東京キッドブラザース『ピーターソンの鳥』(映画作品)
※映画『ピーターソンの鳥』挿入曲のダイジェストです。
上映日 1976年1月
上映場所 ABCホール、共立講堂ほか
スタッフ
企画=葛井欣士郎 制作=梶容子、久生実子 原作=皆川博子 脚本・監督=東由多加 撮影=井出情児 作曲=井上尭之、大野克夫、大野真澄 編曲=乾裕樹 作詞=岡本おさみ 録音=櫂の会 編集=太田六敏 助監督=高野良和、上村良之、川野真 編集協力=磯野好司 タイトル=酒井治 制作進行=川田和子、南条隆、菅野晃雄 照明=加藤四郎 美術=二川昭子 記録=薄井正 スチール=高橋秀生、福木昭夫 宣伝美術=P・C・C
キャスト
秋田明大(タカマサ)、坪田直子(ジュン)、吉行晋作(ウェスタン)、国谷扶美子(ケンタッキー)、二見忠男(振付師)、柴田恭兵(ヒロシ)、宇田川泰功(テツ)、小鷹実(ヨシミ)、今関美幸(ユキ)、高橋信幸(ノブ)、伊東佳伊子(ケイコ)、小林勇記(レコード店主)、鰐淵晴子、山口小夜子、落合恵子、大能信幸、長谷川きよし、大野真澄、悠木千帆、前田吟、コスモス・ファクトリー
ソング(作詞 作曲)
「黄昏だけなら生きてもいい」(阿久悠 大野克夫)
「命あるものは樹から落ちた」(岡本おさみ 岩沢弓矢)
「ジュン」(岡本おさみ 井上尭之)
「草の部屋」(坪田直子 坪田直子)
「黒ずんだ象」(岡本おさみ 大野真澄)
「冬の鳥」(坪田直子 下田逸郎)
「ハイウェイの少年」(岡本おさみ 井上尭之)
「ガラスのメビウス」(坪田直子 坪田直子)
「太陽の鉛筆」(岡本おさみ 井上尭之)
「ほし」(岡本おさみ 岩沢弓矢)
「砂の唄」(秋田明大 加藤登紀子)
「あほう鳥」(岡本おさみ 加藤登紀子)
※曲順はレコードより。実際の本編使用順は不明。
なお「砂の唄」「あほう鳥」は同時期に発売されたシングル盤で、歌と語りは秋田明大
東京六本木のレコードショップで突然レコードジャックがおきる。かたっぱしからレコードを抜き取っていく数人の若い男女。その騒ぎの中でタカマサは一人の少女ジュンと知りあう。レコードジャックの少年達が黒いマシーンをきらめかせて暗闇に消えていったあの夜から、すでに二人の内には何かが始まっていたのだ。それが愛だと気づく、ずっと以前から・・・・。
埋立地におびただしい数のモーターバイク。その中にいるテツ、そして少年達。トマトゲーム。冬はもうすぐそこだ。コンクリートの壁に向かって、どれだけすれすれにストップするかを競う危険なゲーム。失敗すれば、押しつぶされたトマトのようにグチャグチャになる。そしてあっけなく死ぬ一人の少年。オートバイのライトが一斉に少年に向けられる。光の中で血が赤く海のようにひろがってゆく。少年の死。原因はタカマサとジュンがその少年のマシーンを借りた為に起きた。他人のモーターバイクにのったためだ。テツ達はそう考える。
雪が降りはじめる。森の中ではライダー達のロックコンサートが行われる。おそいかかる少年達。ヘアピンサーカス。改造銃を握りしめるタカマサ。そしてジュン。一瞬の内の終局。改造銃が暴発し、タカマサは死ぬ。立ち尽すジュン。泣いてはいない。これが最後の冬でもあるかのように雪空に、いっせいに舞い上る野鳥の群れ!ジュンがつぶやく。「・・・・あの鳥達は・・・・ピーターソンの何頁に?」(映画パンフレットより抜粋)