たんですか連絡もなしにすみません ちょっと家庭の事情で田中の答えは曖昧 だった酒の匂いがかかにしたが両一は何も 言わなかったしかしこのような事態は 繰り返された週に1度は田中の無断血筋が ありその度に両一が代理を務めることに なった素人の両一が作るうどんはどうして も田中の味に及ばなかった出しのさ麺の 茹で時間盛付けの美しさ全てに差があった 今日のうどんいつもと味が違いますね連の 客から指摘された時両一は顔から火が出る ような思いだった申し訳ございませんすぐ に改善いたしますだが料理の専門知識の ない両にできることは限られていた田中に 注意するにも彼を失えば店の運営が困難に なるという恐怖があった結局両一は我慢 するしかなかったこの頃から両一は夜中に 目覚めることが多くなった朝の3時4時に 目が覚めて明日の準備や心配事を考えて いるうちに眠れなくなる隣で静かに眠る花 の願顔を見ながら自分が正しい選択をした のかどうか疑問が湧いてきた5ヶ月目食材 費の管理という新たな南大題に直面した一 は区役所代の予算管理の経験を生かそうと したが生食品の世界は予想以上に複雑だっ た野菜の価格は天候に左右され魚の値段は 魚格量によって大きく変動した両一は効率 を求めて大量仕入れを試みたうどん用の 小麦粉1度に50km天ぷら用の野菜を1 週間分まとめて購入したしかし実際の消費 量は計算通りにはいかなかった雨の日は 客足が落ち暑い日は冷たいメニューが好ま れる両一の気上の計算と現実の間には 大きな隔たりがあったまた大根を5本も 捨てることになってしまった花は申し訳 なさそうに両一に報告した週末の手伝いで 食材管理を任されていた花は廃棄の多さに 心を痛めていた仕方ないよまだ慣れてい ないからね両一は強がって見せたが内心で は困惑していた廃棄される食材の分だけ 利益が減っていくこの計算の古いは想像 以上に経営を圧迫していた市場での仕入れ も両には難しい作業だった築地市場の 中ろし業者との付き合いは長年の信頼関係 で成り立っており心山の領は良い条件で 仕入れることができなかったベテランの 天手たちは季節の変わり目を見極めて 仕入れる量を調整したり健康の変化を予測 して価格交渉をしたりしていたそのような ノーハウは一丁一隻で身につくものでは なかったある雨の日両一は市場で失敗をし た天ぷラ用のエビを大量に仕入れたがその 日は客足が極端に少なくほとんどのエビを 廃棄することになった3万円分のエビが 無駄になった時両一は初めて経営の厳しさ を実感した接客スタッフの問題も深刻化し ていた山田さんは責任感のある女性だった が週4日の勤務では忙しい時間帯をカバー しきれなかった佐藤君は若くて覚えも 早かったが友人との約束や急な体調不良で 休むことが多かった店長すみません明日は 高校の同窓会があるので休ませてください 来週の土曜日彼女とデートの約束があるの で風を引いたみたいで声が出ませんその度 に両一は頭を下げて代理を探すか自分で 接客をすることになった新しいスタッフを 野党にも時給900円という条件では応募 者は少なく来てくれる人も長続きしなかっ た両一は人材紹介会社にも相談してみたが 飲食業の離職率の高さと給与条件の厳しさ からなかなか良い人材を紹介してもらえ なかったもう少し時給を上げていただけれ ばと担当者に言われたが現在の売上では 困難だったある忙しい土曜日山田さんも 佐藤君も休みで両一と花だけで店を 切り盛りすることになった慣れない花は 注文を取り間違えたりお釣りを間違えたり してお客様に迷惑をかけてしまったすみ ません注文は駆けうどんでしたっけ狐 うどんでしたっけ花は困惑していた掛けう うどんです急いでいるので客は苛立ちを 隠せなかった両一は厨房から飛び出して 謝罪したがその間に他の客の料理が焦げて しまったその日は散々な1日で売上も期待 していたほど上がらなかった6ヶ月目両一 は深刻な問題に気づいた月々の売上が固定 費を下回り始めたのだ家賃に10万円人件 費140万円高熱費3万円食材費約 20万円合計で月83万円の支出に対し 売上は75万円だった毎月8万円の赤字と いう現実が両一の前に立ちかった両一は夜 遅くまで帳簿と睨めっこしたを削れば収支 が合うのか食材費を削れば味が落ちる人件 費を削れば運営が困難になる家賃は契約上 変更できない高熱費もこれ以上の節約は 難しいどうすればいいんだ両一は1人焼い た40年間安定した給料に慣れ親しんでき た男にとって日々の売上に左右される生活 は精神的に重だった両一は経営の本を 買い込んで勉強を始めた飲食店経営の基本 小さな店の大きな利益赤字店舗の立て直し 方など10冊以上の本を読みさったしかし 本に書かれている理論と現実の間には 大きなギャップがあった本では客単価を 上げる回転率を向上させる減価率を下げる といった解決策が書かれていたがどれも 実行するのは容易ではなかった客単価を 上げるためにメニューの価格を上げれば客 離れが加速する恐れがあった回転率を 上げるために客席を増やせば狭くて居心地 の悪い店になってしまう変化率を下げる ために食材の質を落とせば味が悪くなって 評判が落ちる全てが事連魔だったこの頃 から両一の表情に疲労の色が濃くなった朝 早くから夜遅くまで店にいるため睡眠時間 は削られ食事も不規則になった花も心配し ていたが両一は大丈夫だと言い張った少し お休みになったらいかがですか花は優しく 提案した今が少年場なんだここで手を抜い たらせっかくの努力が無駄になる両一の 答えは片くだったしかし体は正直だった 階段を登るのが辛くなり集中力も続かなく なったある日店で倒れそうになり山田さん に支えられたこともあった店長大丈夫です か顔色が悪いですよ山田さんは心配そうに 行ったちょっと立ちくらみがしただけです 心配いりません両一は強がったが内心では 不安だった7ヶ月目ついに両一は重大な 決断を迫られたこのまま赤字を続けるわけ にはいかない貯蓄はすでに半分以上を 使い果たしていた何らかの対策を講じ なければ年内に資金がそこをついてしまう 両一はまず田中との話し合いを決意した これ以上の無断決まると率直に伝える つもりだった田中さんお話がありますある 日の夕方両一は田中を呼び出した何 でしょうか田中の表情は曇っていた最近の 勤務態度についてですがお客様にもご迷惑 をおかけしています何か問題があるのでし たら相談に乗りますが田中は少し考えて から口を開いた実はか内の病気が悪化して いまして介護が必要な状態で時々病院に 突き添わなければならないんです両一は 驚いた田中にそのような事情があるとは 知らなかったそれは大変ですねなぜ早く 相談してくれなかったのですかお店も大変 な時期だと思いましたのででも正直な ところこの給料ではかなりの医療費を賄う のが厳しくて田中の声は沈んでいた他の店 からもお話をいいているんです時給 1200円でしかもシフトの融ズも効く そうです両一は愕然とした田中を失えば店 の運営は不可能になるしかし給料を上げる 余裕は全くなかった時給1200円という ことは月収にして36万円現在の30万円 から6万円の増額は今の店の状況では無理 だった少し時間をください何とか考えてみ ます両一は苦しい答えしかできなかった その夜両一は花と深刻な話し合いをした 田中さんを引き止めるには給料を上げる しかないでも今の状況では無理だ他の料理 人を探すという選択肢はないのですが花は 控えめに提案した経験豊富で信頼できる人 を見つけるのは困難だよそれに安い給料で 来てくれる人がいたとしても技術的に不安 だ同一は田中のような熟連の価値を痛して いた彼の作るうどんは確実においしくお客 様からの苦情もなかった新しい料理人を 雇ったとして同じレベルの技術を期待 できるだろうか2人は遅くまで話し合った が明確な解決策は見つからなかった両一は 何度も計算し直したがどうやっても田中の 希望する給料を支払う余裕はなかった 田中から退職の申し出があった申し訳 ございません家庭の事情でどうしても転職 しなければならなくなりました領死に 引き止めようとした給料のことは何とか 検討しますもう少し待ってもらえませんか ありがたいお言葉ですがもう決めてしまい ました来月末で辞めさせていただきます 田中の決意は固く両一は諦めるしかなかっ た30年の経験を持つ職人を失うという ことの重大さを両一は思い知った新しい 料理人探しは困難を極めたハローワークに 求人を出しても応募者はほとんどいなかっ たたまに面接に来る人も経験が浅かったり 条件が合わなかったりした1人目の応募者 は20代の若い男性だったがうどんを作っ た経験がなく基本的な和食の知識もしかっ た勉強しますのでと言ったが客商売の店で 勉強をさせるわけにはいかなかった2人目 は50代の女性で家庭料理の経験は豊富 だったが商業用の大量調理は未経験だった 気作を頼んでみたが1人前作るのに30分 もかかりとても商売にならなかった3人目 は元ラーメン店の天手だったがうどんと ラーメンは似ているようで全く違うという ことが分かったラーメンの濃厚なスープに なれた彼が作るうどんの出汁はどうしても 味が濃すぎた8ヶ月目ようやく新しい料理 人が見つかった30代の男性で以前は ファミリーレストランで働いていたという うどん専門の経験はなかったが和食の基本 は理解していた給料は田中より5万円安い 25万円で合意した新しい料理人の佐々は 真面目で努力家だった田中から引き継ぎを 受ける期間は短かったが必死にメモを取り 技術を覚えようとしていたしかし30年の 経験の差は一丁一隻ではうまらなかった 佐々木の作るうどんは決してまずくは なかったしかし田中の作るうどんと比べる と明らかに差があった出汁の取り方が雑で 深みにかけていた麺の茹で加減も一定せず 時には腰が足りなかったり逆に硬すぎたり した天ぷらの衣も重く見た目も美しくない 味が落ちましたね常連客からの指摘が 相ついだ前の料理人さんはどうされたん ですか領は平謝りするしかなかった申し訳 ございません新しい料理人が慣れるまで もう少しお時間をくださいしかし客の足は 確実に遠いていった1日の客数は再生期の 半分以下に減った売上も月後10万円を 切るようになった常連客の中にはしばらく 様子を見てから来ますと言って足を 遠ざける人もいた両一は佐々に個人的に 料理の指導をすることにした閉店後2人で の凝って出汁の取り方を練習したり麺の 茹で方を確認したりした佐々も努力してい たがなかなか改善されなかったすみません なかなか思うように行かなくて佐々木は 申し訳なさそうに言ったいえ一生懸命やっ てくれているのは分かります時間をかけて 覚えていきましょう両一ははげましたが 内心では焦っていたこの頃両一は友人のの 店を訪れることが多くなった同じ飲食業を 営む仰木の経験談を聞いて何かヒントを得 られないかと思ったからだった料理人の 交代は確かに大変だったよ青木は焼き鳥を 焼きながら行った俺の店でも以前メインの 料理人がやめた時は客足が半分になったで も時間をかけて新しい人を育ててなんとか 持ち直したけどねどのくらい時間がかかり ましたか両一は真剣に尋ねた半年から1年 はかかったかなその間は本当に苦しかった 売上も落ちるし常連さんからはおしりを 受けるし青木は2が笑いしたでも両一君の 場合は少し状況が違うんじゃないかどう いうことですか俺の店は居酒屋だから料理 の質が多少落ちても雰囲気や接客でカバー できる部分があるでもうど門点は味が全て だろうそこで妥協したら存在意義が なくなってしまう青きの言葉は的確だった うどん屋料理の専門店でありで勝負する店 だったその肝心の味が落ちてしまってはお 客様に来てもらう理由がなくなってしまう 9ヶ月目両一はついに禁事に手を出した 友人からの借金であるまず吉田に相談した 実は店の運営資金が厳しくて一時的に借り られないだろうか吉田は困った表情を見せ た要一大丈夫なのか無理をしているんじゃ ないか大丈夫だ一時的な資金繰りの問題だ から必ず返すよ領詳しい事情を説明した 料理人の交代による売上の落ち込み固定費 の思い負担そして迫りくる資金不足吉田は 真剣に聞いていたが表情はしかった分かっ た50万円なら何とかなるでも両一もし 本当に厳しいなら早めに見切りをつける ことも大切だぞ見切りをつけるって店を 畳むということですかそうだ傷が浅いうち に撤退することも経営者としての大切な 判断だ俺も最初の店は失敗してすぐに畳ん だからね両一は吉田の言葉にショックを 受けた吉田が失敗の経験を持っていること を初めて知った失敗したって聞いていませ んでした言わなかっただけさ最初に開いた コンビニは立チが悪くて3ヶ月で畳んだで も早めに決断したから損失は最小限で住ん だそのおかげで2回目のチャレンジができ たんだ両一は感謝の気持ちを表しながらも 吉田の言葉が胸に刺さった見切りをつける という選択肢は考えたくなかったまだ1年 も経っていないのに諦めるのは早すぎるの ではないか青きからも30万円を借りる ことができたしかし2人とも両一の状況を 心配している様子だった特に青木は飲食業 の厳しさを知っているだけに両一の楽観的 な見通しに疑問を持っているようだった一 正直に言うが君は飲食業を甘くみすぎて いる青木は真剣な表情で言った料理人1人 交代しただけで売上が半分になるような 業界なんだそして1度落ちた売上を回復さ せるのは店を新規で立ち上げるより難しい でも佐々木さんも慣れてきていますし きっと持ち直します両一は必死に反論した 終わって欲しいと思うよでも現実は厳しい ぞお客さんは1度離れるとなかなか戻って こない特に味が落ちたという印象を持た れると回復は困難だしかし80万円の借金 をしても根本的な問題の解決にはなら なかった売上の低名は続き々の赤字は拡大 していく一方だった借りたお金も2ヶ月 ほどでそこをついてしまった10ヶ月両一 はより深刻な選択を迫られた消費者金融 からの借入れである銀行からの有資は審査 が厳しく個人事業種として実績の乏しい領 には困難だった何度か銀行に相談に行った が担保が不足している事業計画が甘い返済 の見込みが立たないといった理由で断られ ていた消費者金融の事務所は駅前の雑居 ビルの山骸にあった両一は何度も足を向け ては引き返していたがついにを決して扉を 開いた薄ぐ暗い廊下を歩き小さな看板を 見つけて中に入ったいらっしゃいませご 勇志のご相談でしょうか若い男性職員が 親切に対応してくれたはい事業資金として 100万円ほど両一の声は震えていた審査 は思ったより簡単だった身分証明書と収入 証明そして店舗の写真を提出しただけで その日のうちに勇視が決まった金利は年利 18%量は高いと思ったが他に選択肢が なかった毎月5万円ずつの返済になります 職員は説明した元本と利息を合わせて2 年間で関西予定です両一は契約書にサイン した字が震えているのが分かったがもう 後戻りはできなかった100万円という 現金を手にした時一時的な安心感を覚えた が同時に重い責任も感じていたこれで最後 にしなければならないこの借金のことは花 には内緒にした心配をかけたくなかったし 自分1人でな何とかできると信じていた しかし嘘をつくことの罪悪感が両一の心を さらに重くした夜花が今日は疲れている ようですねと声をかけてくれる時両一は 本当のことを言いたい気持ちになった しかしこれ以上心配をかけるわけにはいか なかった少し忙しくてでも大丈夫だよ両一 は笑顔を作ったがそれが本当にからかった しかし100万円の資金投入も一時しのぎ に過ぎなかった売上の根本的な改善が なければいずれ同じ状況に陥ることは 明らかだった両一はマーケティングの重要 性をようやく理解し始めたが時すでに恐し だった両一は必死に集客の方法を考えた インターネットで調べてチラシの配布割引 の発行近隣企業への営業など思いつく限り の施策を試したしかし全て中途半端な結果 に終わった白しは印刷台だけで5万円 かかったが目に見える効果はなかった近所 の住宅にポスティングをしたが反応皆に 等しかった両一は深夜まで1件1件回った が翌日の来却数に変化はなかった割引き権 も同様だった平日限定うどん全品50円 引きという件を作って配ったが利用者は 少なく利用されても利益率が下がるだけ だった元々安い価格設定だったため50円 引きにするとほとんど利益が残らなかった 近隣企業への営業はさらに屈辱的だった 両一はスーツを着てオフィスビデルを一件 1件回ったお昼のお弁当デリバリーは いかがでしょうかと営業したがほとんどの 会社で門前払いされたうちはもう出入りの 業者が決まってますのでお昼は社員食堂が ありますから申し訳ございませんが両一は 何度も頭を下げたが契約を取ることはでき なかった62歳の元公務員が営業で 飛び込み訪問をする姿を想像したことが あっただろうか 11ヶ月目両一はわにもすがる思いで様々 な試作を試したランチセットの導入夜の 居酒屋営業出前サービスの開始しかしどれ も人手不足と資金不足で十分に展開でき なかったランチセットはうどんおにぎり+ 小バチで600円という価格設定にした 近隣のサラリーマンには好評だったが利益 率が極めて低かった材料費だけで400円 かかり人件費や高熱費を考えるとほとんど 利益が残らなかった忙しさの割に売上には 貢献しなかった夜の居酒屋営業はさらに 複雑だった昼はうどんや夜は居酒屋という 業体ではお客様が混乱したここは何の店 ですかと聞かれることも多かったまた夜の 営業のために種類の免許を取得したり追加 の食材を仕入れたりする必要があり初期 投資が重んだ夜の客草も昼とは全く違った 酔っ払いが大声で騒いだり料理にクレーム をつけたりすることもあった領は酒を飲む 客の扱いに慣れておらずトラブルになる こともあったこの焼き鳥焼きすぎじゃない か酔った客に絡まれた時両一はどう対応し ていいか分からなかった申し訳ございませ んすぐに作り直します作り直すって時間が かかるじゃないか酒がまずくなるそのよう な客とのやり取りで両は疲れ果てた昼の うどん屋としての優しい客草とは正反対の 世界だった手前サービスは最も失敗した 施策だった配達員を雇う余裕がないため 両一自身が配達に回ったしかし配達に行っ ている間は店を開けることになりその間に 来た客を逃してしまったまた交通事故の リスクもあり保険料も増加したある日配達 から戻ると店の前で3人の客が待っていた すみません配達に行っていまして両一は息 を切らして謝ったもういいです他の店に 行きます客は不幻想に去っていった両一は 愕然とした配達で300円の利益を得る ために店で1000円の売上を失って しまった本末店頭だった年末が近づく頃 両一の心身は限界に達していた体重は 10km近く減り白発も目立つようになっ た夜は眠れず昼間もぼんやりとしている ことが多くなった手も時々震えるように なり自王角のも困難になった花も夫の変化 に気づいていたお疲れのようですが大丈夫 ですかああ大丈夫だ年末は忙しいからね 両一は強がったが声に力がなかった 実際には年末だからと言って売上が上がる わけではなくむしろ客足は減っていた12 月のある日消費者金融から最初の返済特の 電話がかかってきた石川様今月分のお 支払いが確認できておりませんが両一は 慌てて確認すると確かに返済日を過ぎてい た売上の管理で精一杯で借金の返済 スケジュールまで頭が回らなくなっていた 申し訳ございませんすぐにお支払いします 両一は急いで銀行に向かい5万円を 振り込んだしかしこの時点で店の運転資金 はほぼそこをついていた手元に残った現金 は10万円ほどしかなく来月の家賃を 払えるかどうかも怪しい状況だったその夜 両一は1人に残って真剣に考えたこのまま では来月には確実に破綻する何か打い策は ないだろうかしかしどれだけ考えても妙案 は浮かばなかった売上を劇的に改善する 方法はない固定費を大幅に削減する方法も ない追加の借入れも困難だ残された選択肢 は店を畳むことだけのように思えたしかし 両一はまだ諦められなかったこれまでに 投入した資金時間努力そして何より花に 対する約束簡単に発揮を上げるわけには いかなかった年が開けても状況は改善し なかったむしろ新年の客足の落ち込みで さらに厳しさが増した1月は1年で最も 売上の落ちる月だと聞いていたが両一の店 にとっては致名的だった正月3日は休業し たがその間も家賃や高熱費の基本料金は 発生していた4日から営業を再開したが客 はほとんど来なかった寒い日が続き人々は 外出を控えているようだった佐々木料理人 も正月明けから様子がおかしかった以前に もましして無口になり仕事への集中力が かけているように見えたある日両一が理由 を尋ねてみた何か心配ごとでもありますか 実は他の店からも声をかけられていまして 佐々木は申し訳なさそうに答えた給料の面 で正直厳しくて両は青ざめた佐々木まで 失えば店の運営は完全に不可能になる しかし給料を上げる余裕は全くなかった 少し時間をもらえませんか何とか検討して みますはいでも長くはお待ちできません 佐々木の答えは冷たかったその日の夜両一 は帳簿と睨めっこしながら絶望的な気持ち になったどう計算しても佐々の給料を 上げる余裕はないむしろ現在の給料を 支払い続けることさえ困難な状況だった 両一は机につっぷして深いため息をついた 回転当初の希望に満ちた日々がまるで夢の ように感じられたあの時の自分はまさか こんな結末が待っているとは想像もしてい なかった窓の外では雪が降り始めていた 白い雪が店の前の歩道を覆い人通りは さらに少なくなった両一は雪を眺めながら 回転当初の記憶を思い出していたあの日 吉田と蒼木が祝いに来てくれたきっと成功 するよと言ってくれた花も頑張りましょう ねと微えんでくれた佐藤君は言いてんです ねと喜んでくれたあの時の温かい雰囲気が 今となっては遠い昔のことのように感じ られた翌朝両一は重い足取りで店に向かっ た今日も客は少ないだろう売上も期待でき ないそれでも店を開けなければならない そんな日々の繰り返しが両一の心を蝕ばん でいた店に着くと佐々がすでに来ていた 珍しく早い出勤だった一が挨拶をすると 佐々木は決意を固めたような表情で 振り返った店長昨日のお話ですが決心が つきました両一の心臓が止まりそうになっ た来月一杯で辞めさせていただきます領は 言葉を失ったついに恐れていた事態が現実 になった引き継ぎはできる限りいたします が新しい職場の都合もありまして両一は何 も言えなかった佐々の決断を責めることは できないむしろこれまでよく頑張ってくれ たと思うべきだったわかりましたお疲れ様 でしたり一はやっとの思いで答えた佐々木 が去った後両一は1人厨房に立ったもう 料理人を雇う余裕もない自分1人で店を 続けるしかないしかし素人の両にどこまで できるだろうかその日の営業は散々だった 1人では注文に応じるのがやっとだった 出汁は薄く麺は茹ですぎ天ぷらっぽいお客 様からの苦情も相ついだいつもと全然違い ますね料理人さんはお休みですかきません 両一は何度も謝ったしかし謝るだけでは 問題は解決しないこのままでは残り少ない 常連客も離れていってしまうだろう1月の 最後の日両一は1日の売上を集計した 2万3000円過去最低の数字だったこれ では高熱費さえ賄えない一は帳房を閉じて 深く頭を縛れたもう限界だったどれだけ 頑張っても状況は改善しないむしろ悪化 する一方だった両一は初めて本気で店を 畳むことを考え始めた外では雪が激しく 降っていた両一は窓の外を眺めながら あけぼという天名に込めた希望を思い出し ていた新しい人生の夜明けしかし現実は 夜明けどころか深い闇に向かって進んで いるように感じられた翌日から2月が 始まる両一にとって最も困難な月になるか もしれなかった借金の返済期述は容赦なく 迫ってくる家賃の支払いも待ってくれない そして何よりもう誰も助けてくれる人はい なかった一は店の電気を消して鍵をかけた 雪の中を歩きながら明日からどうすれば いいのか考え続けたしかし答えは見つから なかったただ1つ分かったことはかつて 夢見た成功した経営者という姿がもはや手 の届かない幻想だったということだった2 月の第1周両一はついに現実と向き合わ ざるを得なくなった佐々木がやめた後1人 で店を切り盛りしていたがもはや限界だっ た売上は日に日に減少しついに1日1万円 を切る日も珍しくなくなった家賃に 10万円高熱費消費者金融への返済そして 最低限の生活費どう計算しても収支が合わ なかった その日の夜両一は花と向かい合って座った も隠し通すことはできなかったテーブルの 上には全ての請求書と借用書そして帳簿が 詰まれていた花君に話さなければならない ことがある両一の声は震えていた花は夫の 深刻な表情を見て何かを察したようだった はい実は店の経営が非常に厳しくて両一は 言葉を選びながら話し始めた友人から借金 をしているし消費者金融からも借りている 花の顔が青ざめたどのくらいの金額ですか 友人から80万円消費者金融から 100万円合わせて180万円花は言葉を 失った結婚して35年夫がこれほど重大な 秘密を抱えていたことにショックを受けた なぜ早く相談してくれなかったのですか花 の声は震えていた心配をかけたくなかった 自分で何とかできると思っていた両一は頭 を下げた申し訳ない花は長い間黙っていた そして静かに口を開いた貯金はほとんど 使い果たしました残っているのは50万円 ほどです花は深いため息をついた一生を かけて貯めたお金が2年ず出なくなって しまった老後の生活設計は完全に破綻して いたこれからどうするおつもりですか両一 は答えに急した店を続けることはもう無理 だと思う畳むしかない設備や内装費は戻っ てきますかほとんど回収できないでしょう 中古の厨房設備なんて2速3問にしかなり ません2人は深夜まで話し合った現実は 厳しく選択肢は限られていた店を畳めば 借金だけが残るしかし続ければさらに借金 が膨らむ翌朝両一は重い心で店に向かった 営業終了のお知らせという張り紙を書く ためだったしかし店の前に立つと足がすん だ1年と8ヶ月前希望に満ちてオープンし た店を閉めることの重さが改めて胸に迫っ たその日常連客の1人である近所の奥さん が来店した店長さん最近元気がないよう ですが大丈夫ですか両一は作り笑いを 浮かべたありがとうございます少し疲れて いるだけです体だけは大切にしてください ね私たち近所のものにとってこの店はなく てはならない存在ですからその言葉が両一 の心を深くさした自分の失敗でこの人たち の遺恋の場を奪ってしまうのだ2月の中旬 両一はついに閉店のお知らせお店の前に 掲示した長らくご愛子いただきありがとう ございました初犯の事情により2月末日を 持って閉店させていただきますという完潔 な文面だった知らせを見た常連客たちは 驚きと悲しみの声をあげたえ嘘でしょう どうして急に他に移転するんですか両一は 1人1人に頭を下げて事情を説明した体調 を崩したという建前にしたが多くの人が 真実を察しているようだった最後の営業日 である2月28日店には多くの人が別れを 告げに来てくれた吉田と青木も駆けつけて くれた一お疲れ様だった吉田は両一の肩を 叩いたよく頑張ったよすまない借金のこと は必ず両一は謝ろうとしたが吉田は手を 振ったそんなことはいい君の体の方が心配 だ青木も同じような言葉をかけてくれた 2人とも両一を責めるどころかねらって くれたしかしそれが余計に両の心を苦しめ た店を閉めた後の整理は悲惨だった厨房 設備は業者に20万円で引き取ってもらっ たが当初の購入価格の1/にも満たなかっ たテーブルや椅子食器類もほとんど血が つかなかったあけぼの看板を下ろす時両一 は涙を答えることができなかった新しい 人生の夜明けを象徴するはずだった看板が 今は終わりの象徴になってしまった3月 両一と花の新しい生活が始まったと言って もそれは困窮の始まりでもあった両一の 年金は月額14万円夫婦2人の生活費とし ては決して十分ではないがこれまでは貯金 があったので不安はなかったしかし今は その年金の大部分を借金の返済に当て なければならなかった友人への借金は 月々き2万円ずつ返済することにした消費 者金融への返済は月5万円が義務づけられ ていた合わせて7万円の返済で手元に残る のは7万円だけだった2人の生活費として はあまりにも少なかった一は家計簿をつけ て支出を幻格に管理した家賃は団地に移る ことで8万円から5万円に削減した高熱費 は暖房を我慢して月2万円以内に抑えた 食費は1日1000円以内月3万円が限度 だった食卓は劇的に変わった肉や魚は月に 数回の贅沢品になったレインは豆腐卵 もやしキャベツなどの安価な食材だった花 は総育風で料理のバリエーションを 増やそうとしたが限界があったすまない 両一は毎食時に謝った謝らないでください 花は静かに答えた2人で乗り越えましょう しかし花の真獣は複雑だった一生をかけて 気づいた安定した生活が夫の1つの決断で 完全に破綻してしまった恨む気持ちがない と言えば嘘になったしかし同時に夫を支え なければという使命感もあった花は近所の コンビニでパートの仕事を始めた時給 900円週4日1日お時間の勤務で月き 6万円の収入になった60歳を過ぎてから 始めたレジ打ちの仕事は思った以上に大変 だった最新のポスシステムになれるのに 時間がかかったバーコードの読み取り クレジットカードの処理電子マネーの操作 など覚えることが山ほどあった若い店長に 教りながら必死について行こうとしたすみ ませんもう一度教えてください花は何度も 頭を下げた大丈夫ですよ慣れれば簡単です 若い店長は親切だったが花は自分の理解の 遅さに落ち込んだ立ち仕事もからかった1 日お時間経ちっぱなしで足がむみ腰がいた んだ家に帰ると疲れ果て両に弱根を吐き たくなることもあったしかし家計を支える ためには必要な仕事だった洋一も黙ってみ ているわけにはいかなかったプライドを 捨てて清掃のアルバイトを始めた早朝5時 から8時までオフィスビルの清掃をする 仕事だった時給850円月き約4万円の 収入になった元役所の課長補佐がモップと 掃除機を持ってオフィスを回る40年間で スクワークをしていた両一にとって肉体 労働は想像以上にからかった初日両一は 掃除の仕方が分からず班長に怒られた石川 さんそんなんじゃだめですもっと住々まで 丁寧に50代の女性班長は両一よりとし だったが清掃のプロとしての厳しさがあっ た両一は素直に教えを受けたはい申し訳 ございません窓吹き床の掃除機掛けゴミ箱 の回収トイレ掃除どれも初めての経験だっ た特にトイレ掃除は最初は吐き家気を催す ほどからかったしかし慣れてくると綺麗に なった時の達成感もあった同僚の清掃員 たちは両一の経歴を知らなかったどちらの 出身ですかと聞かれてもこの辺りですと 曖昧に答えた元公務員だとか元事業主だと か言う必要はなかったしかし時々同僚の 会話を聞いていると心がいたんだうちの 息子を区役所に就職したのよ安定してて いいわよね公務員は老後も安心よね年金も しっかりもらえるし両一は黙って聞いてい たかつての自分がいかに恵まれていたか 改めて実感した生活が苦しくなると人間 関係にも変化が生じた近所の人たちとの 付き合いは自然と疎遠になった経済的な 余裕がないため観総裁への参加も控える ようになった町内会の飲み会なども欠席 することが多くなった子供たちとの関係も 変わったケ太とみ崎には店を閉めたことは 伝えたが借金の詳細は話していなかった しかし両親の生活が苦しくなったことは 察しているようだったお父さんお母さん 何か手伝えることはありませんか賢太は 心配層に尋ねた大丈夫だよ心配いらない 両一は強がったしかし実際には援助が 欲しかった健太は勝者で年収800万円 ほどあったしみ先も教師として安定した 収入があったでも子供たちにも住宅老音や 教育費があり親を支援する余裕は限られて いた両一は子供たちに負担をかけたく なかった自分の失敗の責任を子供たちに 押し付けるわけにはいかないそう思って 援助を求めることはなかった夏が来ても 両一たちの生活は楽にならなかったむしろ 暑さで高熱費が増加しさらに厳しくなった エアコンを使うことができず扇風機だけで 暑さをしいだ花は熱中症で倒れそうになっ たことがあったコンビニでの勤務中に 立ちくらみを起こし救急車を呼ばれそうに なった大丈夫ですちょっと疲れていただけ です花は必死に断った救急車など呼ばれ たら医療費がかかってしまうしかし店長は 心配してその日は相対させてくれた無理を しないでくださいねと優しく言われ花は涙 が出走になった両一の清掃の仕事も夏は 一層辛くなった早朝とはいえすでに気温は 高く柔労働で汗だになった着替えのシャツ を自散するようになったが洗濯もバカに ならなかったある日清掃中に元に出会って しまった区役所時代の部下だった田村と いう職員が残業で遅くまで働いていたあ 石川さん田村は驚いた表情を見せた領一は 清掃用具を持ったまま立ち尽くしたどう 説明していいかわからなかったお疲れ様 です両一は軽く餌釈した田村は状況を理解 したようだったお疲れ様ですお体を大切に と言ってそれ以上は何も聞かなかった しかしその後の清掃作業で両一の手は震え ていたプライドがズタズタに引き裂かれた 気分だった消費者金融からの特も厳しく なった最初は丁寧な電話だったがだんだん ご調が厳しくなってきた石川様今月も遅れ ておりますがいつ支払いいただけます でしょうか申し訳ございません今月末には 必ず両一は平謝りしたしかし実際には返済 が困難な月もあったアルバイト収入と年金 を合わせても月々き17万円程度そこから 生活費と借金の返済を差し引くとほとんど 残らなかった特速の電話は自宅にもかかっ てくるようになった花が出ることもあった 石川両一様はいらっしゃいますでしょうか 少々お待ちください花は夫を呼んだがその 度に心が重くなった両一は電話に出るのが 怖くなった知らない番号からの着信には出 なくなったしかしそれでは根本的な解決に ならない秋になってついに消費者金融の 担当者が自宅を訪問してきた石川様お 忙しいところをそれ入りますスーツを着た 若い男性が玄関先に立っていた は年ございません家計が苦しくて情は察したします契約は契約ですので担当者の調は丁寧だがむを言わせない迫力があった割でも構いませんので何らかの 計画を建てだけませんでしょうか両一は家計簿を見せて現在の収支を説明した 担当者は内容を確認ししばらく考えてから 言った月3万円でしたらいかがでしょうか 期間は延長されますが両地は計算した月 3万円なら何とかなるかもしれないわかり ましたそうさせてください契約内容が変更 され返済期間は3年半に延長された同編済 額は増加したが月々の負担は軽減された しかしそれでも生活は楽にならなかった月 3万円の返済に加え友人への返済2万円 合わせて5万円の返済で手元に残るのは 12万円2人の老夫婦の生活費としては やはり厳しかった冬が来ると暖房費の問題 が深刻になったガス台を節約するため暖房 の仕様を最小限に抑えた厚木をしてゆタポ を使って寒さをしいだ寒いですね花は息を 白くしながら行ったもう少しが我慢しよう 両一は申し訳なさそうに答えた風を引けば 医療費がかかるそのリスクを考えると多少 の暖房費は必要だったがそれさえ惜しい 状況だった一は図書館で時間を過ごすこと が多くなった暖房が効いていて温かく無料 で本も読める清掃の仕事が終わった後図書 館に通うのが日家になった図書館では経営 やビジネスに関する本を読んだなぜ自分の 事業が失敗したのか理解しようとした読書 を通して自分がいかに無知だったかを 思い知ったマーケティング財務管理人事 管理顧客サービスどれも理論として知って いるつもりだったが実際には全く理解して いなかった飲食業の特殊性競合分析の重要 性日致の選定方法全てを甘く見ていた もっと早く勉強していれば両は後悔した しかし時は戻らない図書館で知り合った同 年代の男性と話をすることもあったお仕事 は何をされていたんですか公務員でした 定年後に飲食店を始めたんですが失敗し まして両一は正直に答えたそうですか今は 厳しい時代ですからね男性は同場してくれ た私も最終職で苦労しています同じような 教遇の人がいることが少しだけ慰めになっ た年が開けて両の生活はさらに厳しくなっ た花のパート先であるコンビニが閉店する ことになったのだ近くに大型ショッピング モールができ客が激減したためだった 申し訳ございませんできるだけ長く続け たかったのですが店長は申し訳なさそうに 説明した花は新しいパート先を探したが 61歳という年齢がネックになった面接を 受けてもう少しは解放と断られることが 多かった年齢で差別するのは違法じゃない の花は噴害した建前上はそうですが現実は 厳しいですね両も同感だったようやく 見つけた新しいパート先は老人ホームの 清掃員だった時給800円週3日のキング で月収は約3万円に減少した老人ホームで の仕事はコンビニより体力的に厳しかった 車椅子の掃除ベッドメイキング廊下の正式 など腰に負担のかかる作業が多かった きついですか同僚のパートの女性が心配し てくれた大丈夫です慣れれば花は強がった が毎日要通に悩まされた両一の清掃の仕事 も契約更新の際に条件が悪化した時給が 850円から800円に下がり勤務日数も 週4日に減らされた月収は3万円程度に なった申し訳ないんですが予算の関係で 清掃会社の担当者は申し訳なさそうに説明 したは反論することもできなかったこの 年齢で他の仕事を見つけるのは困難だった 収入が減ったわけ生活はさらに切り詰め なければならなかった食費は1日後以内に 抑えたほとんど野菜と炭水化物だけの食事 になった両は体重がさらに減り頬がこけて きた花も疲労で顔色が悪くなった2人とも 吹け込んで実より10歳ほど吹けて見える ようになったある日町で元の山田に出会っ た山田は両一の変わり果てた姿に驚いた 石川さんお元気でしたかええおかげ様で 両一は作り笑いを浮かべたお痩せになり ましたねお体は大丈夫ですか少し忙しくて 大丈夫です 山田は心配層に両一を見つめていたがそれ 以上は聞かなかった別れた後両一は自分の 惨じめさを痛感したかつての同僚は年金 生活を楽しんでいるだろう旅行に行ったり 趣味を楽しんだり孫ご遊んだりそんな普通 の老語生活を自分は手放してしまった春に なって吉田から連絡があった借金の件で 相談があるという両一体調はどうだ吉田は 久しぶりにあった両一の変化に驚いた まあまあですり一は元気なふりをした実は 借金のことなんだが吉田は切り出した無理 に返さなくてもいいよ両一は驚いたそんな わけにはいきません ゆうんだが君の体の方が心配だお金のこと で無理をして体を壊したら元もない吉田の 優しさが両一には重だった必ず返します 時間はかかりますが分かったでも無理は するなよ吉田は本当に良い友人だった しかしだからこそ借金が重になった本を急 で返すような気分だった青きとも同様の 会話をした彼も借金の返済を急がなくて いいと言ってくれたしかし両一はどうして も返したかった友情にあを描くわけには いかなかった夏が過ぎ再び秋が来ても両一 たちの状況は改善しなかったむしろ年齢を 重ねるごとに体力が衰え仕事が辛くなって いった 両一は時々あの雨の夜を思い出した事業を 始める前のあの運命的な夜もしあの時別の 選択をしていたらもし花の忠告に耳を傾け ていたらもし友人たちの成功団を冷静に 分析していたらしかし時は戻らない現実は 変わらない残された道はこの困窮の中で 生きていくことだけだったアルバン領は 日記を書き始めた私は人生最大の掛けに 破れた退職金と一緒の貯蓄そして花との 安定した老語の全てをかけてそして負けた 飲食業は私が思っていたほど甘くはなかっ たお客様の心を掴むこと安定した品質を 保つこと効率的な経営をすること全てが 想像以上に困難だった私は情熱さえあれば 成功できると信じていたしかし情熱だけで は足りなかった知識経験市場の理解そして 何より現実を見据える冷静さが必要だった 今私たちは借金を抱え老後の計画は完全に 破綻した花にも多大な迷惑をかけている しかし不思議なことに私たちの絆は以前 より強くなったように感じる困難な状況だ からこそお互いの存在の大切さが分かる 温かい食事を分け合える幸せ屋根のある家 で安心して眠れる幸せ当たり前だと思って いたことが実はとても貴重だったのだ私は あけぼという名前に新しい人生の夜明けの 意味を込めたしかしその夜明けは来なかっ た代わりに長い夜が続いているそれでも花 と一緒にいる限り希望を失うわけにはいか ない借金はいつか返済し失素でも平穏な 日々を取り戻したいそれが今の私のさやか な願いである 両一は日記を閉じて隣で眠る花の願顔を 見つめたシは増えたが穏やかな表情だった この人を守らなければならないそのため ならどんな苦労も耐えられる外では雨が 降り始めていたあの夜と同じような雨だっ たしかし今度は終わりの雨ではなく新しい 日々への雨のように思えた借金の関西まで まだ数年かかるだろうしかし1日1日を 大切に生きていけばいつかはその日が来る 両一はそう信じて目を閉じた明日もまた 厳しい1日が待っているしかし花と一緒 ならきっと乗り越えられるそれだけが両一 の支えだった希望という言葉はもう両一の 辞書にはなかったしかし諦めないという 言葉は残っていたそれが彼らの新しい人生 の指針だった3年後の春両一は70歳に なった借金はまだ半分ほど残っていたが 健康だけは何とか保っていた花も64歳に なり老人ホームでの仕事を続けていた2人 の生活は相変わらず厳しかったが以前ほど 絶望的ではなくなっていた慣れというのは 恐ろしいもので失素な生活が当たり前に なっていたある日花が仕事から帰ってきて いった今日利用者の方からありがとうと 言われましたそれは良かったね領だお金に はならないけれど人の役に立てていると いう実感があります両一も同じような 気持ちだった清掃の仕事は決して楽では ないが綺麗になったオフィスを見ると 小さな達成感があった2人は失素な夕食を 食べながら今日1日の出来事を話した 大きな変化のない平凡な会話はしかしその 平凡さが今では貴重に思えた明日は雨の 予報ですね花が天気予報を見ながら行った そうだね体に気をつけよう両一は返した 何気ない会話だったがお互いを気遣う 気持ちが込められていた若い頃はこのよう な些細な会話の価値が分からなかった栄光 や名誉お金といったものばかり追い求めて いたしかし今は違う毎日を無事に過ごし花 と一緒に夕食を食べられることが何よりも 大切に思えた4年目の冬両一に小さな変化 が訪れた清掃会社の繁長から新人の指導を 任されるようになったのだ石川さん真面目 で丁寧だから新人の教育をお願いします 両一は戸惑った私なんかでいいんでしょう か大丈夫です石川さんなら優しく教えて くれるでしょう新人は20代の若い男性 だった失業が続いてようやく見つけた仕事 だという洋一は自分の経験を思い出し ながら丁寧に指導した最初は大変ですが 慣れれば大丈夫ですありがとうございます よろしくお願いします若い男性の真剣な マ志しを見て両一は自分の役割を見つけた ような気がした誰かの役に立てるそれは 小さなことかもしれないが意味のあること だった花の方も老人ホームで頼りにされる ようになっていた利用者の家族から感謝の 手紙をもらったこともあったお母さんが いつも花さんは優しいと言っています ありがとうございます花はその手紙を大切 に保管していた給料は安くてもやりがいは あった5年目の春両一は1つの区切りを 迎えた友人への借金を関西したのだ月 2万円ずつ5年間には経って返済を続けた 結果だった吉田と青木に関西の報告をした 時2人は心から喜んでくれたよく頑張った な両一吉田は両一の手を握ったこれで少し は楽になるだろう青木も笑顔を見せた両一 は深く頭を下げた長い間ご迷惑をおかけし ました何を言ってるんだ友達だろう吉田は 照レ草そうに言った友人たちの変わらない 友情が両一の心を温めたお金を貸してくれ ただけでなく見下すことなく接してくれた 本当の友達とはこういうものなのだろう 消費者金融への返済もあと1年半で完了 する予定だった月3万円の返済は続いてい たが以前ほど主ではなくなっていた慣れと は恐ろしいもので苦しい生活も日常になっ ていた6年目の夏領は思いがけない知らせ を受けた清掃会社から正社員として雇用し たいという申し出があったのだ石川さんの 真面目な仕事ぶりを評価しています会社の 担当者は説明した給料は月15万円になり ます両地は驚いた時給800円のパート から月95万円の正社員大幅な対遇改善 だった私のような年齢でも大丈夫でしょう かむしろその年齢での責任感と経験を買っ ています両一は即座に承諾した68歳での 正社員雇用普通なら考えられないことだっ た正社員になったことで収入は大幅に改善 した両一の月収15万円と花のパート収入 3万円そして年金14万円を合わせて月収 は32万円になった消費者金融への返済 3万円を差し引いても29万円が手元に 残る計算だった初めて生活に余裕が生まれ た食事の内容も少しずつ改善された週に 1度は肉料理を食べられるようになった 暖房費も気にせず使えるようになった久し ぶりに豚肉ですね花は嬉しそうに料理を 作ったたまにはいいだろう領も笑顔だった しかし贅沢をするつもりはなかった長年の 節約生活でお金の価値がよくは買っていた 余った分は少しずつ貯金に回した7年目の 春ついに消費者金融への返済が完了した 最後の3万円を振り込んだ時両一は深い アンドを感じた7年間重くのしか買かって いた借金がなくなったやっと終わったね花 は両一の手を握った長かったね両一は涙軍 だ7年間の返済総額は252万円だった 当初の借入れ100万円に対して利息だけ で152万円も支払ったことになる改めて 借金の恐ろしさを実感した借金がなくなっ たことで月々の収入全てが生活費に使える ようになったと言っても贅沢をするつもり はなかったむしろ将来への備えを始めた 両一はもう70歳になっていた正社員とし て働けるのもあと数年だろうその後は年金 だけの生活になるわずかでも貯蓄を作って おきたかった8年目両一は71歳になった 体力的にも精神的にも限界が近づいている ことを感じていたの仕事は若い頃に比べて 格段に辛くなっていたある日両一は仕事中 に軽い目舞いを起こした同僚が心配して声 をかけてくれた石川さん大丈夫ですか ちょっと立ちくらみが両一は座り込んだ 無理しないでください今日は早めに上がり ましょう両一は病院で検査を受けた特に 大きな病気はなかったが意思から注意を 受けた年齢を考えると無理は禁です体力的 に厳しいお仕事なら見直しを検討された方 がいいでしょう両一は悩んだ確かに体は 辛くなっていたしかし収入がなくなれば 生活が成り立たない年金だけではやはり 厳しかった花と相談した結果両一は勤務 時間を短縮してもらうことにした月給は 10万円に減ったが体への負担は軽くなっ た9年目両一は72歳になった花も69歳 になり老人ホームでの仕事を続けていた 2人とも高齢者と呼ばれる年齢になったが まだ働き続けていたこの頃になると両一の 心境にも変化が生まれていたあの失敗から 9年が経ち怒りやよりも受け入れの気持ち が強くなっていた人生には色々なことが あるものだね両一はしみじみと言ったそう ですねでも私たちは負けませんでした花は 静かに答えた確かに彼らは負けなかった 経済的には大きな損失をったが人間として は成長したお金の価値働くことの意味人間 関係の大切さ多くのことを学んだ領一は 時々あの明けぼの看板を思い出した新しい 人生の夜明けを意味するはずだった看板 結果的には失敗に終わったがあの挑戦が なければ学べなかったこともたくさんあっ た 成功していたら両一はどんな人生を送って いただろうかお金に余裕があり従業員を 雇い地域にね指した天使として尊敬される そんな人生もあったかもしれないしかし 失敗したからこそ得られたものもある謙虚 さ他人への感謝日々の小さな幸せへの 気づき成功していたらこれらを学ぶことは なかっただろう10年目の春両一は73歳 になったついに清掃の仕事を引退すること になった体力的にも限界で会社の方からも 退職を進められた長い間お疲れ様でした 同僚たちが相別会を開いてくれた ありがとうございました皆さんにはお世話 になりました両一は深く頭を下げた8年間 の清掃員生活が終わった決して楽な仕事で はなかったがやりがいはあった何より 働けることの意味を教えてくれた仕事だっ た花も同じ頃老人ホームを退職した60歳 から10年間働き続けたお疲れ様でした 利用者や同僚たちが感謝の言葉をかけて くれた2人とも働くことから引退し本格的 な年金生活が始まった収入は両の年金 14万円だけになったが借金もなくわずか ながら貯蓄もあった失素だが平穏な生活を 送ることができそうだったある日両一は 久しぶりにあけぼがあった場所を訪れた そこには別の店が入っていた若い夫婦が 経営するカフェだった店内は明るくお客 さんも入っていた領は遠くからその店を 眺めたうまくいっているようで良かった 自分ができなかったことをこの若い夫婦は 成し遂げている頑張って両一は心の中で エールを送った11年目の秋両一は重要な 決断をしたこの10年間の経験を何らかの 形で残したいと思ったのだ同じような失敗 をする人を減らしたいそんな気持ちから 小さな文章を書き始めた定年後の企業に ついてというタイトルで自分の経験を率直 に書いた成功団ではなく失敗団だった しかしその中には多くの学びが込められて いた地域のコミュニティセンターでその 文章を小さな察しにして配布した反響は 予想以上に大きかった読ませていただき ましたとても参考になりました実体験に 基づいた貴重な内容ですね多くの人から 感謝の言葉をもらった自分の失敗が少しで も誰かの役に立っているなら意味があった のかもしれない12年目の冬両一は75歳 になったあの事業を始めた時から13年が 経過していたもはや遠い昔のことのように 感じられた体は衰えたが心は平穏だった 借金も関西し花との関係も良好だった子供 たちも時々顔を見せてくれる孫たちも 懐ついてくれている決して裕福ではないが 不幸でもないそんな日々を送っていた ある夜両一は再び日記を描いたあれから 12年が経った長い道のりだった私は人生 最大の失敗をしたしかしその失敗から多く のことを学んだお金の価値働くことの意味 家族の大切さ友情の深さ若い頃の私なら 失敗をはて隠そうとしたかもしれない しかし今は違う失敗も人生の一部だと 受け入れている花は私の失敗に付き合わさ れて苦労をかけたしかし文句1つ言わずに 支えてくれた改めてこの人と結婚して よかったと思う友人たちも変わらず接して くれたお金を貸してくれただけでなく人間 として尊重してくれた本当の友情とはこう いうものなのだろう私の挑戦は失敗に 終わったしかし挑戦したこと自体は後悔し ていない安全な道だけを歩いていたら学べ なかったことがたくさんあるあけぼという 天名に込めた夜明けは来なかったしかし別 の意味での夜明けはあったのかもしれない 人間としての成長価値観の転換本当に大切 なものへの気づき今の私は13年前の私 より貧しいが同時に豊かでもあるお金は 失ったが得たものもたくさんあるこれから の人生がどれだけ残されているかわから ないしかし花と一緒に1日1日を大切に 生きていきたいそれが今の私の願いである 両一は日記を閉じて隣で眠る花の願顔を 見つめたシは深くなったが穏やかな表情は 変わらなかった外では雪が降っていたあの 運命の夜のようにしかし今度は恐怖では なく静寂を感じていた全てを受け入れる 静寂を両一は目を閉じた明日もまた新しい 1日が始まる特別なことは何もない平凡な 1日しかしその平凡さこそが今の両一には 何よりも貴重だった夢を追いかけることも 大切だが現実を受け入れることも同じよう に大切だ領はそれを学んだ高い授業量を 払って学んだ人生最後の大きな学びだった ご視聴いただきありがとうございました この石川両一さんの物語が皆様の心に何か を残すことができたでしょうか人生には 様々な選択がありその結果もまた様々です 成功もあれば失敗もあるしかしどちらも 貴重な経験であり学びの機会なのかもしれ ませんもしこの物語を気に入っていただけ ましたら高評価ボタンを押していただき チャンネル登録もしていただけると嬉しい ですまた次回の動画でお会いできることを 楽しみにしております本日は最後までご 視聴いただきありがとうございました

石川良一さんは、安定した区役所勤務を早期退職し、長年の夢だったうどん店「あけぼの」を開業しました。順風満帆に見えた船出でしたが、やがて経営の厳しさが彼を待ち受けているとは、この時の良一さんは知る由もありませんでした
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昨日、視聴者の方のコメントに書かれたお話を読みました。その内容に、まるで自分自身を見ているような気がして、何度も何度も読み返しました。そして、涙が止まりませんでした😢。
そのお話は悲しくもありましたが、とても美しいものでした。そこには愛情や後悔、そして言葉にできなかった想いが詰まっていました。

私は気づきました。きっと皆さんの中にも、誰にも話せずに抱えている想いや、心の奥にしまっている記憶があるのではないでしょうか?💭💔

だからこそ、どうか私にお話を聞かせてください。私は、あなたの言葉を大切に受け止めます。そして、もしよろしければ、そのお話を動画にして、多くの人に届けたいと思っています📖✨。
もしかしたら、あなたと同じような経験をしている誰かが、そのお話を聞いて救われるかもしれません。

コメントでも、メッセージでも大丈夫です💌。私はいつでもここでお待ちしています。あなたのお話を、心を込めて聞かせてください🙏💕。
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企画・制作
企画者: 田中雅人 (たなか まさと)
プロデューサー: 佐藤美咲 (さとう みさき)

撮影・技術
撮影監督: 山田健太 (やまだ けんた)
カメラマン: 鈴木大輔 (すずき だいすけ)
照明: 伊藤光 (いとう ひかる)

編集・音響
編集者: 高橋麻衣 (たかはし まい)
音響効果: 渡辺悠太 (わたなべ ゆうた)
BGM制作: 中村響 (なかむら ひびき)

ストーリー
脚本家: 小林智美 (こばやし ともみ)
ナレーター: 森川雄一 (もりかわ ゆういち)

デザイン
グラフィックデザイナー: 吉田彩花 (よしだ あやか)
イラストレーター: 松本翔太 (まつもと しょうた)

サポート
アシスタント: 斎藤花音 (さいとう かのん)

この動画の制作にご協力いただいた皆様:

企画・制作: 田中雅人、佐藤美咲
撮影: 山田健太、鈴木大輔
編集: 高橋麻衣
音響: 渡辺悠太、中村響
脚本: 小林智美
ナレーション: 森川雄一
デザイン: 吉田彩花、松本翔太
サポート: 斎藤花音、加藤英明

ご視聴ありがとうございました!

VOICEVOX :青山龍星

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